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出会い…

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 快晴とはいえ、高度から飛び降りたのだ。


 強風が吹き、リリーラの長い白い髪が 翼のように 大きく広がった。


 落ちる間も リリーラの表情は変わらない
流した涙は風とともに 舞い上がっていった。

 遠くの海をぼんやり見つめながら、リリーラは落ちていく。
 
「呼んでるの。」

 ポツリと 小さな声を出した。

「呼んでるの、行かなきゃ 私を呼んでるの。」

 リリーラの真下に地面が近づいてきた。

 でも、リリーラの顔には怯えも、恐怖もなかった。
 
 地面が数メートルまで近づいた。



 リリーラの体が叩きつけられる瞬間

 ブワッと竜巻のような 強風が吹いた。
 リリーラの体が 地面からフワッと離れる。

 風の壁の間から 手が差し出され リリーラの体ぎゅっと抱きしめた。
 
「やっと呼んでくれた‥」

 キラキラと輝く長い青い髪をもつ男がリリーラを抱きしめながら叫ぶ。

「呼んでくれるのを 待っていた。会いたかった!
 俺の番‼︎」

 リリーラはそっと男を抱きしめると、安心したように目を閉じた。
 



♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫♪♫

毎日 7時 19時に更新予定です
1話あたりな文字数も増やしていく予定です
皆様よろしくお願いいたします
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