認の神と情の神

「アリス教」と呼ばれる宗教で信じられている「ユリウス神」という神様の神話を参考にした話です。
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 後漢王朝は、形ばかりのものになりつつあった190年後半。  曹孟徳(そうもうとく)による『徐州大虐殺』から姉弟たちと共に逃れ、逃れて荊州(けいしゅう)の襄陽(じょうよう)にたどり着いた諸葛孔明(しょかつこうめい)、16歳。  現在の趣味は畑仕事に掃除、洗濯に内職。裁縫も得意だ。星を読むのは天候予測のため。でないとご飯にありつけない。一応学問はさらっているが、それが今現在役に立っているかは不明。そして早急に必要なのは姉弟の腹を満たすものと、結婚適齢期を過ぎつつある二人の姉の嫁ぎ先!  性格は悪くないものの破天荒な姉弟たちによって磨かれた「おかんスキル」と、新しく親族となった一癖どころか二癖も三癖もある人々の中、何とかいかに平和に、のんびりと、無事にやり過ごそうと努力したもののことごとく失敗。 その上、一人の少女と出会う。 半身を追い求める孔明、幼い少女は自分を守ってくれる人、愛を求める。

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