嬉しいことに僕は生け贄に選ばれたようです!

れび

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お屋敷に到着

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馬車に乗せられ公爵様のお屋敷?に到着した。



フ「おい、お前。名は。」

僕「ぼ、僕でしょうか?」


フ「お前以外に誰がいるんだ!!」


怒鳴られ慌てて挨拶する。

僕「も、申し訳ありません!!僕の名前はシン アルファートと申します!ご主人様っ」


フ「名前はシンだな、お前には剣など振れるような体だとは思えん。やる仕事が思いつかないから思いつくまで後ろに着いてこい。」

僕「かしこまりました。」


ペコリと頭を下げた僕に満足そうに頷くと屋敷へと入っていった。



屋敷は広く覚えられそうにもない。ご主人様がある部屋へ行くとこう言った。


「お前のその服だと周りに示しがつかん。ここで今すぐ脱いでそこの服を着ろ。」


「はい。」


そういえば、僕は舞踏会真っ最中で呼び出されたせいでいつもは着ない豪華な服を着ていた。


用意されていた服はしっかり洗われているものの染みだらけでヨレヨレ。ホツレの目立ついかにも奴隷が着るような服とは言えない代物だった。


文句なんて言わない。今着ている服は不相応なのは自覚しているし……



さっさと脱ごうと洋服に手をかけると


フ「お前!俺に裸を見せるのか!」


僕「ヒッ、申し訳ありません!!」


ご主人様は僕の裸を見ることを嫌がるようでご立腹だ。


土下座をすぐさますれば


フ「……そこまでのことではない。着替えたら出てこい。」


部屋から出ていってしまった。
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