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番外編 インキュバスの能力を得た俺が、現実世界で気持ちいい人生を送る話
(17)※ 藤川知己(3)
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✳︎✳︎✳︎
今回は藤川教授視点です
✳︎✳︎✳︎
彼がシャワーを浴びて出てきた時には、まるで別人だった。いや、事前に動画でも見ていたし、面影はある。普段どうやって姿を変えて生活しているのかは分からないが、彼の蠱惑的な肉体や肌艶、全てのパーツが自然と調和している。こちらが素というのは本当のようだ。
こうして目の当たりにすると、面食らう。こんなに完璧な造形美を湛えた人間を見たことがない。しかも彼の瞳には、他の誰とも違う、怪しい輝きがある。一見普通の焦茶色の虹彩なのに、時折アメジストのような紫色の光を幻視する。俺は操られたかのように、ふらふらと彼に引き寄せられる。口付けずにはいられない。
「知己さん。弓月って呼んで…」
彼は俺のキスに抱擁で応え、耳元で囁いた。そして今日は、彼の方から肌を合わせてきた。俺をベッドに横たえ、切なげに瞳を細めて、髪に、耳に、優しくゆっくりと口付けを落とす。あたかも愛しい恋人にするような、大事なものをそっと慈しむような。
———どこで覚えた。
彼は性的なことに興味津々で、俺と最初に身体を重ねた時も物怖じしなかった。そして一見手慣れているようで、その実反応は初心だった。彼があの時初めて男に抱かれたというのは間違いないだろう。では、今日のこれは…動画を見た限りでは、黒澤君ではない。白石君なのか。いや、それにしては巧み過ぎる…。
彼の愛撫に応えながら、嫉妬の炎が身を焦がす。こういう感情を感じないように、敢えて彼とは、いや、どの相手とも、親密なプレイを避けて来たのに。彼の甘いキスが、俺の舌をぬるりと犯す。ええいくそ。心がざわつく。理性を溶かされる。気付いたら俺も、彼のダンスに惹き込まれている。まるでこの世に二人しかいないような、俺の唯一の片割れのような。彼の腰に腕を回し、もう片方は恋人繋ぎで。熱い吐息と、昂る鼓動が、ぴったりと重なる。
もうすっかり彼の奴隷になったそれを、彼は俺の上で受け入れる。
「う…ふぅッ…!」
熱くきつく、でも滑らかに。彼は陶然とした表情で、少しずつ迎え入れる。初めての時よりもそそる顔。ああ、いつもは俺の研究室で、後ろから性急に済ませてしまうのだが、惜しい。こんな彼を見逃していただなんて。いや———こんな彼を知ってしまうと、危険だ。抜け出せなくなる。だから俺はいつも、後ろから…。
「あっ、凄い…快い…」
「ふふ。弓月、こんなのどこで覚えたの…?」
奥まで咥え込み、ゆっくりと腰を振り出した彼の動きに合わせて、下からじわりと突き上げる。彼の好きな角度は知っている。良いところに当ててやると、絡めた指に力が入る。
「上でするの、これが初めてだよ。知己さん」
「!」
彼は妖艶に微笑み、俺をキュッと締め付ける。何だよそれ、反則だろ。今すぐにでも腰を引っ掴み、下からガツガツと貪りたい衝動に駆られるが、それは野暮だ。卑猥さが増す彼のグラインドに合わせ、俺も彼の気に入りそうな場所を責めてやる。やがて、「あ、すご…」という喘ぎ声とともに、彼は俺の腹の上に精を放った。
「さあ、知己さん。俺のこと、いっぱい可愛がってね」
吐き出したそれを指で掬い、彼は俺の唇をなぞった。何てエロいことするんだろう、とその指を舐めた途端、俺の中の何かが爆発した。
「う”…あ”…!」
ずくん、と内側から衝撃が走り、まだ少し余裕のあったそれが、彼の中で勢いよく精を吐いた。自分でもびっくりするくらい時間をかけて、びくびくと。そして驚いたことに、吐く前よりも元気になって、尚も彼を求めて疼く。欲しい…!
俺は身体を起こして、向かい合う形で彼を抱きしめた。動画のように、彼を力任せで貪りたいのを堪え、下からじっくり突き上げる。大人の意地だ。そっちがその気なら、俺も全力で可愛がってやる。
「弓月…」
彼の名前を呼びながら、彼の良いところだけを、甘く優しく、徹底的に。今日は、そういう趣向なんだろう?
「あ…は…知己さん…すっご…」
弓月も俺の名前を呼びながら、俺の髪を掻き乱し、それに応える。長くねっとりとしたキスを交わし、蕩け合うように、体液を交換する。余裕がないのは俺だけかと思ったら、弓月もあっという間に達した。
「はぁっ…知己…これ、快い、快い…!」
鼻に掛かった甘い啼き声。時折アメジストのように光を反射する、潤んだ瞳。貪欲に快楽を求める身体は、俺の動きに合わせて淫らに吸い付き、快感の波に合わせて踊っている。いつもどこかしら冷静で、俺からは合理的な快楽しか求めない彼が、俺のセックスに本気で溺れ、背中に回した腕に力を込め、時折爪を立てる。
「知己、あっそこ駄目、知己、知…イっく…」
動画の中の彼を見て、悔しかった。俺以外の男にあんなにされて、よがり狂う弓月。無遠慮で粗暴なセックスに、それでも最後は本気で感じているのが分かる。俺ならもっと、良い声で啼かせてやれる。あそこはこうやって、こっちから抉って、奥は深く繋がったまま、こう…。
今、それを、彼としている。彼は身体中を桜色に上気させ、的確に良い所をなぞってやると、良い声でマジイキしている。
いや、違う。汗ばむ肌をしっかりと合わせ、舌をゆっくりと深く絡め、切ない視線を交わし合っては、また角度を変えて繋がり直す。狂おしいほどに愛し合うセックス。そうだ。俺たちは今、愛し合っている。彼も、俺も、大して動いていないのに、頭がおかしくなるほど達している。何度も、何度も。なのにまだ、彼が欲しくて、俺のものは彼の中で硬さを増している。こんなこと、初めてだ———
次に目覚めた時、もう陽は高く昇っていた。
「…マジか…」
弓月が「翌日休みの日」と指定したのが分かった。普段身体を鈍らせているつもりはないが、たった数時間で、自分の精力の全てを持って行かれた。あれはヤバい。だが昔、彼と付き合っていた頃、こんなことがあったな、なんてぼんやりと思い出す。あの頃は、アイツがいれば他のことはどうだってよかった。今の仕事をしているのも、結局は彼の影響で。
駄目だ。この部屋にいると感傷的になる。情事の後、一人取り残されていれば尚更だ。弓月が見ているのは、俺じゃない。彼もそうだった。結局俺は、誰かに選ばれるなんてこととは無縁の男だ。どうでもいいヤツばかりが俺を取り囲んでチヤホヤし、だけど欲しいものはどうしても手に入らない。
母もそんな女だった。彼女は父親の分からない俺を産んで、俺に金と教育だけを与えた。そして今も独り身で、研究者として第一線で活躍している。俺は彼女に顔も性格もそっくりだ。
普段使わない筋肉を使ったからか、身体中が変な筋肉痛を起こしている。昨日の熱いセックスを思い出し、自重気味に笑う。ほんの成人したばかりの学生に入れ上げ、我ながら愚かだ。彼もそのうち、学業を修めれば俺から去っていく。あっさりしたものだ。後腐れなくて、いいじゃないか。
やめようやめようと思いつつ、ついついタバコに手が伸びる。重い身体を何とか起こして、ローテーブルに目を向けると、そこにはコンビニの袋とメモ書きがあった。袋の中には、スポーツドリンクとゼリー飲料。そして付箋には、冷蔵庫の中に作り置きがあるから、温め直して食べるようにと。
「…ふふ」
スポーツドリンクなんて、俺は病人か。だがここ何年も、こうして俺の身体を心配してくれるヤツなんていなかった。タバコの代わりにペットボトルに口を付けると、温くて甘い液体が、身体のすみずみまで染み渡って行く。
糖分で頭が働き出すと、今度はその作り置きが気になった。彼が普段何を食べているのか、非常に興味がある。逸る気持ちで冷蔵庫の扉を開けると、そこには煮物が入っていた。思わず「オカンか」と呟いてしまう。俺にはそんな記憶なんてないのに。そっと冷蔵庫を閉じ、扉にもたれて座り込む。
弓月。俺に初めて抱かれた男。極上のセックスで俺を虜にしておいて、更に弱った俺に餌付けか。お前、どんだけ俺を堕としにかかってるわけ。そして自分はさっさと恋人の元に戻って、俺を一人にする。残酷な小悪魔め。
俺はしばらく、そこから動けなかった。
今回は藤川教授視点です
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彼がシャワーを浴びて出てきた時には、まるで別人だった。いや、事前に動画でも見ていたし、面影はある。普段どうやって姿を変えて生活しているのかは分からないが、彼の蠱惑的な肉体や肌艶、全てのパーツが自然と調和している。こちらが素というのは本当のようだ。
こうして目の当たりにすると、面食らう。こんなに完璧な造形美を湛えた人間を見たことがない。しかも彼の瞳には、他の誰とも違う、怪しい輝きがある。一見普通の焦茶色の虹彩なのに、時折アメジストのような紫色の光を幻視する。俺は操られたかのように、ふらふらと彼に引き寄せられる。口付けずにはいられない。
「知己さん。弓月って呼んで…」
彼は俺のキスに抱擁で応え、耳元で囁いた。そして今日は、彼の方から肌を合わせてきた。俺をベッドに横たえ、切なげに瞳を細めて、髪に、耳に、優しくゆっくりと口付けを落とす。あたかも愛しい恋人にするような、大事なものをそっと慈しむような。
———どこで覚えた。
彼は性的なことに興味津々で、俺と最初に身体を重ねた時も物怖じしなかった。そして一見手慣れているようで、その実反応は初心だった。彼があの時初めて男に抱かれたというのは間違いないだろう。では、今日のこれは…動画を見た限りでは、黒澤君ではない。白石君なのか。いや、それにしては巧み過ぎる…。
彼の愛撫に応えながら、嫉妬の炎が身を焦がす。こういう感情を感じないように、敢えて彼とは、いや、どの相手とも、親密なプレイを避けて来たのに。彼の甘いキスが、俺の舌をぬるりと犯す。ええいくそ。心がざわつく。理性を溶かされる。気付いたら俺も、彼のダンスに惹き込まれている。まるでこの世に二人しかいないような、俺の唯一の片割れのような。彼の腰に腕を回し、もう片方は恋人繋ぎで。熱い吐息と、昂る鼓動が、ぴったりと重なる。
もうすっかり彼の奴隷になったそれを、彼は俺の上で受け入れる。
「う…ふぅッ…!」
熱くきつく、でも滑らかに。彼は陶然とした表情で、少しずつ迎え入れる。初めての時よりもそそる顔。ああ、いつもは俺の研究室で、後ろから性急に済ませてしまうのだが、惜しい。こんな彼を見逃していただなんて。いや———こんな彼を知ってしまうと、危険だ。抜け出せなくなる。だから俺はいつも、後ろから…。
「あっ、凄い…快い…」
「ふふ。弓月、こんなのどこで覚えたの…?」
奥まで咥え込み、ゆっくりと腰を振り出した彼の動きに合わせて、下からじわりと突き上げる。彼の好きな角度は知っている。良いところに当ててやると、絡めた指に力が入る。
「上でするの、これが初めてだよ。知己さん」
「!」
彼は妖艶に微笑み、俺をキュッと締め付ける。何だよそれ、反則だろ。今すぐにでも腰を引っ掴み、下からガツガツと貪りたい衝動に駆られるが、それは野暮だ。卑猥さが増す彼のグラインドに合わせ、俺も彼の気に入りそうな場所を責めてやる。やがて、「あ、すご…」という喘ぎ声とともに、彼は俺の腹の上に精を放った。
「さあ、知己さん。俺のこと、いっぱい可愛がってね」
吐き出したそれを指で掬い、彼は俺の唇をなぞった。何てエロいことするんだろう、とその指を舐めた途端、俺の中の何かが爆発した。
「う”…あ”…!」
ずくん、と内側から衝撃が走り、まだ少し余裕のあったそれが、彼の中で勢いよく精を吐いた。自分でもびっくりするくらい時間をかけて、びくびくと。そして驚いたことに、吐く前よりも元気になって、尚も彼を求めて疼く。欲しい…!
俺は身体を起こして、向かい合う形で彼を抱きしめた。動画のように、彼を力任せで貪りたいのを堪え、下からじっくり突き上げる。大人の意地だ。そっちがその気なら、俺も全力で可愛がってやる。
「弓月…」
彼の名前を呼びながら、彼の良いところだけを、甘く優しく、徹底的に。今日は、そういう趣向なんだろう?
「あ…は…知己さん…すっご…」
弓月も俺の名前を呼びながら、俺の髪を掻き乱し、それに応える。長くねっとりとしたキスを交わし、蕩け合うように、体液を交換する。余裕がないのは俺だけかと思ったら、弓月もあっという間に達した。
「はぁっ…知己…これ、快い、快い…!」
鼻に掛かった甘い啼き声。時折アメジストのように光を反射する、潤んだ瞳。貪欲に快楽を求める身体は、俺の動きに合わせて淫らに吸い付き、快感の波に合わせて踊っている。いつもどこかしら冷静で、俺からは合理的な快楽しか求めない彼が、俺のセックスに本気で溺れ、背中に回した腕に力を込め、時折爪を立てる。
「知己、あっそこ駄目、知己、知…イっく…」
動画の中の彼を見て、悔しかった。俺以外の男にあんなにされて、よがり狂う弓月。無遠慮で粗暴なセックスに、それでも最後は本気で感じているのが分かる。俺ならもっと、良い声で啼かせてやれる。あそこはこうやって、こっちから抉って、奥は深く繋がったまま、こう…。
今、それを、彼としている。彼は身体中を桜色に上気させ、的確に良い所をなぞってやると、良い声でマジイキしている。
いや、違う。汗ばむ肌をしっかりと合わせ、舌をゆっくりと深く絡め、切ない視線を交わし合っては、また角度を変えて繋がり直す。狂おしいほどに愛し合うセックス。そうだ。俺たちは今、愛し合っている。彼も、俺も、大して動いていないのに、頭がおかしくなるほど達している。何度も、何度も。なのにまだ、彼が欲しくて、俺のものは彼の中で硬さを増している。こんなこと、初めてだ———
次に目覚めた時、もう陽は高く昇っていた。
「…マジか…」
弓月が「翌日休みの日」と指定したのが分かった。普段身体を鈍らせているつもりはないが、たった数時間で、自分の精力の全てを持って行かれた。あれはヤバい。だが昔、彼と付き合っていた頃、こんなことがあったな、なんてぼんやりと思い出す。あの頃は、アイツがいれば他のことはどうだってよかった。今の仕事をしているのも、結局は彼の影響で。
駄目だ。この部屋にいると感傷的になる。情事の後、一人取り残されていれば尚更だ。弓月が見ているのは、俺じゃない。彼もそうだった。結局俺は、誰かに選ばれるなんてこととは無縁の男だ。どうでもいいヤツばかりが俺を取り囲んでチヤホヤし、だけど欲しいものはどうしても手に入らない。
母もそんな女だった。彼女は父親の分からない俺を産んで、俺に金と教育だけを与えた。そして今も独り身で、研究者として第一線で活躍している。俺は彼女に顔も性格もそっくりだ。
普段使わない筋肉を使ったからか、身体中が変な筋肉痛を起こしている。昨日の熱いセックスを思い出し、自重気味に笑う。ほんの成人したばかりの学生に入れ上げ、我ながら愚かだ。彼もそのうち、学業を修めれば俺から去っていく。あっさりしたものだ。後腐れなくて、いいじゃないか。
やめようやめようと思いつつ、ついついタバコに手が伸びる。重い身体を何とか起こして、ローテーブルに目を向けると、そこにはコンビニの袋とメモ書きがあった。袋の中には、スポーツドリンクとゼリー飲料。そして付箋には、冷蔵庫の中に作り置きがあるから、温め直して食べるようにと。
「…ふふ」
スポーツドリンクなんて、俺は病人か。だがここ何年も、こうして俺の身体を心配してくれるヤツなんていなかった。タバコの代わりにペットボトルに口を付けると、温くて甘い液体が、身体のすみずみまで染み渡って行く。
糖分で頭が働き出すと、今度はその作り置きが気になった。彼が普段何を食べているのか、非常に興味がある。逸る気持ちで冷蔵庫の扉を開けると、そこには煮物が入っていた。思わず「オカンか」と呟いてしまう。俺にはそんな記憶なんてないのに。そっと冷蔵庫を閉じ、扉にもたれて座り込む。
弓月。俺に初めて抱かれた男。極上のセックスで俺を虜にしておいて、更に弱った俺に餌付けか。お前、どんだけ俺を堕としにかかってるわけ。そして自分はさっさと恋人の元に戻って、俺を一人にする。残酷な小悪魔め。
俺はしばらく、そこから動けなかった。
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