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余話
君の元へ(完)
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あれから約30年の月日が経った。
ケラハー侯爵家は、キースの父カイルから長兄キンバリーへ、そしてその子供へと代替わり。未だ軍部大臣はキンバリーが務めているが、近いうちに現侯爵のクレメントへ引き継がれるだろう。第三騎士団も然り。既に団長は、次男のケヴィンへと引き継がれている。
キースは、団長職だけでなく子爵位もケヴィンへと譲位した。今や彼は、名誉団長として軍部に名を連ねている。父たるカイルも、母カトリーナも健在だ。特に母カトリーナは衰えることを知らず、姫騎士軍団と共に騎士女学園を設立し、その学園長を務めている。王都の騎士学園にも女生徒は在籍していたが、騎士の世界はあくまで男社会。女生徒の多くにとっては、跡取りのいない騎士の家系を継ぐお飾りの名誉職を得る場、もしくは騎士の妻としての花嫁修行の場に過ぎなかった。しかし、女性ながら本気で騎士を目指したいという生徒は後を絶たず、自領のみならず、国内外から入学希望者が殺到。最近では、女性の要人警護などの需要も伸び、人気の名門校となっている。なお蛇足だが、女生徒の一部は卒業後、騎士ではなく出版業に就くらしい。花園の中で何が渦巻いているかは、推して知るべし。
団長補佐という立場で就職を果たしたジャスパーだが、その後はいろんな肩書きと二つ名が付いた。領内外の重篤患者を全て治療して回り、「ナイトリーの聖人」。薬草の栽培に成功し、ポーションの一大生産地へと育てた功績で、「薬聖」。事務仕事を体系化し、「文官の祖」。もちろん、例の魔物を使った侵攻の際、単騎で敵を壊滅に追い込んだ逸話も脈々と語り継がれ、未だ「氷帝」「殲滅の戦乙女」「氷嵐の戦姫」という渾名で呼ばれることもある。しかし奥ゆかしい彼は、功績をひけらかすこともせず、人前に出ることを良しとせずに、ひたすら地道に、領民のために尽くした。
キースとジャスパーの二人は現在、本邸や騎士団から少し離れた森の近くにある、小さな館に住んでいる。ここはかつて隠居した親族が住み、今は空き家になっていたものだ。ここからキースは騎士団に通い、ジャスパーは薬草研究所に顔を出すこともあれば、小さな庭でハーブを育て、ゆったりと暮らしている。
幼少期、ジャスパーはよく熱を出して寝込む子供であった。上の兄たちと違って繊細な彼を、母を始め子爵家全員で、慈しんで育てたものだ。15で王都に出る頃には多少改善していたが、くれぐれも体に気を付けるよう、辺境の家族は彼に散々言い含めた。
彼がケラハーに縁付いて、目まぐるしく多忙な日々を過ごし、今になって振り返ると、気が付けば病気らしい病気をしたことはなかった。ロームを拾ってから、魔力量は桁違いに伸び、気力も体力も充実していた。ロームはジャスパーの魔力の供給を得ながら、一方で彼の身体を癒したり、キースとの絆を取り持ったり、実に良い相棒であった。
ロームは結局、3体以上に殖えることはなかった。かつて敵軍を退ける時に1体に戻り、それから間もなく2体、数ヶ月後には再び3体に殖えたが、一度義母カトリーナが暗殺の憂き目に遭い、一命を取り留めるために全力の治癒を施した際、また2体に戻り、それからそのまま。キースとジャスパーは、2体のロームとともに、穏やかに愛を育んでいた。
若い頃のような、情熱的な営みも素晴らしかった。しかし年を経て、同じ部屋でただ黙って時間を過ごすだけの時間が、何よりも代え難い。暖炉のパチパチという音だけが響く温かい部屋で、ジャスパーは揺り椅子に掛けて本を読み、キースは黙々と剣の手入れ。そして大きなベッドで、手を繋いで眠る。二人はもう、それだけで満たされ、他には何も要らなかった。
今年の冬は寒い。古い館なので、時折鎧窓が軋む。手入れをしながら住んでいるが、次の春には全面的に改修した方がいいかも知れない。
ジャスパーは、時折体調を崩すようになった。季節の変わり目には特に。幸い、寒い季節に手入れの必要なハーブは多くない。キースは騎士団に暇乞いをし、ジャスパーと過ごすようになった。
「僕のために、すみません」
目覚めるたび、彼はいつも遠慮するが、キースがそばにいると、明らかに安堵の表情を浮かべる。それはキースにとって、無上の喜びだった。頬を撫でながらそう告げると、彼は遠慮なく頬擦りして甘えてくる。可愛いジャスパー。彼はいつだって、誰よりもキースを幸せにする。
彼が眠っている間、ロームは彼の胸の上に佇み、ぼんやりと金色に光っている。結局彼が何なのか、未だに解明されていない。だが、ジャスパーとロームとの間には、言葉に出来ない特別な絆がある。多少嫉妬を覚えなくもないが、キースとジャスパーを結びつけたのは、ロームだ。そして、ジャスパーがロームを拾ったのは、もうずっと前から決まっていた約束事のように感じることがある。
ある朝、ジャスパーの胸の上のロームが、1体になっていた。もう1体は、どこを探しても見つからなかった。ロームは相変わらずぼんやりと光っている。ジャスパーの呼吸に合わせて、ゆっくりと上下しながら。
ジャスパーの眠っている時間は、次第に長くなった。相変わらず長いまつ毛、さらさらの亜麻色の髪。かつてのような艶はなく、よく見ると白いものが混じっている。しかし彼は年を経てなお、ますます美しい。思慮深い瞳には、穏やかな輝きを湛え。いつも春の陽だまりのような笑顔が、キースを捉えて離さない。今は少し乾いてしまっている唇に、そっと口付ける。暖かくなったら、また二人で小川に出かけ、花畑で虫を眺め、そよ風の中で微笑み合おう。
「…キース、様?」
唇に触れてしまったからか、ジャスパーが薄く瞼を開いた。そしてキースを捉えると、
「…キース様…お慕い、しています…」
ふわりと微笑んで囁いて、彼は再び眠りに落ちた。
それから日がな、キースは飽きもせずジャスパーとともにいた。家人は食事を運び、最低限の世話に入り、極力二人をそっとしておいてくれた。寝室は、二人だけの愛の世界だった。キースにとって、ジャスパーと共に過ごす、この部屋さえあればよかった。
ある夜半、キースは目を覚ました。すぐそばには、月光に照らされた愛しい夫の顔。そして胸の上でぼんやり光る、彼のもう一人の相棒。
ロームは、少しずつその輝きを増して行った。そしてわずかに身体を震わせたかと思うと、さらさら、さらさらと砂のように、音もなく崩れ去った。光の粒は、ふわりと虚空に浮かび上がると、煙のように月の光へ溶け込んで行った。
それからのことを、キースはあまり良く覚えていない。邸内が俄かに騒がしくなり、彼はジャスパーと共に教会に運ばれ、多くの者に囲まれた。まるでかつての結婚式のようだ。ただし、ジャスパーは誓いの口付けをする代わりに、花に囲まれてうっとりと眠っていた。
いろんな者に声を掛けられた。残念でしたね、とか、気丈に務められて、とか。それらに無難に対応する自分の様子を、キースは夢の中で傍観していた。そして冬が過ぎ、春が訪れて、彼は小さなハーブ園に面したテラスに、揺り椅子を出して座っていた。暖かくなったら、また二人で小川に出かけ、花畑で虫を眺め、そよ風の中微笑み合おう。ずっとそう思っていた。薫風が頬を撫で、彼が育てていた香草が鼻をくすぐる。
———ニー。
どこか遠くから、風に運ばれて、囁き声が聞こえる。
———クラースニー。おいで。
その時、ぼんやりと夢の中にいた彼は、はっと目を覚ました。聞こえる。あれからずっと探し求めていた、ずっとずっと聴きたかった、愛しい声。
夢を見ていた。出会って、惹かれあって、求め合って。抱き締め合って、何度も何度も繋がって、溶け合って。微笑み合って、口付け合って、それから、それから。それは長い長い時間だったような、それとも一瞬だったような。
聞いて、主。とっても素敵な夢だったんだ。
その日、ナイトリー領の空に、一頭の紅い龍が目撃された。
橙を帯びた宝石のような鱗を煌めかせ、彼は嬉しそうに、天に駆け昇ったという。
✳︎✳︎✳︎
おかげさまで、以上をもちまして完結です。
こうして読んで頂けて、心から感謝致します。
ありがとうございます!
ケラハー侯爵家は、キースの父カイルから長兄キンバリーへ、そしてその子供へと代替わり。未だ軍部大臣はキンバリーが務めているが、近いうちに現侯爵のクレメントへ引き継がれるだろう。第三騎士団も然り。既に団長は、次男のケヴィンへと引き継がれている。
キースは、団長職だけでなく子爵位もケヴィンへと譲位した。今や彼は、名誉団長として軍部に名を連ねている。父たるカイルも、母カトリーナも健在だ。特に母カトリーナは衰えることを知らず、姫騎士軍団と共に騎士女学園を設立し、その学園長を務めている。王都の騎士学園にも女生徒は在籍していたが、騎士の世界はあくまで男社会。女生徒の多くにとっては、跡取りのいない騎士の家系を継ぐお飾りの名誉職を得る場、もしくは騎士の妻としての花嫁修行の場に過ぎなかった。しかし、女性ながら本気で騎士を目指したいという生徒は後を絶たず、自領のみならず、国内外から入学希望者が殺到。最近では、女性の要人警護などの需要も伸び、人気の名門校となっている。なお蛇足だが、女生徒の一部は卒業後、騎士ではなく出版業に就くらしい。花園の中で何が渦巻いているかは、推して知るべし。
団長補佐という立場で就職を果たしたジャスパーだが、その後はいろんな肩書きと二つ名が付いた。領内外の重篤患者を全て治療して回り、「ナイトリーの聖人」。薬草の栽培に成功し、ポーションの一大生産地へと育てた功績で、「薬聖」。事務仕事を体系化し、「文官の祖」。もちろん、例の魔物を使った侵攻の際、単騎で敵を壊滅に追い込んだ逸話も脈々と語り継がれ、未だ「氷帝」「殲滅の戦乙女」「氷嵐の戦姫」という渾名で呼ばれることもある。しかし奥ゆかしい彼は、功績をひけらかすこともせず、人前に出ることを良しとせずに、ひたすら地道に、領民のために尽くした。
キースとジャスパーの二人は現在、本邸や騎士団から少し離れた森の近くにある、小さな館に住んでいる。ここはかつて隠居した親族が住み、今は空き家になっていたものだ。ここからキースは騎士団に通い、ジャスパーは薬草研究所に顔を出すこともあれば、小さな庭でハーブを育て、ゆったりと暮らしている。
幼少期、ジャスパーはよく熱を出して寝込む子供であった。上の兄たちと違って繊細な彼を、母を始め子爵家全員で、慈しんで育てたものだ。15で王都に出る頃には多少改善していたが、くれぐれも体に気を付けるよう、辺境の家族は彼に散々言い含めた。
彼がケラハーに縁付いて、目まぐるしく多忙な日々を過ごし、今になって振り返ると、気が付けば病気らしい病気をしたことはなかった。ロームを拾ってから、魔力量は桁違いに伸び、気力も体力も充実していた。ロームはジャスパーの魔力の供給を得ながら、一方で彼の身体を癒したり、キースとの絆を取り持ったり、実に良い相棒であった。
ロームは結局、3体以上に殖えることはなかった。かつて敵軍を退ける時に1体に戻り、それから間もなく2体、数ヶ月後には再び3体に殖えたが、一度義母カトリーナが暗殺の憂き目に遭い、一命を取り留めるために全力の治癒を施した際、また2体に戻り、それからそのまま。キースとジャスパーは、2体のロームとともに、穏やかに愛を育んでいた。
若い頃のような、情熱的な営みも素晴らしかった。しかし年を経て、同じ部屋でただ黙って時間を過ごすだけの時間が、何よりも代え難い。暖炉のパチパチという音だけが響く温かい部屋で、ジャスパーは揺り椅子に掛けて本を読み、キースは黙々と剣の手入れ。そして大きなベッドで、手を繋いで眠る。二人はもう、それだけで満たされ、他には何も要らなかった。
今年の冬は寒い。古い館なので、時折鎧窓が軋む。手入れをしながら住んでいるが、次の春には全面的に改修した方がいいかも知れない。
ジャスパーは、時折体調を崩すようになった。季節の変わり目には特に。幸い、寒い季節に手入れの必要なハーブは多くない。キースは騎士団に暇乞いをし、ジャスパーと過ごすようになった。
「僕のために、すみません」
目覚めるたび、彼はいつも遠慮するが、キースがそばにいると、明らかに安堵の表情を浮かべる。それはキースにとって、無上の喜びだった。頬を撫でながらそう告げると、彼は遠慮なく頬擦りして甘えてくる。可愛いジャスパー。彼はいつだって、誰よりもキースを幸せにする。
彼が眠っている間、ロームは彼の胸の上に佇み、ぼんやりと金色に光っている。結局彼が何なのか、未だに解明されていない。だが、ジャスパーとロームとの間には、言葉に出来ない特別な絆がある。多少嫉妬を覚えなくもないが、キースとジャスパーを結びつけたのは、ロームだ。そして、ジャスパーがロームを拾ったのは、もうずっと前から決まっていた約束事のように感じることがある。
ある朝、ジャスパーの胸の上のロームが、1体になっていた。もう1体は、どこを探しても見つからなかった。ロームは相変わらずぼんやりと光っている。ジャスパーの呼吸に合わせて、ゆっくりと上下しながら。
ジャスパーの眠っている時間は、次第に長くなった。相変わらず長いまつ毛、さらさらの亜麻色の髪。かつてのような艶はなく、よく見ると白いものが混じっている。しかし彼は年を経てなお、ますます美しい。思慮深い瞳には、穏やかな輝きを湛え。いつも春の陽だまりのような笑顔が、キースを捉えて離さない。今は少し乾いてしまっている唇に、そっと口付ける。暖かくなったら、また二人で小川に出かけ、花畑で虫を眺め、そよ風の中で微笑み合おう。
「…キース、様?」
唇に触れてしまったからか、ジャスパーが薄く瞼を開いた。そしてキースを捉えると、
「…キース様…お慕い、しています…」
ふわりと微笑んで囁いて、彼は再び眠りに落ちた。
それから日がな、キースは飽きもせずジャスパーとともにいた。家人は食事を運び、最低限の世話に入り、極力二人をそっとしておいてくれた。寝室は、二人だけの愛の世界だった。キースにとって、ジャスパーと共に過ごす、この部屋さえあればよかった。
ある夜半、キースは目を覚ました。すぐそばには、月光に照らされた愛しい夫の顔。そして胸の上でぼんやり光る、彼のもう一人の相棒。
ロームは、少しずつその輝きを増して行った。そしてわずかに身体を震わせたかと思うと、さらさら、さらさらと砂のように、音もなく崩れ去った。光の粒は、ふわりと虚空に浮かび上がると、煙のように月の光へ溶け込んで行った。
それからのことを、キースはあまり良く覚えていない。邸内が俄かに騒がしくなり、彼はジャスパーと共に教会に運ばれ、多くの者に囲まれた。まるでかつての結婚式のようだ。ただし、ジャスパーは誓いの口付けをする代わりに、花に囲まれてうっとりと眠っていた。
いろんな者に声を掛けられた。残念でしたね、とか、気丈に務められて、とか。それらに無難に対応する自分の様子を、キースは夢の中で傍観していた。そして冬が過ぎ、春が訪れて、彼は小さなハーブ園に面したテラスに、揺り椅子を出して座っていた。暖かくなったら、また二人で小川に出かけ、花畑で虫を眺め、そよ風の中微笑み合おう。ずっとそう思っていた。薫風が頬を撫で、彼が育てていた香草が鼻をくすぐる。
———ニー。
どこか遠くから、風に運ばれて、囁き声が聞こえる。
———クラースニー。おいで。
その時、ぼんやりと夢の中にいた彼は、はっと目を覚ました。聞こえる。あれからずっと探し求めていた、ずっとずっと聴きたかった、愛しい声。
夢を見ていた。出会って、惹かれあって、求め合って。抱き締め合って、何度も何度も繋がって、溶け合って。微笑み合って、口付け合って、それから、それから。それは長い長い時間だったような、それとも一瞬だったような。
聞いて、主。とっても素敵な夢だったんだ。
その日、ナイトリー領の空に、一頭の紅い龍が目撃された。
橙を帯びた宝石のような鱗を煌めかせ、彼は嬉しそうに、天に駆け昇ったという。
✳︎✳︎✳︎
おかげさまで、以上をもちまして完結です。
こうして読んで頂けて、心から感謝致します。
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ありがとうございます💞
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