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番の悲しみ…
しおりを挟む「ちょっと 待って…」
セピアが両手で顔を覆う
「ごめんなさい…ちょっと 頭が混乱しちゃって…」
セピアの体がガタガタと震える
「ごめ…ごめんなさい…」
「いや、セピアには、衝撃的な話だったな…
ちょっと、落ち着こう…」
アッシュは、セピアの心中を察する
ライアンには隠したいことがあるとは知っていた…しかし 想像を超える過去に セピアは震えが止まらない…
「私…よく分かんないんだけど…私が産まれたことで ライアンが マリアさんを捨てたってこと…よね」
「いや…セピア…そうじゃない…‼︎」
「そうじゃないって 私が産まれたことで マリアさんは亡くなったってことじゃない‼︎」
「いや…そうじゃないんだ…セピア…
俺が…俺がバカだっただけなんだ…」
ライアンは自分の犯した過去の過ちから、ずっと逃げていた。
このことを、セピアに知られると 確実に悲しませる そして嫌われてしまう…
番に嫌われるのは 神獣にとっては耐え難い恐怖だ…
セピアから、悲しみの涙が流れる
ライアンは 慰めることも ハンカチを差し出すことさえも、セピアにできなかった
セピアが涙を止めたのは時間にして10分ほどであった
しかし、ライアンには、1時間ほどに感じる長さであった
「セピア…この話の続きは今度でもいいのではないか?
君にも整理する時間が必要だろう?」
アッシュは そう提案するがセピアは首を横に振る
「アッシュ様…今 この話の続きを聞かないと 後で モヤモヤしてしまいます
頭の中の整理は 話が全て終わってからします…
ライアン…続けて…」
♫♫♫♫♫
おはようございます~
短い話ですいません!
只今病院中でして 21時にUPします!
すいません
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