53 / 135
第6章 騎士団編
(48)※ 理解らせられる(本編完結)
しおりを挟む
ある金曜日の朝。俺は珍しくナイジェルに訓練場に誘われた。いつもパーシーに連行される俺を黙って横目で見送る彼が、「たまには俺にも付き合え」と。
彼の剣術レベルは9、もうすぐ最大の10に達する。剣術は、レベル9で二刀流、レベル10で二刀の真髄のパッシブスキルを獲得する。両手で同じ威力で剣を操れるようになるにはまだ経験が足りないが、それまでに二刀の感覚を掴んでおこうということだろうか。
彼はいつもの通り、無言で俺の前をすたすたと進んでいく。いつもと違うのは、今週、火曜日も木曜日も、部屋を訪ねるのを断られたことだ。確かに月曜はメレディスと、そして水曜にはオスカーと、その、関係を持ってしまっている俺だが、もしかしたら愛想が尽きかけているのだろうか。それとも飽きられてしまったのだろうか。ちょっとブルーになっていた俺は、声を掛けられたのが嬉しくて、そわそわしながらついて行く。パーシーのように尻尾が生えていたら、元気よく左右に振れているだろう。
彼は訓練用の剣を二本取って、俺にもそうするように促す。
「手加減はなしだ。全力で来い」
「ええ…剣術じゃお前に勝てねぇよ…」
渋々構えて、立ち会う。
彼の剣は、師範と似ていて、正確この上ない。しかも数手先を計算して、俺に全く隙を与えない。石を置こうと思ったところに、既にもう置いてあるような。
「くっ…」
「全力を出せと言った。お前には、身体強化も転移もあるだろう」
パーシーは、天賦の才能とノリで戦うところがある。それはそれで手強いし、戦っていて楽しい。だがナイジェルの剣は、ひたすら理詰めで、少しでも間違うとどんどん追い詰められる。こっちの方が怖い。身体強化に意識を取られると、剣が目前に迫っていて、転移に頼ろうとすると、転移先にもう剣が届いている。ああもう、そこに跳ぶしか…!
そして案の定、跳んだ先にはナイジェルが先回りしていて、喉元に剣を突きつけられる。
「参りました…」
ものの一分ほどで決着がついた。固唾を飲んで見守っていたギャラリーがどよめき、訓練場が沸いている。
「もう!剣でお前に勝てるわけがねぇだろ!」
「俺だって少しくらいは、お前に勝てるところがないとな」
彼は晴れやかに、ふわりと笑う。ダメ!それ他の奴に見せたらダメなヤツ!
その後、彼が剣を一刀に減らしても駄目、そしてお互い一刀ずつで立ち会っても駄目だった。やっぱり、俺の付け焼き刃の剣術では歯が立たない。相性の問題というか、剣術ながら異種格闘技っぽいパーシーとなら、いい勝負するんだけどな。
午前中もそろそろいい時間。汗を流してまた執務室に戻ろう。もしかしたら、またパーシーがやって来て、二回目の訓練場もあるかもだけど。剣を仕舞い、ロッカーに向かおうとしたところ、ナイジェルに手を引かれた。
「こっちだ」
彼に誘われるまま向かったのは、兵舎裏の人気のないところ。植え込みを超え、壁と壁の間の細い通路というか、なんというか。
「何だよ、ナイジェル。ここに何の」
用、と聞こうとする俺の唇を、彼は振り向き様に奪う。
「んん…ちょっ、…んんん…!」
驚いている俺を壁に押し付け、顎を掴み、更に強く、激しく。彼の膝が俺の膝を割って入って来る。まるで彼の部屋の玄関で、性急に求められている時のような。だがここは…
(ナイジェル、何!ここ外なんだけど!)
やっとの思いでキスから逃れると、俺は小声で問いただした。しかし彼は、
「お前、誰のものだ?」
何だか獰猛な目つきで笑っている。
「お、怒ってる…?」
そう。最近ちょっと、彼が目を瞑ってくれるのをいいことに、その、色々と手を出し過ぎたかもしれない。メレディスとは相変わらずだし、オスカーには情が移っちゃったし、パーシーにも…時間の問題かもしれない、と、正直思っている。今週彼の部屋に呼ばれなかったのも、こんな俺に、もう醒めちゃったのかと…。
(怒ってなんかいないさ。ほらお前、もうこんなになっているぞ)
(あっ…!)
彼は俺の脚の間を、そろりと撫で上げる。だってそりゃ、今週はずっとお預けで…
(俺のじゃないと、満足できないんだろう?)
「ふぁっ…!」
耳元に、甘い囁きを魔力と共に吹き込まれて、思わず声が出てしまった。慌てて口を手で抑えるが、マズい。この態勢では逃げられない。というより、もう立っていられなさそうだ。発情が始まったそこが痺れて、言うことを聞かない。
「ふふ。お前たち、見ているんだろう。コイツが誰のものか、思い知らせてやる」
「…!…!…!!」
(あ、は、駄目、駄目、ナイジェル、駄目…!)
壁に手をついた俺を、彼は背後からガツガツと貫く。ただ無遠慮に叩きつけるのではなく、いやらしく巧みに腰を使い、俺のいいところを絶妙に抉りながら。剣と同じだ。俺が感じるパターンを何通りも読んで、先回りして先回りして追い詰める。今なら分かる。火曜日と木曜日、部屋に呼ばれなかったのもこのためだ。俺の喉元にはもうその時から、彼の剣が届いていた。
「イくっ…あ、も、イ…!!」
手で口を押さえていたはずが、我を忘れて壁にすがり、爪を立てる。もう何度となく精を吐いた俺のそこを、それでぬるぬると扱かれる。駄目だ、またイかされる。
「やだっ…やだ、やだ、ナイジェルっ、…あ”っ…!」
イっく…!
遠くに微かに喧騒の聞こえる王宮の外れ。辺りにはいやらしい水音と、荒々しい息遣いと、押し殺した俺の悲鳴だけ。だけど、どこからか見られている気がする。それは世界のスキルで王宮を監視しているオスカーか、それとも俺を誘いに来たパーシーか。もしくは至る所に放たれているエージェントか、五感の鋭い獣人が嗅ぎつけたか、たまたま付近でサボっていた騎士か。一人や二人じゃない。みんな息を押し殺して、発情した俺が、ナイジェルのセックスでイき狂わされているのを、目撃している。
「も、あ、ダメ、ダ、めっ…あ!あ!はぁん!」
駄目だ。あそこも脳も蕩けて、まともに機能しない。突かれて、感じて、イかされて、ひたすらその繰り返し…あ!来る、彼のが、来る…!
「は…あ”…あ”あ”あ”あ”…ッ!」
中ッ!中が…中が灼ける…!
注ぎ切った彼は、膝から崩れ落ちそうになる俺を抱き留めて、背後から耳元にキスを繰り返す。力が入らない。だけど、彼のそれはまだ俺の中で、力強く存在を主張している。
(俺の部屋まで跳べるか?)
朦朧として頭が上手く働かないけど、最後の気力を振り絞り、俺は彼のベッドまで跳んだ。そしてそのまま、俺は彼のメスになり、彼の下で延々といやらしく啼いていた。
「もう駄目だ…どんな顔して出勤したらいいんだよ…」
月曜の朝、頭を抱えてぐずぐずしている俺を尻目に、ナイジェルはさっさと身支度を済ませ、ビジネスモードに身なりをさっぱりと整えている。
「そら、行くぞ」
「なあ、退職届ってどこに出せばいいんだ…」
「上司の俺だな。まあ、握り潰すけど」
「ひどい…」
俺は家でひとしきり悩んでから、始業時間ギリギリに、意を決して職場に跳んだ。なんか、みんな俺を見てヒソヒソしている気がする。居たたまれない。ひ、人の噂も七十五日、人の噂も七十五日。…七十五日も、どうやって耐えればいいんだよ!
執務室では、もう三人とも仕事を始めていた。当のナイジェルはいつも通りしれっとしているが、ラフィはニヨニヨと、そしてロドリックは顔を真っ赤にして背けている。ほらあああ!!
「もうやだ…この仕事辞める…」
「おはようございます、メイナード様。明日は査察ですよ」
そう言って、ラフィが満面の笑みでドカッと書類を積み上げる。本当なら金曜日に読み込んでおくはずだったものだ。ひどい。
その後は、相変わらず執務室に飛び込んで来るパーシーに、執拗に身体を狙われるようになったり、一度はしおらしくなったオスカーに、大胆に迫られるようになったり。そして時々ナイジェルに剣術の手合わせに付き合わされては、物陰に連れ込まれそうになったり。彼らだけじゃない、王宮に勤務する者からの視線に、ちらちらと熱を感じるようになった。俺は一体、どこで何を間違えたのだろう。
「お前の偽装もそろそろ限界だ。なら、誰の物かはっきりさせておかないとな」
ちょっと隙を見せると、廊下で壁に押し付けられ、唇を奪われる。あの時彼に捕まらなければ、今頃人間界でこそこそと精を集めているはずだったのに、どうしてこうなった。
俺の王都脱出計画は、こうしてほぼ夢と潰えた。
彼の剣術レベルは9、もうすぐ最大の10に達する。剣術は、レベル9で二刀流、レベル10で二刀の真髄のパッシブスキルを獲得する。両手で同じ威力で剣を操れるようになるにはまだ経験が足りないが、それまでに二刀の感覚を掴んでおこうということだろうか。
彼はいつもの通り、無言で俺の前をすたすたと進んでいく。いつもと違うのは、今週、火曜日も木曜日も、部屋を訪ねるのを断られたことだ。確かに月曜はメレディスと、そして水曜にはオスカーと、その、関係を持ってしまっている俺だが、もしかしたら愛想が尽きかけているのだろうか。それとも飽きられてしまったのだろうか。ちょっとブルーになっていた俺は、声を掛けられたのが嬉しくて、そわそわしながらついて行く。パーシーのように尻尾が生えていたら、元気よく左右に振れているだろう。
彼は訓練用の剣を二本取って、俺にもそうするように促す。
「手加減はなしだ。全力で来い」
「ええ…剣術じゃお前に勝てねぇよ…」
渋々構えて、立ち会う。
彼の剣は、師範と似ていて、正確この上ない。しかも数手先を計算して、俺に全く隙を与えない。石を置こうと思ったところに、既にもう置いてあるような。
「くっ…」
「全力を出せと言った。お前には、身体強化も転移もあるだろう」
パーシーは、天賦の才能とノリで戦うところがある。それはそれで手強いし、戦っていて楽しい。だがナイジェルの剣は、ひたすら理詰めで、少しでも間違うとどんどん追い詰められる。こっちの方が怖い。身体強化に意識を取られると、剣が目前に迫っていて、転移に頼ろうとすると、転移先にもう剣が届いている。ああもう、そこに跳ぶしか…!
そして案の定、跳んだ先にはナイジェルが先回りしていて、喉元に剣を突きつけられる。
「参りました…」
ものの一分ほどで決着がついた。固唾を飲んで見守っていたギャラリーがどよめき、訓練場が沸いている。
「もう!剣でお前に勝てるわけがねぇだろ!」
「俺だって少しくらいは、お前に勝てるところがないとな」
彼は晴れやかに、ふわりと笑う。ダメ!それ他の奴に見せたらダメなヤツ!
その後、彼が剣を一刀に減らしても駄目、そしてお互い一刀ずつで立ち会っても駄目だった。やっぱり、俺の付け焼き刃の剣術では歯が立たない。相性の問題というか、剣術ながら異種格闘技っぽいパーシーとなら、いい勝負するんだけどな。
午前中もそろそろいい時間。汗を流してまた執務室に戻ろう。もしかしたら、またパーシーがやって来て、二回目の訓練場もあるかもだけど。剣を仕舞い、ロッカーに向かおうとしたところ、ナイジェルに手を引かれた。
「こっちだ」
彼に誘われるまま向かったのは、兵舎裏の人気のないところ。植え込みを超え、壁と壁の間の細い通路というか、なんというか。
「何だよ、ナイジェル。ここに何の」
用、と聞こうとする俺の唇を、彼は振り向き様に奪う。
「んん…ちょっ、…んんん…!」
驚いている俺を壁に押し付け、顎を掴み、更に強く、激しく。彼の膝が俺の膝を割って入って来る。まるで彼の部屋の玄関で、性急に求められている時のような。だがここは…
(ナイジェル、何!ここ外なんだけど!)
やっとの思いでキスから逃れると、俺は小声で問いただした。しかし彼は、
「お前、誰のものだ?」
何だか獰猛な目つきで笑っている。
「お、怒ってる…?」
そう。最近ちょっと、彼が目を瞑ってくれるのをいいことに、その、色々と手を出し過ぎたかもしれない。メレディスとは相変わらずだし、オスカーには情が移っちゃったし、パーシーにも…時間の問題かもしれない、と、正直思っている。今週彼の部屋に呼ばれなかったのも、こんな俺に、もう醒めちゃったのかと…。
(怒ってなんかいないさ。ほらお前、もうこんなになっているぞ)
(あっ…!)
彼は俺の脚の間を、そろりと撫で上げる。だってそりゃ、今週はずっとお預けで…
(俺のじゃないと、満足できないんだろう?)
「ふぁっ…!」
耳元に、甘い囁きを魔力と共に吹き込まれて、思わず声が出てしまった。慌てて口を手で抑えるが、マズい。この態勢では逃げられない。というより、もう立っていられなさそうだ。発情が始まったそこが痺れて、言うことを聞かない。
「ふふ。お前たち、見ているんだろう。コイツが誰のものか、思い知らせてやる」
「…!…!…!!」
(あ、は、駄目、駄目、ナイジェル、駄目…!)
壁に手をついた俺を、彼は背後からガツガツと貫く。ただ無遠慮に叩きつけるのではなく、いやらしく巧みに腰を使い、俺のいいところを絶妙に抉りながら。剣と同じだ。俺が感じるパターンを何通りも読んで、先回りして先回りして追い詰める。今なら分かる。火曜日と木曜日、部屋に呼ばれなかったのもこのためだ。俺の喉元にはもうその時から、彼の剣が届いていた。
「イくっ…あ、も、イ…!!」
手で口を押さえていたはずが、我を忘れて壁にすがり、爪を立てる。もう何度となく精を吐いた俺のそこを、それでぬるぬると扱かれる。駄目だ、またイかされる。
「やだっ…やだ、やだ、ナイジェルっ、…あ”っ…!」
イっく…!
遠くに微かに喧騒の聞こえる王宮の外れ。辺りにはいやらしい水音と、荒々しい息遣いと、押し殺した俺の悲鳴だけ。だけど、どこからか見られている気がする。それは世界のスキルで王宮を監視しているオスカーか、それとも俺を誘いに来たパーシーか。もしくは至る所に放たれているエージェントか、五感の鋭い獣人が嗅ぎつけたか、たまたま付近でサボっていた騎士か。一人や二人じゃない。みんな息を押し殺して、発情した俺が、ナイジェルのセックスでイき狂わされているのを、目撃している。
「も、あ、ダメ、ダ、めっ…あ!あ!はぁん!」
駄目だ。あそこも脳も蕩けて、まともに機能しない。突かれて、感じて、イかされて、ひたすらその繰り返し…あ!来る、彼のが、来る…!
「は…あ”…あ”あ”あ”あ”…ッ!」
中ッ!中が…中が灼ける…!
注ぎ切った彼は、膝から崩れ落ちそうになる俺を抱き留めて、背後から耳元にキスを繰り返す。力が入らない。だけど、彼のそれはまだ俺の中で、力強く存在を主張している。
(俺の部屋まで跳べるか?)
朦朧として頭が上手く働かないけど、最後の気力を振り絞り、俺は彼のベッドまで跳んだ。そしてそのまま、俺は彼のメスになり、彼の下で延々といやらしく啼いていた。
「もう駄目だ…どんな顔して出勤したらいいんだよ…」
月曜の朝、頭を抱えてぐずぐずしている俺を尻目に、ナイジェルはさっさと身支度を済ませ、ビジネスモードに身なりをさっぱりと整えている。
「そら、行くぞ」
「なあ、退職届ってどこに出せばいいんだ…」
「上司の俺だな。まあ、握り潰すけど」
「ひどい…」
俺は家でひとしきり悩んでから、始業時間ギリギリに、意を決して職場に跳んだ。なんか、みんな俺を見てヒソヒソしている気がする。居たたまれない。ひ、人の噂も七十五日、人の噂も七十五日。…七十五日も、どうやって耐えればいいんだよ!
執務室では、もう三人とも仕事を始めていた。当のナイジェルはいつも通りしれっとしているが、ラフィはニヨニヨと、そしてロドリックは顔を真っ赤にして背けている。ほらあああ!!
「もうやだ…この仕事辞める…」
「おはようございます、メイナード様。明日は査察ですよ」
そう言って、ラフィが満面の笑みでドカッと書類を積み上げる。本当なら金曜日に読み込んでおくはずだったものだ。ひどい。
その後は、相変わらず執務室に飛び込んで来るパーシーに、執拗に身体を狙われるようになったり、一度はしおらしくなったオスカーに、大胆に迫られるようになったり。そして時々ナイジェルに剣術の手合わせに付き合わされては、物陰に連れ込まれそうになったり。彼らだけじゃない、王宮に勤務する者からの視線に、ちらちらと熱を感じるようになった。俺は一体、どこで何を間違えたのだろう。
「お前の偽装もそろそろ限界だ。なら、誰の物かはっきりさせておかないとな」
ちょっと隙を見せると、廊下で壁に押し付けられ、唇を奪われる。あの時彼に捕まらなければ、今頃人間界でこそこそと精を集めているはずだったのに、どうしてこうなった。
俺の王都脱出計画は、こうしてほぼ夢と潰えた。
73
お気に入りに追加
187
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
愛され末っ子
西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。
リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。
(お知らせは本編で行います。)
********
上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます!
上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、
上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。
上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的
上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン
上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。
てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。
(特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。
琉架の従者
遼(はる)琉架の10歳上
理斗の従者
蘭(らん)理斗の10歳上
その他の従者は後々出します。
虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。
前半、BL要素少なめです。
この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。
できないな、と悟ったらこの文は消します。
※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。
皆様にとって最高の作品になりますように。
※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる