【完結・R18BL】手乗りスライムのロームと僕〜スライムを拾ったら、なぜか侯爵令息に溺愛されました?!【御礼SS追加】

明和来青

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スライムはねらわれた!

ローレンスはスライムに捕らわれた! ※

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今回はローレンス視点です

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「キュイ!キュイ!」

 スライムに囚われたレナードと私。翼蛇のレナードは、小さな体を懸命によじって、スライムから私を助け出そうとしている。しかし私は…



「うあっ…レナードッ…う、動いては…」

 情けないことに、スライムによって挿し込まれたレナードの半身が私の中で暴れ回るたび、身体は拾ってはいけない快楽を拾ってしまう。全身は既に催淫効果のあるスライムの粘液に侵されている。もちろん、レナードを受け入れているそこも。彼が小さな身体をくねらせるたび、ぬちぬちといやらしい音を立てながら、私はどんどん追い詰められていく。

「!嫌っ!そこッ!!」

 レナードの意思とは裏腹に、彼が抵抗を重ねれば重ねるほど、彼の身体は私の奥に飲み込まれていく。そして彼の尾の先が、触れてはいけない場所に触れてしまった。先ほどスライムが探り当てたそこを、レナードの尾が容赦なくなぶる。

「あっ、あっ、嫌っ…あああっ…!!!」

 抵抗も虚しく、全身がびくびくと跳ね、私はあろうことかレナードをきつく締め付け、果てた。何ということだ。苦しそうに「キュイ!」と悲鳴を上げるレナードを、私は正視できない。

 絶頂を重ねて敏感になっている身体には、尚もスライムの淫らな愛撫が続いている。私はそんなに欲の強い方ではない、一晩に一度か二度果てれば満足する性質たちだ。なのに私の分身は、スライムの粘液の中で物欲しそうに勃ち上がり、乳首は女のそれのように色付いて、もっともっとと情けをせがんでいる。

「…くっ……はぁっ…」

 きつく閉じた目尻から、涙が滲む。15の成人を過ぎ、一人前の男でいたつもりが、スライムと侮り迂闊に手を出して、良いように犯されている。スライムとはいえ魔物だ。もっと慎重に取り扱っていれば。全身を拘束され、いやらしく嬲り倒され、こんな様子では助けを呼ぶことも出来ない。いや、自分の名誉など地に落ちてもいい。レナードだけでも助けてやらねば。しかし、スライムを物理的に排除するどころか、身体中に与えられる淫らな快楽で、魔力を練ることも出来ない。そして、こうしている間にも、快感の波はより大きくなって、私の理性をさらって行く。媚薬がどんどん神経を侵食して、思考が砂のように崩れて行く。

「はっ…あンっ…らめッ、れなーろ、ナカっ…♡」

 やめてくれ、レナード。中で動いては、私の浅ましい肉体は、お前で感じてしまう。そんな私の情けない懇願も、まるで睦言むつごとのようにしか聞こえない。雌犬のようにハフハフと息を乱しながら、快楽を逃すどころか淫らに腰を振り、娼婦のような甘ったるい声で、レナードの名前を呼んで…まるでこれでは、レナードに抱かれているようだ。

 幼い頃から共に育った兄弟、そして友。私の半身。君はこんな私を見て、軽蔑しているだろうか。



「れなーろ♡、れな♡、はンっ♡ぞごッ♡!はっ♡!またッ♡、ヒぐッ…♡!!!」

 どのくらいこうしていただろう。そして、この地獄はいつまで続くのだろう。日曜の午後にはキース殿が訪ねて来ることになっているが、彼にこのような情けない姿を晒すことになるのだろうか。

 私の身体は、もうすっかり快楽に呑まれてしまった。全身は熱く熟れて、陰茎も乳首も、スライムのとろけるような愛撫に従順に応えている。しかし私を一番狂わせるのは、後孔から得られるそれだ。私の内側でレナードがうねるたび、のたうつような快感が身体中を駆け巡る。こんなきもちいぃの、知らない。レナードが、中で、あ、ナカっ、ナカっ…

「はぁぁん♡♡♡!!!」

 またナカでイってしまった。だってナカ、すっごい、きもちぃ。いま、ナカ、レナードでいっぱい♡ふっといのが、ニュルニュルって…

 …ふっとい?

「!レナードッ…」

 快楽に呆けていた意識が、急速に焦点を取り戻す。目を背けていた陰部には、小さく愛らしいレナードではなく、立派な大蛇がうごめいていた。

 まさかスライムだけではなく、翼蛇も魔力譲渡で成長するというのか…?!

「クルル…」

 この期に及んで研究に色めき立つ私とは対照的に、レナードの瞳には、温かい慈愛が籠もっていた。私はお前から目を逸らし、抵抗を諦め、快楽をむさごっていたのに。お前は、こんなに情けなく浅ましい私に、変わらぬ親愛の情を向けてくれるというのか。

「レナード…」

 大きく成長したレナードの顔が、ゆっくりと近付いてくる。私たちはまるで運命のように、どちらからともなく口付け合った。



 うっとりと閉じた瞼の裏で、閃光が走った気がした。

 恐る恐る目を開けると、そこには端正な顔立ちの少年がいた。

「やっと通じ合えた。ローレンス、私のつがい
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