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後日談の後日談 その3
第5話※ 知的好奇心
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ところが俺の役割は、どうも肉便器だけにとどまらなかった。
「なるほど、ここが秋葉原か」
「えっと?」
週末、俺はなぜか彼を案内して回っていた。海外暮らしが長い彼は、日本文化に興味津々だ。特にレトロゲー、スーパー神仏対戦シリーズ。夢の中で、俺は器用に神仏のフィギュアを彫って献上していた気がする。それはさておき、彼は驚くほどの吸収力で、見るもの見るものをその頭脳に収めて行く。
「なるほど。お前が拵えたチャームは、梵字を携えたものをほぼ全てを網羅しているな。しかしそれ以外に、これほどのフィギュアが存在しようとは」
あっちの世界は、だいたい種族によって信仰する神は決まってる。そして亜沓君は海外生活が長いせいか、フリーダム多神教国家のユルユルジャパンが新鮮らしい。これほどの偶像が一堂に会するのが珍しいのだろう。ましてやゲームとはいえ、神仏を戦闘に参加させるなど。そして神仏だけじゃない、メカから幼女から人外まで。世界は創作物に溢れている。ちょっと面白そうなアニメや漫画を見るだけで、人生何周したって足りない。そしてそれらのグッズを買い集めようものなら、生涯賃金を捧げ尽くしたって焼け石に水なのだ。
さらに彼の知的好奇心は、サブカルだけに止まらない。
「ふむ。お前が作っていた淫具、元はこういうものか」
「んォ"オ"ォォォッ!ン"んんんッ!!」
俺は手枷口枷、体のあちこちにおもちゃを装着されて、うごうごと芋虫のように喘ぎ狂う。あっれぇ。異世界で散々な目に遭う夢を見たけど、まさか現実で?
いや、そういうことじゃない。俺はもうコンラートじゃないし、ケツだって普通の日本男児のはずだ。サブカルなんかは勝手に秋葉原にでも行けばいいし、ネットの世界にごまんと溢れている。おもちゃどころか女だって事欠かないだろうし、俺を掘る理由なんか。
「はへ…なんれェ…」
延々とおもちゃで嬲られ、もう一滴も出ない貧相な体をゆさゆさと揺さぶられながら。
「なぜ、とは。お前はまだ自分の立場が理解できないのか」
「あっ、待っ…!」
ごちゅごちゅごちゅごちゅ。
何が亜沓君の機嫌を損ねたのか、彼は語気を荒げて抽送を強めた。この体も随分と開発されてしまった。エロい水音とともに乱暴に責め立てられ、俺はあっという間にナカイキをキメる。
「ヒあ…ァ…!!ごべ、ゆるじ…!!!」
「ええいやかましい。お前の主人が誰なのか、しっかり分からせてくれる」
キツい。無理。挿入までにおもちゃと手マンでアクメ漬けにされ、もうどこにも力が入らないなずなのに、ゴンゴンとガン突きされた体がビクンビクン跳ねる。デカマラ怖い。デカマラやめて。嫌だ。また来る。また来る。ダメだ、飛ぶ———
「はへぁ…♡」
どくどくと中出しされて、ケツでゴックンダブルピース。なんでこんなことに。
とはいえ、俺も薄々気付いていた。アールトは俺の持つこの世界の知識を知りたがり、俺は上手く説明できなかった。彼は大公国に俺を連れ帰り、そこで洗いざらい吐かせたかったみたいだけど、俺が客間であっさり始末されちゃったもんだから。だけど、もう一度こっちに転生出来てよかったな。どうやったか知らないけど、アールトは俺の座標を特定してこっちに来たみたいだし。この世界でサブカルやおもちゃ、魔法文明によらない科学の知識なんかが得られたんなら、少しは俺も役に立てたと思う。
今の俺は普通の人間だ。ドワーフのコンラートと違って、特別ケツの具合が良いわけでもないだろうし、次の同人誌即売会に案内して、おもちゃを一通り試したら、お役御免だろう。しっかし、アールトのふつくしさよ。人間に生まれ変わってもてぇてぇ。
「ふん、覚えの悪いネズミめ。今度こそ念入りに刻んでくれる———」
真っ白な視界が黒く塗りつぶされる瞬間。下腹をなぞる妖しい感触と、艶やかな囁き声が聞こえた気がする。
「なるほど、ここが秋葉原か」
「えっと?」
週末、俺はなぜか彼を案内して回っていた。海外暮らしが長い彼は、日本文化に興味津々だ。特にレトロゲー、スーパー神仏対戦シリーズ。夢の中で、俺は器用に神仏のフィギュアを彫って献上していた気がする。それはさておき、彼は驚くほどの吸収力で、見るもの見るものをその頭脳に収めて行く。
「なるほど。お前が拵えたチャームは、梵字を携えたものをほぼ全てを網羅しているな。しかしそれ以外に、これほどのフィギュアが存在しようとは」
あっちの世界は、だいたい種族によって信仰する神は決まってる。そして亜沓君は海外生活が長いせいか、フリーダム多神教国家のユルユルジャパンが新鮮らしい。これほどの偶像が一堂に会するのが珍しいのだろう。ましてやゲームとはいえ、神仏を戦闘に参加させるなど。そして神仏だけじゃない、メカから幼女から人外まで。世界は創作物に溢れている。ちょっと面白そうなアニメや漫画を見るだけで、人生何周したって足りない。そしてそれらのグッズを買い集めようものなら、生涯賃金を捧げ尽くしたって焼け石に水なのだ。
さらに彼の知的好奇心は、サブカルだけに止まらない。
「ふむ。お前が作っていた淫具、元はこういうものか」
「んォ"オ"ォォォッ!ン"んんんッ!!」
俺は手枷口枷、体のあちこちにおもちゃを装着されて、うごうごと芋虫のように喘ぎ狂う。あっれぇ。異世界で散々な目に遭う夢を見たけど、まさか現実で?
いや、そういうことじゃない。俺はもうコンラートじゃないし、ケツだって普通の日本男児のはずだ。サブカルなんかは勝手に秋葉原にでも行けばいいし、ネットの世界にごまんと溢れている。おもちゃどころか女だって事欠かないだろうし、俺を掘る理由なんか。
「はへ…なんれェ…」
延々とおもちゃで嬲られ、もう一滴も出ない貧相な体をゆさゆさと揺さぶられながら。
「なぜ、とは。お前はまだ自分の立場が理解できないのか」
「あっ、待っ…!」
ごちゅごちゅごちゅごちゅ。
何が亜沓君の機嫌を損ねたのか、彼は語気を荒げて抽送を強めた。この体も随分と開発されてしまった。エロい水音とともに乱暴に責め立てられ、俺はあっという間にナカイキをキメる。
「ヒあ…ァ…!!ごべ、ゆるじ…!!!」
「ええいやかましい。お前の主人が誰なのか、しっかり分からせてくれる」
キツい。無理。挿入までにおもちゃと手マンでアクメ漬けにされ、もうどこにも力が入らないなずなのに、ゴンゴンとガン突きされた体がビクンビクン跳ねる。デカマラ怖い。デカマラやめて。嫌だ。また来る。また来る。ダメだ、飛ぶ———
「はへぁ…♡」
どくどくと中出しされて、ケツでゴックンダブルピース。なんでこんなことに。
とはいえ、俺も薄々気付いていた。アールトは俺の持つこの世界の知識を知りたがり、俺は上手く説明できなかった。彼は大公国に俺を連れ帰り、そこで洗いざらい吐かせたかったみたいだけど、俺が客間であっさり始末されちゃったもんだから。だけど、もう一度こっちに転生出来てよかったな。どうやったか知らないけど、アールトは俺の座標を特定してこっちに来たみたいだし。この世界でサブカルやおもちゃ、魔法文明によらない科学の知識なんかが得られたんなら、少しは俺も役に立てたと思う。
今の俺は普通の人間だ。ドワーフのコンラートと違って、特別ケツの具合が良いわけでもないだろうし、次の同人誌即売会に案内して、おもちゃを一通り試したら、お役御免だろう。しっかし、アールトのふつくしさよ。人間に生まれ変わってもてぇてぇ。
「ふん、覚えの悪いネズミめ。今度こそ念入りに刻んでくれる———」
真っ白な視界が黒く塗りつぶされる瞬間。下腹をなぞる妖しい感触と、艶やかな囁き声が聞こえた気がする。
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