アガダ 齋藤さんのこと

高橋松園

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「私って、何なのかしら。」

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  慌てふためいた顔で伊藤警部補が白金病院精神科の一階病棟入り口に駆け込んできた。病院の周りには緊急配備された警察官のパトカーが数台止まり、警官たちが集まって来ていた。

 「もうしわけありません。朝の体操の後、入浴したいと言い出しまして、許可したばかりに逃げられました。」と深々と頭を下げて伊藤に向かい誤っている二人の警官が居た。齋藤 彗神子に付き添っていた警官達である。「誤って済むことか、馬鹿野郎! とにかく現場に連れて行け・・・」と伊藤は言い、二人の警官と共に四階のシャワールームと浴室がある場所に向かった。時刻は朝の九時になっていた。
四階のシャワールーム前には井上若菜看護婦長も居た。井上は本来なら夜勤明けで朝の八時半に引継ぎを終え、家に帰れるはずだった。しかし、この件で警察から事情徴収を受けないといけなくなり、現場で状況説明をしているところだった。井上は、前田医師にも一通り話をしたが前田医師は朝の診察があり、この場に一緒にいることは出来なかった。

「すみません。私が一緒にシャワー室に居なかった為に、齋藤さんに逃げられることになるなんて、何と言ってお詫びしたら良いのか・・・。着替えを取りに行って戻って来た時には、確かに齋藤さんはシャワールームに居ました。姿も見えましたし、返事もしました。それで、着替えを置いて部屋を出たのです。」と井上。

「そうですか。看護婦さんには落ち度はないですよ。安心して下さい。齋藤に逃げられたのは、我々警察の責任です。しかし、こんな高いところからどうやって逃げたんでしょうね。仮に飛び降りたとしたら、正気の沙汰じゃないですよ。」と伊藤。

「そうですね。以前、ここから飛び降りて亡くなった女性が居ました。落ちたら確実に亡くなりますね。」と井上。


「そうなんですか。それは残念なことです。精神科病棟ですからありそうなことですが、こんなに窓に金網を張り巡らせていても、盲点と言うか、あるものですね。ところで、その時に、他に人が居たような気配とかありましたか、それから、齋藤 彗神子に何か変わったところはなかったですか。」と伊藤警部補が訊いた。

「その時には、齋藤さん以外には誰も居なかったです。シャワールームはそんなに広くないですし、磨りガラスで出来ているので他に誰かいれば見えるはずです。齋藤さんに変わったところが無かったか、ということですか・・・」と井上は言い、黙った。

黙っている井上の様子を見て「大丈夫です。気が付いたことは、何でも話して下さい。井上さんが話した内容が齋藤の耳に届くことは無いですから。」と伊藤が言った。

「あの・・・。私は看護婦なので患者さんの病状について軽率なことは申し上げられませんし、ましてや、まだ、前田先生にも話していないことをいくら警察の方と言っても言うわけにはいかないのです。一度、前田先生と話をしてから改めてその件に関してお話しするということはできませんか。」と井上。

「病状的なことなんですか?」と伊藤。

「精神科にいらした患者さんは大概、どこかしら変わっているので・・・。病気なのか、どうなのかを判断するのは先生の仕事ですから。私は何とも申し上げられないのです。」

「わかりました。前田先生は今はどちらにいらしゃいますか。」と伊藤。

「病院にいらしゃいます。今朝、出勤された際に、齋藤さんが逃げた件については報告しました。今は、他の患者さんの診察中です。」と井上。

「少しだけ、三人でお話しする時間を作れそうでしょうか。」と伊藤。

「私は、今日は夜勤明けで非番なのでこの後は開いていますが、先生のスケジュールは予定表を見ないとわからないです。午前中の患者さんのキャンセルがあれば予定が開くかもしれませんが、先生はお忙しい方なので・・・。」と井上。

「とりあえず、連絡を取ってもらっても良いでしょうか。」と伊藤。

「はい。では、前田先生にではなく、スタッフステーションにいる今日の前田先生の担当当番に確認してみます。」と井上は言い自分の携帯でスタッフステーションに電話を掛けた。

「もしもし、井上です。はい。そうなんです。今はまだ、四階のシャワー室前に居ます。それで、警察の方が前田先生と話をする時間を作って欲しいというのですが、この後、空き時間を取れそうですか」と井上は電話に出た誰かに尋ねた。すると、電話の向こうから何かしらの反応があったようで、井上は、携帯を口元から話すと「少しお待ちください。今、調べるそうなので」と小声で伊藤に言った。

「はい、聞いています。」再び、井上は携帯の電話口に口元を戻し、聞き耳を立て携帯の向こう側の相手の話を聞いた。「わかりました。では、今から、前田先生の医務室に向かいます。先生に伝えて下さい。」と井上は言い、「九時半予定の患者さんが少し遅れていて十時になると連絡があったばかりだそうです。良かったですね。ですから、今から三十分くらいなら時間が取れるようなので、急いで前田先生がいる医務室に行きましょう。」と井上は言った。

「わかりました。ありがとうございます。では、急ぎましょう。」と伊藤は井上の話を聞くと急くように井上を連れて医務室に速足で向かった。

病院の外では齋藤 彗神子の痕跡を探そうと警察官達が血眼になり足取りを追っていた。しかし、彗神子の足取りはつかめないままだった。

井上と伊藤の二人は前田がいる一階の医務室に着いた。
井上がドアをノックし「失礼します。」と声を掛け、ドアを開けて先に医務室に入った。そして、後に続き伊藤も部屋に入った。「おはようございます。今朝は大変でしたね」と前田が返事した。「おはようございます。前田先生、すみません。私がきちんと付き添いをしなかった為にこんなことになって、本当に申し訳ありませんでした。」と井上は少し涙声で前田に謝罪した。

「まぁ、まぁ、私に誤っても仕方がないですよ。それより、伊藤警部補と二人で私に話をしたいとは何事でしょうか。」と前田医師。

「毎度のことですが、朝からお時間を取らせてしまって申し訳ありません。井上看護婦長さんに齋藤に何か変わったことは無かったかと尋ねましたら、前田先生に話していないことを話すことは出来ないと言われまして、前田先生の許可をもらいに来たわけです。」と伊藤。

「そういうことですか。確かに患者さんのことを他言するのは良くないことですからね。では、井上看護婦長、私も一緒にお話を伺います。齋藤 彗神子さんに、どんな変化があったか聞かせて下さい。時間が無いので手短にお願いします。」と前田医師。

「はい。たわいもないことなんですが、今朝の齋藤 彗神子さんは退行しているような状況に見えました。といいますか、そういう風に見せかけているように見えたのです。あまりに、表情が子供ぽい顔を見せまして、自分の口の臭さをかがせるような子供のようなことをするので年はいくつかと聞きましたら、13歳だと言うのです。そして、口から歯磨き粉の交じったよだれをだらだらと垂らしまして・・・。でも、なんというか、瞳の奥がわざと悪戯している感じなのです。知能犯的な感じがしたといいますか。」

「なるほど、まぁ。それだけでは、何を考えての行動かわかりませんが、どちらにしても挑戦めいている感じはしますね。他には何かありましたか。」と前田。

「いいえ、短い時間しか一緒に居ないので、今のところはこれくらいしか気が付いていません。」と井上。

「わかりました。井上看護婦長、ありがとう。伊藤さん、こういうことなんですが、他に何もなければ、井上看護婦長は夜勤明けなので家に帰してあげたいのですが宜しいですか。」と前田。

「はい。ありがとうございます。井上看護婦長も長い時間、足止めしてしまって申し訳なかったです。また、何かありましたら連絡しますので、その時は宜しくお願いします。」と伊藤。

「では、私は、これで失礼します。前田先生、私は、明後日、朝から来ていますので、何か進展がありましたら、その時にまたお話を聞かせて下さい。」と言い、井上は一礼すると部屋を出た。

建物の外からは犬たちの吠える声が聞こえて来た。警察犬が到着したところだった。
「警察犬が来たからには、齋藤の足取りはすぐにわかると思います。」伊藤が外の物々しい音を聞き言った。「後で伺うつもりでしたが、こんなことになってしまて、とりあえず、齋藤を見つけてから改めて話をさせて頂きます。もしかしたら、齋藤は竜が島に向かっているのかもしれないので、ナカタ漁業のナカタさんに連絡をして協力してもらいます。」と言い一礼をして部屋を出ようとした時だった。伊藤の携帯が鳴った。

「はい。伊藤です。何! 居た! どこにいたんだ!」と伊藤の興奮した声が医務室に響いた。

そして、伊藤は前田に向かい「居ました。外の物置小屋にぶら下がっていました。」と告げた。
そして、再度、携帯を耳にかざし「うん、うん、なんだと、わかった。救急処置室に運ばれたんだな。今から、そこに行く。」と言い「齋藤は怪我をしているらしく本館の救急処置室に運ばれたそうです。今から私は本館に行きます。前田先生はどうしますか」と訊ねた。

「そうですか。見つかったのですね。それにしても、怪我ですか。しかし、私は精神科の主治医で、今、行っても何もできません。他の患者さんも居ますので、こちらが片付き次第、様子を見に伺います。今は、伊藤警部補だけで行って下さい。」と返事した。

「わかりました。では、また、後ほど」と言うと伊藤は慌てて医務室を後にした。




頭から流血し、全身血みどろになりながら、齋藤 彗神子は救急処置室に運ばれた。その日の担当医師は山中 圭太(やまなか けいた)と言うものだった。齋藤は二台のタンカーを連係させドア板を乗せた台の上に居た。数人の看護師達が齋藤を囲うようにその台を抑えながら運んで来た。

山中は齋藤の大きさを見て驚いた。「いやぁ~。デカい」思わず、声が漏れた。

山中は、その様子を目にすると「そのまま、そこに運んで。」と簡易に作られたタンカーを置く場所を指示した。そして「バイタルは・・・」と訊いた。「安定です。」と傍にいた看護師が答えた。看護師が「屋根に突撃した時に頭を強く打ったようで頭部が数か所陥没し二か所から流血が見られます。」と状況説明をすると、山中は「頭を冷やして、止血して。他に外傷が無いか確認。」と指示を出した。

しばらくして、止血の処理をした看護師が「頭部に二か所切り傷がありますが、それ以外の外傷はないようです。」と言った。「陥没からの脳への損傷を確認したいが、困ったな、今の状態ではCTも取れない。だいたい、このデカい体じゃCT内を通過できないぞ。とりあえず、一旦、FPD(Flat Panel Delectorの略で平面型検出器のこと )でレントゲンを撮って頭部の陥没具合と骨への損傷の確認をするように。状況次第だが後日にCT(X線を使い横断面の画像を取る検査、又は機械の事。全身の骨や筋肉、血管といった組織やすべての内臓を診ることが出来る。)で確認の指示を記載して置いて。取り終わったら隣に連れて来て。」と山中は言った。緊急処置室の隣には、予断を許さない患者が一時的に滞在する部屋になっており、緊急手術をすることもできるようになっていた。

「はい。了解です。これよりFPD室に患者さんを運びます。」と看護師は言い、齋藤 彗神子は来た時と同じように簡易に作られたタンカーに乗せられ、数人の看護師達に囲まれて部屋を出た。それと行き違いに、伊藤警部補が現れた。伊藤は廊下で齋藤とすれ違った。伊藤は運ばれていく齋藤の様子を見送ると、救急処置室に出入りしている看護師に中の状況と齋藤 彗神子の様子を尋ねた。

「新潟港警察署の伊藤です。」といい警察手帳を見せると「我々がこちらに検査をお願いしていた齋藤 彗神子が怪我をして運ばれたと聞いたのですが状況を教えて下さい」と訊いた。

「今、齋藤さんはレントゲンを撮っています。頭に陥没が見られるため、脳の損傷具合によっては手術をする可能性があります。今後の状況は分からないので、廊下でお待ち下さい。」声を掛けられた看護師は伊藤の警察手帳を確認しながら答えた。

「頭が陥没ですか・・・。わかりました。廊下で待たせてもらいます。」と伊藤は言うと廊下に置かれた椅子に腰を掛けた。こうなったらじたばたしても始まらない。いずれにしろ、齋藤 彗神子を足止めすることは出来た、それに、齋藤の全身画像も記録することが出来るかもしれない・・・災い転じて福となすと思った。

 その頃、FDP室へ運ばれた齋藤 彗神子の身に不思議なことが起こっていた。レントゲン技師の森田と部屋について来た看護師たちは顔を見合わせて驚いた。彗神子の陥没したはずの脳の骨が塞がっているのである。「もしかしたら、圧迫され脳が腫れあがり下に陥没した骨を持ち上げているだけなのかもしれません。」看護師の一人が言った。「レントゲン技師の森田は「とにかく、画像を撮ります。その機材の下に患者さんを運んで下さい。」というと看護師達は簡易に作られたタンカーごと齋藤 彗神子をレントゲンの機材の下に運んだ。

「皆さんは外で待機して下さい。」と森田は言い撮影の準備に入った。サイズがデカすぎて焦点が定まらない、と森田は思った。機材の高さをギリギリの高さまで設定し、ようやく頭蓋骨から頸椎までの画像が取れた。正面を向いて寝ている状態での画像しか撮れなかったが、患者を動かすことも出来ず、これが限界だった。幸いにも、頭を打ち、陥没していたと思われる場所が左脳側の額の近くであったため、正面の画像で十分であるように思った。森田は出来た画像を看護師達と確認した。やはり、陥没の後が見つからない。看護師達は不思議そうに互いの顔を見合った。ここにいる看護師達は全員、齋藤 彗神子の頭の陥没を目視で確認していたからだ。「とりあえず、画像を持って山中先生の所に戻りましょう。」と一人の看護師が言った。全員、彗神子が乗せられたタンカーの周りに集まると元来た時と同じように彗神子を囲み、山中が指定した救急処置室の隣の部屋に移動を始めた。看護師の一人が、「ガーゼに出血が滲み出ませんね。さっきはすごい量の血を流していたように思ったんですが」と言った。一緒に居た他の看護師も「そうですね。まったく血が滲んでいない。後でもう一度確認してみましょう」と言った。そして、救急処置室の隣の部屋に着いた。そこには山中圭太医師が待機していた。

「山中先生、不思議なことが置きました。」と看護師が言いレントゲンを手渡した。

「どうした?」と山中が訊くと、「頭部の陥没が無くなっています。まるで陥没していなかったみたいです。でも、ここにいる全員の看護師が確かに頭の陥没を確認しています。それに、大量に流血していたはずですが、まだ、縫合もしていないのに血が止まっているようでガーゼに血が滲み出てきません。ガーゼを外して確認しても良いですか」と言った。

山中も手渡されたレントゲンを見て不思議そうな顔をした。山中自身もつい先ほど陥没している頭を確認している。いったい、どういうことなのか。「わかった。ガーゼを外して見せて」と言った。

看護師が齋藤 彗神子の頭に巻かれたガーゼを取り外すと、そこには何もなかった。傷の痕跡も無い。どういうことか、確かに運ばれて来た時に傷は在った。そして、その傷口から血が流れ出ていたはずだ。ここに居る全員がそれを見た。それなのに、今は何もない。山中も齋藤 彗神子に傷が無いのを確認すると傍にいる看護師達を不思議そうに見て「どういうことかは分からないが、患者さんはいまだに気を失っているのか目覚める気配が無い。「外傷がないことから、今の段階では、これ以上治療をすることも出来ないので、しばらく、この場所で様子をみることにする。それから、このことは他言しないように。初動の検査ミスと思われては我々にとって良くない」と言った。看護師達はみな頷いて納得した。そして彗神子は救急処置室の隣にある待機室で簡易のタンカーに乗せられた状態で過ごすことになった。

山中は廊下に出ると椅子に腰かけて待機していた伊藤警部補に声を掛けた。「警察の方ですか、齋藤 彗神子さんについてお話があります。」というと、伊藤は「はい。新潟港警察の伊藤と申します。齋藤はどうなりましたか」と訊いた。

山中は傷の状態については伏せておこうと思った。「今は安定して寝ていますが、頭を強く打っています。急変する可能性もありますので救急処置室の隣で様子を診させてもらうことにしました。」と話した。

「そうですか、今は話すことは出来ない状態ということですね。わかりました。齋藤が目覚めたら声を掛けてもらえますか、外で待機していますから。」と言い、またベンチに腰を下ろした。

その頃、彗神子は深い眠りの中に居た。

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