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スライムはねらわれた!

スライムがまた殖えた!(キース視点) ※

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今回はキース視点です

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 長い冬休みが終わり、三月。タウンハウスや領地からは続々と生徒が戻り、学園は賑わいを取り戻している。そんな中、俺は------



「あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡」

 ジャスパーの手首を掴み、背後から浅く抽送を繰り返す。彼はこのパターンに弱い。ごく浅い場所を軽く突いているだけで、面白いほどメスイキをキメる。

「あっダメっ♡またっ♡、またっ♡、ああっ…♡」

 初回は敢えて前立腺を外して様子見したのに、トロットロに感じ切って、全力で搾り取られた。二回目から解禁してやれば、凶悪なアナルがしょぱなからキュンキュン吸い付いて来る。これはもう、おまんこだ。俺専用のお嫁さんまんこ、キツキツのドスケベまんこだ。

「ふふ。ジャスパーは可愛いね。またおまんこイっちゃった?」

「あっ♡やっ♡違っ♡…おま、違…♡ああっ♡」

 彼には最近、淫語を仕込み始めた。性的な経験に乏しい彼は、おまんこだけで過剰な反応を示す。可愛い。そして口では強く否定しながら、おまんこはおれのちんぽを美味そうにパクパクとんで来る。身体は正直だ。

「違わないよ、ジャスパー。こっちは触ってないのに、中だけでメスイキしちゃって。君のここは、もう僕専用のおまんこなんだよ」

 彼の腕をグイッと引っ張って身体を起こし、後ろから抱き抱えると、俺のものがズブリと奥まで喰い込む。彼は「ひうっ」と息を飲み、全身が硬直する。もちろんそこもだ。ああ、い締め付け。

「ジャスパー。おまんこ気持ちいいね。おまんこ気持ちいいって言ってごらん?」

「違っ♡あっ♡おま、こ、違、うぅッ!!♡」

 ジャスパーは、女扱いされると途端に感じる。元々感じやすいのが、倒錯的な趣向と背徳感によって、よりたかぶってしまうようだ。

「素直じゃないね。身体はこんなに歓んでるのに。これがおまんこじゃなくて、何なのかな?」

「あ”っ♡や”っ♡奥”ッ、…ダメっキース様っ、イぐッ…!!!♡」

 深く刺さったそれで、ぐちょぐちょとグラインドしてかき回してやると、彼は俺の腕の中で大きくって絶頂する。俺もそろそろ限界だ。いやらしく仕上がった痙攣アクメまんこに、どちゅどちゅと追撃を加える。

「い”や”ぁ”ッ!!い、イ”ッ”て”!!イ”ッ”て”ッ”!!!」

「ははは。そうだね、イってるね。そんなに好きかい?僕の…」

「しゅ!!しゅきれしゅッ!!しゅきれしゅからぁ”ッ”!!!」

 あー、たまらん。イきっ放しのまんこはぐっぽりと俺を咥え込み、触ってもいない前からは、透明な液体をぴゅるぴゅると撒き散らして。二人とも膝立ちで、不自由な姿勢のままもどかしくズンズンと突いてやれば、唾液のしたたる可愛い口が、舌をもつれさせながら可憐にさえずる。

「さあ、ちゃんと言わないと。僕の何が好き?」

「キースっ、しゃまのッ!!お、おちんちん!!おち”ん”ち”ん”ん”ッ!!!い”や”ぁ”!!な”か”ぁ”ぁ”ぁ”!!!」

 おちんちん。よりにもよって、おちんちんだ。俺は最初、おちんぽと教え込もうとしたのだが、彼の口から出たおちんちんの破壊力の前には無力だった。ジャスパー、君は天使か。

 ああ、神よ。俺のおちんちんが大好きな可愛い嫁。俺専用のエロエロまんこを与え給うたこと、心より感謝いたします。俺は、ジャスパーの中にビュービューと勢い良くぶっ放しながら、その快感に魂を洗われていた。そしてその後、彼を優しく横たえて、ゆっくりと慈しみながら、

「いい子だね、ジャスパー。ご褒美をあげないとね。好きだろう?僕のおちんちん」

「えっ、嘘っ、挿入はいっ…ああああ!!!」

 二度、三度と美味しく頂きました。

 無論、ジャスパーがダウンしてからは、彼の擬態をしたままのロームスライムでお代わり倍プッシュ。上のお口も下のお口も奥の奥までブチ抜いて、朝までコキ穴にして犯し倒す。

「ん”あ”ッ”!!許”し”て”ッ”、キ”ース”し”ゃ”ま”ッ”、キ”あ”あ”あ”あ”!!!」

 白目を剥いて痙攣するジャスパーに、本気の高速ピストンをブチかまし、全体重を掛けて好き勝手に中出し。いくら精巧に擬態しようと、相手はスライムだ。本物ジャスパーには決して出来ない限界鬼畜ハードプレイ最高。何時間でもハメハメしていられる。ああ、人生はかくも美しい。



 翌日。

「おや、ジャスパー。またロームが殖えたのかい?」

 我があるじ、第二王子ケネス殿下の主催する、従魔を持つ者の集うテイマーサロン。そこに出席したジャスパーは、ロームを二体抱えていた。またえたのか。彼は俺に申し訳なさそうにアイコンタクトしてきたが、俺は感動に震えていた。毎晩せっせと二人して励んだ愛の結晶。まるで我が子ではないか。ケネス殿下と婚約者のクリスティン嬢が、二体のロームをそれぞれ手のひらの上で愛でているが、それは俺たちの魔力とザーメンで出来ていると言っても過言ではない。いかん。息子が起き上がってしまう。

 しかし、そんな様子を微笑ましく見ていると、外野から思わぬ声が挙がった。

「ジャスパー・ジュール。私もスライムを一体譲り受けたい」

 ローレンス・リドゲート。魔法大臣リドゲート伯爵の四男。黒髪黒目の陰気な男。一言で言うと、魔法馬鹿の研究馬鹿だ。従魔には、羽の生えた黒い蛇を従えている。

「ローレンス様、それは…」

「何だ。キース殿が貰い受けて、私が駄目な理由はあるまい」

「えっ、でもっ、あのっ」

 自分より身分の低いジャスパーに、高圧的に迫る。いけ好かない。俺が身を乗り出そうとしたところ、

「ローレンス。無理強いはいけないな。ジャスパーが困っている」

 ケネス殿下が助け舟を出して下さった。殿下は「はやるな」と、チラリと俺に視線を送る。出来た主人だ。少し頭が冷えた。ローレンスと同じように、衆目しゅうもくの中、身分を笠に着て上から押さえつけるのは、得策ではない。

「しかし殿下。知性の低いスライムが、このように人に懐いた事例はありません。これは魔法省での研究に値するかと」

「残念だがローレンス。三体目のロームも、僕が譲り受ける約束になっている」

 尚も食い下がるローレンスに、俺は咄嗟とっさにそう告げた。これは嘘ではなく、次にロームが殖えた時にはジャスパーに申し出ようと思っていたことだ。不安そうな視線を向けるジャスパーに、俺は目配せをして、小さくうなずいた。



 不穏な空気を避けるため、改めてサロンの後で、殿下立会のもと話し合い。

「しかしキース殿は既にスライムをお持ちだ。私が譲り受けることに何の不都合もあるまい」

 ローレンスの言い分はこうだ。

「魔物を従魔にテイムするためには、相応の知性が必要だ。しかし通常スライムは、触れたものをひたすら消化吸収する本能のみで生きる魔物。これまでテイムされた例は報告されていない。教諭はそのスライムを幼生であると推測したようだが、ならば尚更、幼生が分裂繁殖することはこれまでの魔物の生態の定説を大きく覆す。よって、そのスライムは重要な研究対象に値する」

 ここで言葉を区切り、ローレンスはジャスパーに向き直る。

「ジャスパー・ジュール。貴殿は文官志望と聞く。成績も申し分ない。ならば私と共に魔法省に来い。貴殿とて、研究職に興味がないわけではあるまい」

 悪い話ではないだろう、といったていで、彼は締め括った。

 ケネス殿下は、ちらりとジャスパーを見遣った。だが上位の貴族に堂々と反論出来るような権力も材料も、彼は持ち合わせていない。困惑した様子のジャスパーを手で制し、代わりに俺がローレンスに向き合う。

「ローレンス。僕はジャスパーにロームを譲り受けて、分かったことがある。従魔と主人との間には、絶対的な信頼関係が必要だ」

 俺は以前から温めていた理屈を披露した。

「元の主人のジャスパーと共にロームを飼育観察するうち、彼らは相対する相手やこちらの呼びかけによって、異なる反応を示すことが分かっている。更に、個体によっても反応が異なる。すなわち、知性の低いと思われるスライムとて、相応の感情や親愛の情があるのではないか、と、僕は仮説を立てている」

「ふむ、続けよ」

 ケネス殿下が相槌を打つ。

「僕はいずれ、自分の従魔を持とうと思っている。しかし二体以上の従魔を持つに当たり、相性や感情、序列や愛着などの関係性を慎重に観察し、バランス調整が必要なのではないかと考える」

「それでは尚更、私がスライムを譲り受ける意義があると思うが」

「分からぬか、ローレンス。彼らはロームを、モノではなく部下や友人のように捉えておるのだ」

「その通りです、殿下。二体以上の従魔を円滑にテイムするため、僕はロームをもう一体譲り受けたいのです。ね、ジャスパー」

 ローレンスはぐぬぬ、といった感じで押し黙っている。俺相手ならまだしも、殿下に異を唱えるのはまずいと考えたのだろう。

「そこでだ。ローレンス、君もスライムに興味があるようなので、試しに週末、飼育してみるのはどうだろう」

「何と…」

 ローレンスは瞠目している。ジャスパーもだ。俺は再びジャスパーに目配せをして、小さく頷いた。



「良かったのか、キース」

 ローレンスが去った後で、ケネス殿下が俺に声を掛ける。

「ご心配をお掛けしました、殿下。ジャスパーも」

「ぼ、僕はいいんですが、キース様…」

 俺はジャスパーに向き直り、微笑み掛けた。

「心配ないよ、ジャスパー。ローレンスもきっと分かってくれるさ」

 そう。ロームの件もそうだが、奴はよりによってジャスパーを魔法省に引き抜こうとした。穏便に済ませるつもりはない。やるなら徹底的にだ。

「それよりジャスパー、三体目のロームを僕が預かってもいいかな」
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