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マンションの住人
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諭がいると知れば、もうあの喫茶店には行けない。
ささやかな依子のオアシスまでもが、諭との復縁を望んでいることは明らかだ。
自暴自棄になりたい気持ちは、もはや抑えられなかった。
依子は行ってはいけない場所に、足を運んでしまった。
「依子は誰狙い?あたしは1番右の人かなぁ。話が合いそう。」
唯一、諭との別居を知る友達、可菜子に誘われた合コン。
『ちょっとくらい羽目外さなきゃ』と、背中を押され、勇気を出して一歩踏み出した。
初めての合コンだ。
「高原さん、依子と合いそうだよね?優しそうだし、包容力高めだし。」
「まさか、社交辞令よあれは。あんな整った人に彼女いないわけないし。」
「そういう依子が1番厄介なんだけどね。」
「ひっどーい、誘ったのは可菜子でしょ?」
「そうだけどぉ、高原さん、めちゃめちゃ依子狙いなんだもん。あたしが話す隙もないくらい見つめてるよ、あんたのこと。」
「まさかー、酔ってるんじゃないの?そうそう、私も今夜は飲むからね!もしもの時は裏切らずに介抱よろしくね。可菜子。」
「ちょ、ちょっとー、あたしがお持ち帰りって可能性潰さないでよっ。」
「わかった。じゃあ可菜子の行方を様子見ながら飲むわ。」
今日の合コンメンバーは、女子側は可菜子と私の他に、可菜子の同僚2人。男子側は、可菜子の同僚2人と、その友人2人の4対4だった。
高原さんは、1番年上の31歳で、外資系企業に勤める、いわばエリートだ。
たまたま依子の正面に座っていたのだが、化粧室から戻ると席替えがあり、依子の隣に座った。
背が高く、笑ったら目尻にシワが何本かできる顔は、確かに癒される。
聞き上手で、話し上手。
1ヶ月前までは3年間アメリカに住んでいて、この度日本の新しい部署に配属され、帰国したらしい。
「依子ちゃんって呼んでもいい?」
少し沈黙があって、何か話のネタを考えていた時、急に自分だけに聞こえる声でそう言われ、真っ赤な顔になってしまった。
「クスっ」
と、優しく笑われ、恥ずかしさから、依子は持っていたグラスのワインを一気に飲み干してしまった。
「大丈夫?お酒、強いの?」
心配そうに高原にそう言われ、依子は胸の高鳴りが抑えられなかった。
「あ、の……今日は、飲んでもいいですか?」
高原からの質問の答えにはなっていないが、その時の様子から、高原に身を任せたいという気持ちがヒシヒシと伝わってきた。
「帰り、送るよ。だから、僕に任せて。」
高原の返事に、依子はゆっくりと頷いた。
その辺りからの記憶が、翌朝の依子にはなかった。
ただ、諭とは違う男性に抱かれて朝を迎えたことは明らかで、その男性と、目覚めてから繋がったことも確かだった。
「依子ちゃん、好きになっていい?」
3回目のコトを終えた後、高原は依子の背中を抱きながら、耳元で囁いた。
ーー好きになってほしい。そしてこのまま、私を攫ってほしい。
依子は強くそう思ったが、簡単に頷けない理由が自分にはある。
「……あの、ね……引いちゃうと、思うんだけど、嘘、つけないから、言うね……」
「うん。」
「……私ね……結婚、してるの。」
「……え?あぁ、そっ、か……。じゃあ、この部屋は何?」
「えっ?」
「どう見ても、女性の一人暮らしだよ。」
「あ、う、うん……。別居、してるの。」
「だったら、話は早い。大丈夫、僕は待つよ。」
あまりにもあっさりした高原の態度に、依子は怖くなった。
「驚かないの?」
「ふっ、まあ、びっくりはしたよ。いろんな意味でね。でも、依子ちゃんと僕は、きっと強い力で結ばれている。だから、諦めない。」
強い力?その自信は一体……
「ハハ。キョトンとした顔も可愛いな。
……実はさ、この部屋の大家は僕なんだ。」
「えっ?えっ?た、高原さんの部屋だったの?!」
もう、驚きすぎて、声がひっくり返ってしまった。
「プッ。面白すぎ。それに、いちいち可愛い。
僕は、この部屋を購入してすぐにアメリカに転勤になったんだ。だから、昨夜君の口からこの住所が出た時、イタズラかドッキリかと思ったよ。」
「まさかそんなことが、あるんですね?!……なんだかびっくりし過ぎて、私今、立ち上がることもできない。腰、抜かしたかも。」
「だから、依子ちゃんには運命的な縁を感じるんだ。」
そう言うと、高原はまた依子の肩や耳に優しくキスを落とした。
こんな時、どう対応していいかわからない依子は、ただされるまま目を閉じ、徐々に考えることをやめた。
快感は押し寄せるものの、閉じた瞼の裏側には諭の姿が浮かんでいて、頭を振っても離れなかった。
結局その土曜日は、高原は昼前までいて、午後から打ち合わせがあるからと出て行った。
帰国してからはまた別の部屋を借りて、住んでいるらしい。
依子はあまりにも簡単に情事に踏み切った自分の体が、自分のものとは思えず、負の連鎖に陥る感覚を覚えた。
きっと、高原でなくとも体を許していただろう。
自分の体の中にも、諭と似たような血気が流れているのかもしれない。
諭じゃない男に抱かれているのに、諭を思い浮かべてしまった。
もう2週間以上、あの喫茶店に足を向けていない。
会社の出入り口に近づくと、もしかしたら諭が待ち構えているかもしれないと探る自分がいる。
諭は別の場所で働き、自分が提示した生活費を稼ぐ為に身を削って働いているのに。
どうすればおさまるのだろう。
諭を感じたい気持ちが、日に日にフツフツと湧いてきてしまう。
まだ別居というカタチをとってから、そんなに月日は流れていないのに。
諭を許すかどうかではない、別の感情が生まれてきている。
依子は衝動的に会いに行っていまいそうな自分を制し、先程出て行った男が残したメモを、携帯に入力し始めた。
ささやかな依子のオアシスまでもが、諭との復縁を望んでいることは明らかだ。
自暴自棄になりたい気持ちは、もはや抑えられなかった。
依子は行ってはいけない場所に、足を運んでしまった。
「依子は誰狙い?あたしは1番右の人かなぁ。話が合いそう。」
唯一、諭との別居を知る友達、可菜子に誘われた合コン。
『ちょっとくらい羽目外さなきゃ』と、背中を押され、勇気を出して一歩踏み出した。
初めての合コンだ。
「高原さん、依子と合いそうだよね?優しそうだし、包容力高めだし。」
「まさか、社交辞令よあれは。あんな整った人に彼女いないわけないし。」
「そういう依子が1番厄介なんだけどね。」
「ひっどーい、誘ったのは可菜子でしょ?」
「そうだけどぉ、高原さん、めちゃめちゃ依子狙いなんだもん。あたしが話す隙もないくらい見つめてるよ、あんたのこと。」
「まさかー、酔ってるんじゃないの?そうそう、私も今夜は飲むからね!もしもの時は裏切らずに介抱よろしくね。可菜子。」
「ちょ、ちょっとー、あたしがお持ち帰りって可能性潰さないでよっ。」
「わかった。じゃあ可菜子の行方を様子見ながら飲むわ。」
今日の合コンメンバーは、女子側は可菜子と私の他に、可菜子の同僚2人。男子側は、可菜子の同僚2人と、その友人2人の4対4だった。
高原さんは、1番年上の31歳で、外資系企業に勤める、いわばエリートだ。
たまたま依子の正面に座っていたのだが、化粧室から戻ると席替えがあり、依子の隣に座った。
背が高く、笑ったら目尻にシワが何本かできる顔は、確かに癒される。
聞き上手で、話し上手。
1ヶ月前までは3年間アメリカに住んでいて、この度日本の新しい部署に配属され、帰国したらしい。
「依子ちゃんって呼んでもいい?」
少し沈黙があって、何か話のネタを考えていた時、急に自分だけに聞こえる声でそう言われ、真っ赤な顔になってしまった。
「クスっ」
と、優しく笑われ、恥ずかしさから、依子は持っていたグラスのワインを一気に飲み干してしまった。
「大丈夫?お酒、強いの?」
心配そうに高原にそう言われ、依子は胸の高鳴りが抑えられなかった。
「あ、の……今日は、飲んでもいいですか?」
高原からの質問の答えにはなっていないが、その時の様子から、高原に身を任せたいという気持ちがヒシヒシと伝わってきた。
「帰り、送るよ。だから、僕に任せて。」
高原の返事に、依子はゆっくりと頷いた。
その辺りからの記憶が、翌朝の依子にはなかった。
ただ、諭とは違う男性に抱かれて朝を迎えたことは明らかで、その男性と、目覚めてから繋がったことも確かだった。
「依子ちゃん、好きになっていい?」
3回目のコトを終えた後、高原は依子の背中を抱きながら、耳元で囁いた。
ーー好きになってほしい。そしてこのまま、私を攫ってほしい。
依子は強くそう思ったが、簡単に頷けない理由が自分にはある。
「……あの、ね……引いちゃうと、思うんだけど、嘘、つけないから、言うね……」
「うん。」
「……私ね……結婚、してるの。」
「……え?あぁ、そっ、か……。じゃあ、この部屋は何?」
「えっ?」
「どう見ても、女性の一人暮らしだよ。」
「あ、う、うん……。別居、してるの。」
「だったら、話は早い。大丈夫、僕は待つよ。」
あまりにもあっさりした高原の態度に、依子は怖くなった。
「驚かないの?」
「ふっ、まあ、びっくりはしたよ。いろんな意味でね。でも、依子ちゃんと僕は、きっと強い力で結ばれている。だから、諦めない。」
強い力?その自信は一体……
「ハハ。キョトンとした顔も可愛いな。
……実はさ、この部屋の大家は僕なんだ。」
「えっ?えっ?た、高原さんの部屋だったの?!」
もう、驚きすぎて、声がひっくり返ってしまった。
「プッ。面白すぎ。それに、いちいち可愛い。
僕は、この部屋を購入してすぐにアメリカに転勤になったんだ。だから、昨夜君の口からこの住所が出た時、イタズラかドッキリかと思ったよ。」
「まさかそんなことが、あるんですね?!……なんだかびっくりし過ぎて、私今、立ち上がることもできない。腰、抜かしたかも。」
「だから、依子ちゃんには運命的な縁を感じるんだ。」
そう言うと、高原はまた依子の肩や耳に優しくキスを落とした。
こんな時、どう対応していいかわからない依子は、ただされるまま目を閉じ、徐々に考えることをやめた。
快感は押し寄せるものの、閉じた瞼の裏側には諭の姿が浮かんでいて、頭を振っても離れなかった。
結局その土曜日は、高原は昼前までいて、午後から打ち合わせがあるからと出て行った。
帰国してからはまた別の部屋を借りて、住んでいるらしい。
依子はあまりにも簡単に情事に踏み切った自分の体が、自分のものとは思えず、負の連鎖に陥る感覚を覚えた。
きっと、高原でなくとも体を許していただろう。
自分の体の中にも、諭と似たような血気が流れているのかもしれない。
諭じゃない男に抱かれているのに、諭を思い浮かべてしまった。
もう2週間以上、あの喫茶店に足を向けていない。
会社の出入り口に近づくと、もしかしたら諭が待ち構えているかもしれないと探る自分がいる。
諭は別の場所で働き、自分が提示した生活費を稼ぐ為に身を削って働いているのに。
どうすればおさまるのだろう。
諭を感じたい気持ちが、日に日にフツフツと湧いてきてしまう。
まだ別居というカタチをとってから、そんなに月日は流れていないのに。
諭を許すかどうかではない、別の感情が生まれてきている。
依子は衝動的に会いに行っていまいそうな自分を制し、先程出て行った男が残したメモを、携帯に入力し始めた。
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