17 / 135
第2章 王都編
(16)※(微) 謁見
しおりを挟む
結局その夜も彼の色香に惑わされ、つい限界まで貪ってしまった。普通逆なんじゃないのか。淫魔が惑わされてどうする。まあ、彼も人を惑わすサイレンの裔だ。俺が多少よろめいてしまっても、仕方ないと言えよう。
「あ”あっ、許じでっ、許じでっ、メ”イナードっ、メ”っ…あ”あ”あ”!!」
うん。何だか悔しいので、前夜と同じく、ナイジェルが乱れ狂って壊れるまで抱いた。一滴残らず頂きました。ご馳走様でした。
彼を抱いて元気一杯の俺は、シャワーを浴びた後、荷物をまとめ、余った時間で図書館での学習内容をおさらいするまでの時間があった。ナイジェルはたった一つのシングルベッドを占領して、死んだように眠っていた。一つ誤算だったのは、ここが彼の呼び出したあのホテルならば、俺は彼が眠っている間に逃亡出来たかもしれないということだ。彼がベッドを占領したままでは、部屋を引き払えない。彼が取った部屋でもなし、流石に彼に勘定を押し付けて立ち去るのは気が咎める。ああ、あの時「もう呼び出さないでくれ」って言わなきゃ良かった。だけど、毎回ああして呼び出されるのも癪だしな。
まあ、荷物も資料もまとめたことだし、何とかして彼を油断させて隙を作り、王都脱出のチャンスを窺おう。そんなに難しいことじゃないはずだ。慌てるな俺。
やがて朝も少し遅い時間。彼はやっと意識を取り戻し、のろのろと身体を起こすと、すっかり荷物をまとめた俺を恨めしそうに睨み、手首のバングルからポーションを三本ほど取り出し、一気に呷った。あれ、マジックボックスだったんだ。道理で高そうな魔石が付いてると思った。さすが一流のお貴族様は、高価なものを身につけていらっしゃる。ポーションもお高いヤツだ。彼は黙ってシャワーを浴びに行った。一瞬チャンスかと思ったが、ドアには既に追跡とアラームのトラップが掛けられていた。俺は犯罪者か。
彼は今日は多少貴族らしい服を取り出し、手早く身支度を済ませた。一応
「朝飯、食ってく?」
と誘うと、黙って頷き、宿の食堂までついて来た。終始無言のナイジェルと、味のしない朝食。まあ、朝食なんてこんなもんだろう。さあ、今度こそおさらばだ。「じゃな」と言って立ち去ろうとすると、彼に腕を引かれる。
「こっちだ」
何がこっちだ。よく分からないまま、玄関へ。するとそこには、王宮の騎士団の馬車が横付けされていた。騎士がドアを開き、ナイジェルはさっさと乗り込み、「早く」と促す。俺が呆然としていると、騎士が苛立たしそうに乗車を催促する。彼はここで相当待たされていたみたいだ。俺は彼の剣幕に気圧されて、つい馬車に乗ってしまった。
騎士は御者席。車内は俺たちだけ。事態の飲み込めない俺を差し置いて、ナイジェルはやはり終始無言だ。不機嫌そうに窓の外を眺めて、しかし俺の手に指を絡めて来る。いわゆる恋人繋ぎというヤツだ。ちょっ…
馬車はどんどん王宮に向かっている。王宮騎士団のものだから、当たり前といえば当たり前だ。そして当然のように王宮の門を潜り、かなり奥まで通される。俺、こんな王宮の奥まで来たことないんだけど。
俺たちが降ろされたのは、最深部にほど近い検問所。騎士は馬車とともに厩舎の方面に去って行った。ナイジェルは顔パス。だが俺は王宮に連れてこられるなどと思いもしなかったものだから、何の用意もしていない。俺が固まっていると、ナイジェルが「指輪」と呟く。そこで慌てて、家紋の入った指輪を見せると、門番は「メイナード・マガリッジ様ですね。お待ちしておりました」と、俺たちを通してくれた。お待ちしておりました?
その後ナイジェルは、俺を振り返りもせず、すたすたと歩いて行ってしまった。「お、おい」と俺がオロオロしていると、等間隔に配置された騎士たちに睨まれる。俺は仕方なくナイジェルの後を追った。彼はどんどん王宮の中、かなりヤバそうな所を進んで行く。いかにも偉い連中しか入れなさそうな、その辺に無造作に置いてある壺を割ったら、一生借金地獄から出られなさそうな。
やがて彼は、ひときわ立派な扉の前で足を止めた。そして良く通る声で、「ナイジェル・ノースロップ、只今戻りました」と。すると、扉は独りでに開いた。正確には、内側に控えた騎士が扉を開いた。
彼が敬語を使う相手など、この国にそういない。彼の家は次席侯爵家だから、筆頭侯爵、公爵家、そして、王家。この広い部屋の正面、つまり謁見室の赤いカーペットの一番奥には、王太子殿下がおわした。
———俺、何でこんなとこに来ちゃってんの。
ナイジェルに続き、彼の背後で臣下の礼を取り、跪く。ナイジェルが、殿下と二言、三言言葉を交わすと、殿下は人払いを命じた。ナイジェルもだ。ちょ、俺が暗殺者とかだったら、殿下ヤバくね?
「ところで、君がメイナードだね」
「は…」
「ああ、堅苦しいことは抜きで。メイナード・マガリッジ。マガリッジ伯爵家長子。メレディスんとこの。お父上は元気?」
「は、お陰様で…」
俺は一体、何に付き合わされているんだ。
「今年学園卒、ナイジェルと同級生。成績は…そこそこ」
殿下が言葉を濁す。殿下の半分は優しさで出来ている。
「で、ナイジェルが君を推してるんだけど…心当たりは?」
「は?」
許可もないのに、思わず顔を上げてしまった。マズい。すぐに下を向く。
「失礼いたしました」
「ああそう、ふぅん。なるほどね。君、ナイジェルの愛人なんだ?」
「!」
一瞬動揺したが、落ち着け、俺。これは引っ掛け問題だ。上を向いたら負けだ。
「いえ、私共はそういう関係では…」
「ふふ、いいよ。これで彼の魅了の訳も分かった。今日のキスマークもね」
「!!」
しまった。ナイジェルの首のキスマーク、治癒で消しておくべきだった。てか、王太子殿下は鑑定スキル持ち、なのか…?
「さてメイナード。君、いつから働く?来週からでいいかな?」
「は?」
また思わず顔を上げてしまった。この状況で俺に出来る返事は、「はい」か「イエス」だけ。こうして、俺は王太子殿下のもとで仕官することが決まった。俺は真っ白になって、宿まで馬車で送られた。
✳︎✳︎✳︎
名前 メイナード
種族 淫魔
称号 マガリッジ伯爵家長子
レベル 379
HP 3,790
MP 18,950
POW 379
INT 1,895
AGI 379
DEX 1,137
属性 闇・水
スキル
魔眼 LvMax
呪詛 Lv8
暗黒の雷 Lv7
ヒール Lv7
キュアー Lv7
ウォーターボール Lv7
転移 LvMax
偽装 Lv—
E 魔力糸のシャツ
E 魔力糸のパンツ
スキルポイント 残り 10
魔眼
闇属性スキル、淫魔専用(※)
淫夢スキルと魅了スキルをMaxにすると統合されて出現する、上位スキル
淫夢スキルと魅了スキルに加え、鑑定と呪縛の効果を持つ
※他種族にも魔眼スキルはあるが、淫夢と魅了から進化するものは淫魔専用
(参考)
淫夢
闇属性スキル、淫魔専用
対象に淫らな夢を見せる
レベルが上がるほど一度に多くの対象に、深く、継続的に潜在意識に介入できる
(参考)
魅了
闇属性スキル
対象を魅了する
レベルが上がるほど一度に多くの対象に、強い魅了と催淫効果をもたらす
呪詛
闇属性スキル
様々な状態異常や即死をもたらす
レベルが上がるほど一度に多くの対象に、深刻な状態異常をもたらす
成功率が低いので、使いこなすには高いDEXを必要とする
※このスキルの中に魅了も含まれるので、淫魔種でなくても魅了は使用可能
このため、魅了に特化した淫魔種は他の種族よりも一段低く見られる傾向がある
暗黒の雷
闇属性スキル
闇属性の魔力を雷の球体に変えて攻撃するスキル
レベルが上がるほど範囲と威力を増す
命中率が低いので、使いこなすには高いDEXを必要とする
ヒール ・キュアー ・ウォーターボール
前話参照
転移
闇属性スキル
ある地点と地点との空間を結び、一瞬で移動する
レベルが上がるほど一度に多くの対象を遠くに移動させることができる
偽装
闇属性スキル
自分の持つ魔力などを偽装隠蔽する
自分よりも高い能力を持つ相手には看破されるため、主に相手を油断させたり目立つことを避けるために使われる
「あ”あっ、許じでっ、許じでっ、メ”イナードっ、メ”っ…あ”あ”あ”!!」
うん。何だか悔しいので、前夜と同じく、ナイジェルが乱れ狂って壊れるまで抱いた。一滴残らず頂きました。ご馳走様でした。
彼を抱いて元気一杯の俺は、シャワーを浴びた後、荷物をまとめ、余った時間で図書館での学習内容をおさらいするまでの時間があった。ナイジェルはたった一つのシングルベッドを占領して、死んだように眠っていた。一つ誤算だったのは、ここが彼の呼び出したあのホテルならば、俺は彼が眠っている間に逃亡出来たかもしれないということだ。彼がベッドを占領したままでは、部屋を引き払えない。彼が取った部屋でもなし、流石に彼に勘定を押し付けて立ち去るのは気が咎める。ああ、あの時「もう呼び出さないでくれ」って言わなきゃ良かった。だけど、毎回ああして呼び出されるのも癪だしな。
まあ、荷物も資料もまとめたことだし、何とかして彼を油断させて隙を作り、王都脱出のチャンスを窺おう。そんなに難しいことじゃないはずだ。慌てるな俺。
やがて朝も少し遅い時間。彼はやっと意識を取り戻し、のろのろと身体を起こすと、すっかり荷物をまとめた俺を恨めしそうに睨み、手首のバングルからポーションを三本ほど取り出し、一気に呷った。あれ、マジックボックスだったんだ。道理で高そうな魔石が付いてると思った。さすが一流のお貴族様は、高価なものを身につけていらっしゃる。ポーションもお高いヤツだ。彼は黙ってシャワーを浴びに行った。一瞬チャンスかと思ったが、ドアには既に追跡とアラームのトラップが掛けられていた。俺は犯罪者か。
彼は今日は多少貴族らしい服を取り出し、手早く身支度を済ませた。一応
「朝飯、食ってく?」
と誘うと、黙って頷き、宿の食堂までついて来た。終始無言のナイジェルと、味のしない朝食。まあ、朝食なんてこんなもんだろう。さあ、今度こそおさらばだ。「じゃな」と言って立ち去ろうとすると、彼に腕を引かれる。
「こっちだ」
何がこっちだ。よく分からないまま、玄関へ。するとそこには、王宮の騎士団の馬車が横付けされていた。騎士がドアを開き、ナイジェルはさっさと乗り込み、「早く」と促す。俺が呆然としていると、騎士が苛立たしそうに乗車を催促する。彼はここで相当待たされていたみたいだ。俺は彼の剣幕に気圧されて、つい馬車に乗ってしまった。
騎士は御者席。車内は俺たちだけ。事態の飲み込めない俺を差し置いて、ナイジェルはやはり終始無言だ。不機嫌そうに窓の外を眺めて、しかし俺の手に指を絡めて来る。いわゆる恋人繋ぎというヤツだ。ちょっ…
馬車はどんどん王宮に向かっている。王宮騎士団のものだから、当たり前といえば当たり前だ。そして当然のように王宮の門を潜り、かなり奥まで通される。俺、こんな王宮の奥まで来たことないんだけど。
俺たちが降ろされたのは、最深部にほど近い検問所。騎士は馬車とともに厩舎の方面に去って行った。ナイジェルは顔パス。だが俺は王宮に連れてこられるなどと思いもしなかったものだから、何の用意もしていない。俺が固まっていると、ナイジェルが「指輪」と呟く。そこで慌てて、家紋の入った指輪を見せると、門番は「メイナード・マガリッジ様ですね。お待ちしておりました」と、俺たちを通してくれた。お待ちしておりました?
その後ナイジェルは、俺を振り返りもせず、すたすたと歩いて行ってしまった。「お、おい」と俺がオロオロしていると、等間隔に配置された騎士たちに睨まれる。俺は仕方なくナイジェルの後を追った。彼はどんどん王宮の中、かなりヤバそうな所を進んで行く。いかにも偉い連中しか入れなさそうな、その辺に無造作に置いてある壺を割ったら、一生借金地獄から出られなさそうな。
やがて彼は、ひときわ立派な扉の前で足を止めた。そして良く通る声で、「ナイジェル・ノースロップ、只今戻りました」と。すると、扉は独りでに開いた。正確には、内側に控えた騎士が扉を開いた。
彼が敬語を使う相手など、この国にそういない。彼の家は次席侯爵家だから、筆頭侯爵、公爵家、そして、王家。この広い部屋の正面、つまり謁見室の赤いカーペットの一番奥には、王太子殿下がおわした。
———俺、何でこんなとこに来ちゃってんの。
ナイジェルに続き、彼の背後で臣下の礼を取り、跪く。ナイジェルが、殿下と二言、三言言葉を交わすと、殿下は人払いを命じた。ナイジェルもだ。ちょ、俺が暗殺者とかだったら、殿下ヤバくね?
「ところで、君がメイナードだね」
「は…」
「ああ、堅苦しいことは抜きで。メイナード・マガリッジ。マガリッジ伯爵家長子。メレディスんとこの。お父上は元気?」
「は、お陰様で…」
俺は一体、何に付き合わされているんだ。
「今年学園卒、ナイジェルと同級生。成績は…そこそこ」
殿下が言葉を濁す。殿下の半分は優しさで出来ている。
「で、ナイジェルが君を推してるんだけど…心当たりは?」
「は?」
許可もないのに、思わず顔を上げてしまった。マズい。すぐに下を向く。
「失礼いたしました」
「ああそう、ふぅん。なるほどね。君、ナイジェルの愛人なんだ?」
「!」
一瞬動揺したが、落ち着け、俺。これは引っ掛け問題だ。上を向いたら負けだ。
「いえ、私共はそういう関係では…」
「ふふ、いいよ。これで彼の魅了の訳も分かった。今日のキスマークもね」
「!!」
しまった。ナイジェルの首のキスマーク、治癒で消しておくべきだった。てか、王太子殿下は鑑定スキル持ち、なのか…?
「さてメイナード。君、いつから働く?来週からでいいかな?」
「は?」
また思わず顔を上げてしまった。この状況で俺に出来る返事は、「はい」か「イエス」だけ。こうして、俺は王太子殿下のもとで仕官することが決まった。俺は真っ白になって、宿まで馬車で送られた。
✳︎✳︎✳︎
名前 メイナード
種族 淫魔
称号 マガリッジ伯爵家長子
レベル 379
HP 3,790
MP 18,950
POW 379
INT 1,895
AGI 379
DEX 1,137
属性 闇・水
スキル
魔眼 LvMax
呪詛 Lv8
暗黒の雷 Lv7
ヒール Lv7
キュアー Lv7
ウォーターボール Lv7
転移 LvMax
偽装 Lv—
E 魔力糸のシャツ
E 魔力糸のパンツ
スキルポイント 残り 10
魔眼
闇属性スキル、淫魔専用(※)
淫夢スキルと魅了スキルをMaxにすると統合されて出現する、上位スキル
淫夢スキルと魅了スキルに加え、鑑定と呪縛の効果を持つ
※他種族にも魔眼スキルはあるが、淫夢と魅了から進化するものは淫魔専用
(参考)
淫夢
闇属性スキル、淫魔専用
対象に淫らな夢を見せる
レベルが上がるほど一度に多くの対象に、深く、継続的に潜在意識に介入できる
(参考)
魅了
闇属性スキル
対象を魅了する
レベルが上がるほど一度に多くの対象に、強い魅了と催淫効果をもたらす
呪詛
闇属性スキル
様々な状態異常や即死をもたらす
レベルが上がるほど一度に多くの対象に、深刻な状態異常をもたらす
成功率が低いので、使いこなすには高いDEXを必要とする
※このスキルの中に魅了も含まれるので、淫魔種でなくても魅了は使用可能
このため、魅了に特化した淫魔種は他の種族よりも一段低く見られる傾向がある
暗黒の雷
闇属性スキル
闇属性の魔力を雷の球体に変えて攻撃するスキル
レベルが上がるほど範囲と威力を増す
命中率が低いので、使いこなすには高いDEXを必要とする
ヒール ・キュアー ・ウォーターボール
前話参照
転移
闇属性スキル
ある地点と地点との空間を結び、一瞬で移動する
レベルが上がるほど一度に多くの対象を遠くに移動させることができる
偽装
闇属性スキル
自分の持つ魔力などを偽装隠蔽する
自分よりも高い能力を持つ相手には看破されるため、主に相手を油断させたり目立つことを避けるために使われる
81
お気に入りに追加
187
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる