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余話
最果ての皇子ととある斥候の独白
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最果ての皇国の皇子、龍神レナードには、太古の記憶がある。
はるか昔、それはそれは遠い昔。彼は翼を持たない黒龍だった。彼の目の前には聖女と呼ばれる桃色の髪の少女と、彼女を守る黒の魔術師が現れ、彼らと何度も死闘を繰り広げた。黒龍の鱗は魔術師の刃に何度も切り裂かれ、幾度も斃れた。黒龍が魔術師の喉笛を噛み切ることもあった。お互い死力を尽くして戦い、やがてどちらかが力尽き、黒龍は意識を失う。そして再び目覚めた時には、聖女と魔術師が立ちはだかっているのだ。
かの時代、歴史は何度も繰り返した。同じ経験を連続的に経験している、と感じる時もあれば、同じ世界が同時並行的に存在している、と感じる時もあった。いずれにせよ、黒龍は来る日も来る日も黒の魔術師と戦い、命を奪い合った。
黒龍の頭の中には、それ以外の記憶もぼんやりと残っている。龍は肉体を持ちながら非物質界の力も操る、いわゆる精霊の使徒だ。精霊は世界の理を司り、均衡と調和を保つために働く。決して人間族と敵対する存在ではない。ならば何故、彼は黒の魔術師と繰り返し刃を交えていたのか。
世界には、時折「精霊の愛し子」と呼ばれる生命が誕生する。それは小さな羽虫であったり、深海に棲まう大魚であったり。もちろん人間族にも生まれた。しかし悲劇は起こった。人間族の愛し子は、時の強欲な権力者に囚われ、祝福の力を搾り取られ、酷使され、虐げられた。
愛し子に選ばれるのは、純粋で優しい魂。虐待を受けてなお、彼は周囲のために尽くしたが、やがて傷付き、心を閉ざして、永い眠りについた。
愛し子をこよなく愛する精霊王は、人間共の仕打ちに激怒し、愛し子が健気に与えた全ての祝福を奪い去った。そして彼を守り切れなかったことを非常に悔いて、自ら彼の眷族に降り、彼を霊山まで運んで、安らかな眠りを守った。
困ったのは、祝福を奪われた人間だ。凡そ人の住むところ、土地は痩せ、水は干上がり、植物は枯れ果て、日照りや嵐が続いた。権力者は、自らの行いを隠蔽した上で、愛し子から名を奪い、魔王と賤称。邪法により、異界から少女を呼び寄せて聖女とし、魔力や戦闘能力の高い若者を護衛に据え、精霊の加護を不当に阻む魔王討伐の任に就かせた。
護衛候補は5名。それぞれ、白の聖者、黒の魔術師、碧の賢者、赤の騎士、金の王子。聖女はいずれかの護衛と絆を結び、魔王討伐に挑む。そして魔王を守る眷属の結界を破るため、白の使徒には白の聖者、黒の使徒には黒の魔術師。それぞれに宿命付けられた使徒との戦いを制し、結界を打ち払う。すると魔王は「ありがとう」と言葉を残し、眷属と共に光となって天へ還って行き、これまで人間が彼に行って来た仕打ちが明らかとなる。
彼を虐げた権力者は断罪され、聖女と護衛は英雄として民衆に讃えられ、やがて精霊王が取り上げた祝福の力は時間をかけて再び世界を覆う。
そういった「筋書き」が、この世界には用意されていた。
無限とも思える、同じ運命の繰り返し。その終焉は、唐突に訪れた。
『サ終』
いと高き天におわす主神は、ごく短い神託を降ろしたのち、お隠れになった。悪夢の軛から放たれた我ら使徒は、AIと呼ばれる従神たちと共に、理の守護者として、この世界を見守ることとなった。
黒龍は、世界を当てどもなく彷徨った。時に嵐が起こればそれを和らげ、大きな魔物が現れればそれを間引き、魔素が澱めば吹き散らし。乞われれば雨を降らし、または天を晴らせ。他の使徒がどうしているかは知らない。ただ、小さき命の営みを、遥か天空から観察しながら、そっと見守った。
もはや聖女は現れなかった。かの者は、この世界の理の届かぬ存在。何度も同じ姿で現れるのに、その魂の中身は毎回違う。造形としての美しさとは裏腹に、奇妙で不気味な者「共」だった。
一方、幾度となく刃を交えた黒の魔術師は、この世界の中で流転を繰り返した。時には男、時には女。卑しい奴隷として、又は富裕な子女として。栄華を極めた都市に生を受ける事もあれば、未開の蛮族として。淡い髪色に雪のような肌を持つこともあれば、褐色のそれの時もあった。ただ、魂の形は変わらない。彼は常に高い魔力を持ち、いずれ魔術師として頭角を表す。そしていつの世も冷たい美貌を湛え、淡々としている。黒龍は彼から目が離せなかった。
長い長い龍の生命。ただ遠くから彼を見守った。番は持たなかった。あの黒の魔術師以外に、黒龍の心を沸き立たせる者は現れなかった。幾度となく牙を立てた白い喉、殺気で射抜いてくる鋭い瞳。時間が経てば経つほど、彼への想いが募り、身を焦がした。
やがてどのくらいの年月が流れただろうか。黒龍は、黒の魔術師の再来を予感した。彼は魔術師が生まれる予定の家系に加護を与え、配下の近隣種と契約を結ばせた。そして自ら肉体を手放し、黒の魔術師の従魔として転生した。
幼少期より相棒となり、成長を見守ってきたローレンス。彼は黒の魔術師の肉体に宿る彼そのものだ。激しく睦み合って気を失った彼の肌には、無数の交合の痕。そして寝台に零れ落ちる豊かな黒髪の先には、3つの我が卵。幾千幾万の時を経て、千年の準備の末、やっと手に入れた。
それにしても、と彼は振り返る。
彼が再び黒の魔術師の肉体を得て生まれ変わったのは、「———」の再来が深く関わっているだろう。永き眠りを経て漸く復活した、無垢な魂。彼は今世、碧の賢者の肉体に宿り、弱き魔物に擬態した眷族と共にある。傍には、赤の騎士に宿る赤の使徒。奴は使徒の中でも最も「———」に心酔していた。自らも含め、龍族の妄愛と嫉妬深さは大概だが、赤の使徒のそれには遠く及ばない。いささか激しすぎるきらいはあるが、彼の狂おしいほどの熱愛は、かの眷族と共に、「———」を強力に守り、今度こそ柔らかいお心お慰めするだろう。
お隠れになった、いと高き主神。かのお方が何をもって、「———」に過酷な悲運を背負わせ、異界の聖女をもって幾度となく討伐に向かわせたのか。今となっては、それを知る術もない。残された我らは、精々この世界を守り育てるのみ。しかし願わくば、「———」が今世こそ幸せで、満たされた人生を送らんことを。
私は愛しい妃の額に、そっと口付けを落とした。
✳︎✳︎✳︎
世にも珍しいピンクブロンドの髪を持つ某侍女軍団の斥候は、唐突に気がついた。
ヤバい。これ、サ終したあのゲームの世界じゃないっスか。
それは、姫将軍様に付いて隣国へ渡り、20年ほど経った頃。ただでさえサブカルに寛容な侯爵家。この職場は天職だ。輿入れ先の使用人の皆さんと、目くるめく薄い本パラダイスを築いていた矢先。確かにケラハー家のイケメンは、良くある「赤い脳筋」系キャラだと思ってたんスけど。次男のキース様が連れ帰った婚約者というのが、まんま「碧の賢者」で。あーこれ、もうアレですやん、と。
それにしても、攻略対象同士がカップリングなんて、それなんて薄い本。確かにゲームの通りじゃない。聖女はいないし、魔王もいないし、黒の魔術師は黒龍(羽付き)と、金の王子は悪役令嬢と結婚してるし、色々と破綻してるけど。
そんなことはどうでもいい。天国だ。天国はここにある。
私は影からご子息を護衛する役割を与えられ、来る日も来る日も監視した。魔道具を使って記録を取る事はカトリーナ様に禁止されたが、私の心の魔道具には、スチルもボイスもメモリいっぱい。しかもイベントは日々更新される。青姦に監禁に調教にスライム姦に甘々セックス。死ぬ。萌え死んでしまう。
でも大丈夫。私はその萌えエネルギーを、余すところなく創作活動にぶつける。私の供給する萌えエネルギーが、姫騎士侍女軍団とケラハー家創作陣の起爆剤となる。情熱は爆発だ。
「新刊上がりました!『新婚補佐官は、団長室で二度死ぬ♡ だめェ団長、人が来ちゃう♡』」
何の捻りもない。ただ事実をそのまま描いただけ。しかし各地から発注が相次ぎ、発売前に5刷からの、更に大増刷が決まっている。印刷所はここ数年デスマーチだ。だがしかし、毎日がイベント状態。次から次にネタが降ってくる。私には、彼らを逐一追って、次々と新刊を生み出す使命がある。
ああ、いつか壁サーを目指していた私が、こんな人生を歩むことになるなんて。前世の私、何で死んだか思い出せないが、異世界転生万歳である。さあ今日も急いで『新妻監禁陵辱調教———理解するまで肉体に刻み込んでやる』を書き上げねば。
✳︎✳︎✳︎
今代の聖女はお前だ。
そしてエキベンだのトコロテンだの、この世界に存在しないあれこれを持ち込んだのもコイツの仕業。
はるか昔、それはそれは遠い昔。彼は翼を持たない黒龍だった。彼の目の前には聖女と呼ばれる桃色の髪の少女と、彼女を守る黒の魔術師が現れ、彼らと何度も死闘を繰り広げた。黒龍の鱗は魔術師の刃に何度も切り裂かれ、幾度も斃れた。黒龍が魔術師の喉笛を噛み切ることもあった。お互い死力を尽くして戦い、やがてどちらかが力尽き、黒龍は意識を失う。そして再び目覚めた時には、聖女と魔術師が立ちはだかっているのだ。
かの時代、歴史は何度も繰り返した。同じ経験を連続的に経験している、と感じる時もあれば、同じ世界が同時並行的に存在している、と感じる時もあった。いずれにせよ、黒龍は来る日も来る日も黒の魔術師と戦い、命を奪い合った。
黒龍の頭の中には、それ以外の記憶もぼんやりと残っている。龍は肉体を持ちながら非物質界の力も操る、いわゆる精霊の使徒だ。精霊は世界の理を司り、均衡と調和を保つために働く。決して人間族と敵対する存在ではない。ならば何故、彼は黒の魔術師と繰り返し刃を交えていたのか。
世界には、時折「精霊の愛し子」と呼ばれる生命が誕生する。それは小さな羽虫であったり、深海に棲まう大魚であったり。もちろん人間族にも生まれた。しかし悲劇は起こった。人間族の愛し子は、時の強欲な権力者に囚われ、祝福の力を搾り取られ、酷使され、虐げられた。
愛し子に選ばれるのは、純粋で優しい魂。虐待を受けてなお、彼は周囲のために尽くしたが、やがて傷付き、心を閉ざして、永い眠りについた。
愛し子をこよなく愛する精霊王は、人間共の仕打ちに激怒し、愛し子が健気に与えた全ての祝福を奪い去った。そして彼を守り切れなかったことを非常に悔いて、自ら彼の眷族に降り、彼を霊山まで運んで、安らかな眠りを守った。
困ったのは、祝福を奪われた人間だ。凡そ人の住むところ、土地は痩せ、水は干上がり、植物は枯れ果て、日照りや嵐が続いた。権力者は、自らの行いを隠蔽した上で、愛し子から名を奪い、魔王と賤称。邪法により、異界から少女を呼び寄せて聖女とし、魔力や戦闘能力の高い若者を護衛に据え、精霊の加護を不当に阻む魔王討伐の任に就かせた。
護衛候補は5名。それぞれ、白の聖者、黒の魔術師、碧の賢者、赤の騎士、金の王子。聖女はいずれかの護衛と絆を結び、魔王討伐に挑む。そして魔王を守る眷属の結界を破るため、白の使徒には白の聖者、黒の使徒には黒の魔術師。それぞれに宿命付けられた使徒との戦いを制し、結界を打ち払う。すると魔王は「ありがとう」と言葉を残し、眷属と共に光となって天へ還って行き、これまで人間が彼に行って来た仕打ちが明らかとなる。
彼を虐げた権力者は断罪され、聖女と護衛は英雄として民衆に讃えられ、やがて精霊王が取り上げた祝福の力は時間をかけて再び世界を覆う。
そういった「筋書き」が、この世界には用意されていた。
無限とも思える、同じ運命の繰り返し。その終焉は、唐突に訪れた。
『サ終』
いと高き天におわす主神は、ごく短い神託を降ろしたのち、お隠れになった。悪夢の軛から放たれた我ら使徒は、AIと呼ばれる従神たちと共に、理の守護者として、この世界を見守ることとなった。
黒龍は、世界を当てどもなく彷徨った。時に嵐が起こればそれを和らげ、大きな魔物が現れればそれを間引き、魔素が澱めば吹き散らし。乞われれば雨を降らし、または天を晴らせ。他の使徒がどうしているかは知らない。ただ、小さき命の営みを、遥か天空から観察しながら、そっと見守った。
もはや聖女は現れなかった。かの者は、この世界の理の届かぬ存在。何度も同じ姿で現れるのに、その魂の中身は毎回違う。造形としての美しさとは裏腹に、奇妙で不気味な者「共」だった。
一方、幾度となく刃を交えた黒の魔術師は、この世界の中で流転を繰り返した。時には男、時には女。卑しい奴隷として、又は富裕な子女として。栄華を極めた都市に生を受ける事もあれば、未開の蛮族として。淡い髪色に雪のような肌を持つこともあれば、褐色のそれの時もあった。ただ、魂の形は変わらない。彼は常に高い魔力を持ち、いずれ魔術師として頭角を表す。そしていつの世も冷たい美貌を湛え、淡々としている。黒龍は彼から目が離せなかった。
長い長い龍の生命。ただ遠くから彼を見守った。番は持たなかった。あの黒の魔術師以外に、黒龍の心を沸き立たせる者は現れなかった。幾度となく牙を立てた白い喉、殺気で射抜いてくる鋭い瞳。時間が経てば経つほど、彼への想いが募り、身を焦がした。
やがてどのくらいの年月が流れただろうか。黒龍は、黒の魔術師の再来を予感した。彼は魔術師が生まれる予定の家系に加護を与え、配下の近隣種と契約を結ばせた。そして自ら肉体を手放し、黒の魔術師の従魔として転生した。
幼少期より相棒となり、成長を見守ってきたローレンス。彼は黒の魔術師の肉体に宿る彼そのものだ。激しく睦み合って気を失った彼の肌には、無数の交合の痕。そして寝台に零れ落ちる豊かな黒髪の先には、3つの我が卵。幾千幾万の時を経て、千年の準備の末、やっと手に入れた。
それにしても、と彼は振り返る。
彼が再び黒の魔術師の肉体を得て生まれ変わったのは、「———」の再来が深く関わっているだろう。永き眠りを経て漸く復活した、無垢な魂。彼は今世、碧の賢者の肉体に宿り、弱き魔物に擬態した眷族と共にある。傍には、赤の騎士に宿る赤の使徒。奴は使徒の中でも最も「———」に心酔していた。自らも含め、龍族の妄愛と嫉妬深さは大概だが、赤の使徒のそれには遠く及ばない。いささか激しすぎるきらいはあるが、彼の狂おしいほどの熱愛は、かの眷族と共に、「———」を強力に守り、今度こそ柔らかいお心お慰めするだろう。
お隠れになった、いと高き主神。かのお方が何をもって、「———」に過酷な悲運を背負わせ、異界の聖女をもって幾度となく討伐に向かわせたのか。今となっては、それを知る術もない。残された我らは、精々この世界を守り育てるのみ。しかし願わくば、「———」が今世こそ幸せで、満たされた人生を送らんことを。
私は愛しい妃の額に、そっと口付けを落とした。
✳︎✳︎✳︎
世にも珍しいピンクブロンドの髪を持つ某侍女軍団の斥候は、唐突に気がついた。
ヤバい。これ、サ終したあのゲームの世界じゃないっスか。
それは、姫将軍様に付いて隣国へ渡り、20年ほど経った頃。ただでさえサブカルに寛容な侯爵家。この職場は天職だ。輿入れ先の使用人の皆さんと、目くるめく薄い本パラダイスを築いていた矢先。確かにケラハー家のイケメンは、良くある「赤い脳筋」系キャラだと思ってたんスけど。次男のキース様が連れ帰った婚約者というのが、まんま「碧の賢者」で。あーこれ、もうアレですやん、と。
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そんなことはどうでもいい。天国だ。天国はここにある。
私は影からご子息を護衛する役割を与えられ、来る日も来る日も監視した。魔道具を使って記録を取る事はカトリーナ様に禁止されたが、私の心の魔道具には、スチルもボイスもメモリいっぱい。しかもイベントは日々更新される。青姦に監禁に調教にスライム姦に甘々セックス。死ぬ。萌え死んでしまう。
でも大丈夫。私はその萌えエネルギーを、余すところなく創作活動にぶつける。私の供給する萌えエネルギーが、姫騎士侍女軍団とケラハー家創作陣の起爆剤となる。情熱は爆発だ。
「新刊上がりました!『新婚補佐官は、団長室で二度死ぬ♡ だめェ団長、人が来ちゃう♡』」
何の捻りもない。ただ事実をそのまま描いただけ。しかし各地から発注が相次ぎ、発売前に5刷からの、更に大増刷が決まっている。印刷所はここ数年デスマーチだ。だがしかし、毎日がイベント状態。次から次にネタが降ってくる。私には、彼らを逐一追って、次々と新刊を生み出す使命がある。
ああ、いつか壁サーを目指していた私が、こんな人生を歩むことになるなんて。前世の私、何で死んだか思い出せないが、異世界転生万歳である。さあ今日も急いで『新妻監禁陵辱調教———理解するまで肉体に刻み込んでやる』を書き上げねば。
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今代の聖女はお前だ。
そしてエキベンだのトコロテンだの、この世界に存在しないあれこれを持ち込んだのもコイツの仕業。
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