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2章

51、心を鬼にして!

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⚫️世界樹の森の村

ユニコーンのコニーと深淵たる森でお別れして、転移で我が家に戻った、、、
ラピは、空を駆ける楽しさに目覚めて、母さん父さん、、、アッシュに披露して、喜ばれていた!
褒められてめちゃくちゃ嬉しそう!!!
まっ、アッシュは悔しそうにしてたけど、、、

しかしアッシュ、、、獣人の血が濃ゆいのか、、、(ウサギの耳)最近成長が早い気がする
ヴァンのお嫁さんのティアに聞くと、獣人は子どもの成長が、早いらしい、、、
今22歳のはすだけど、、、見た目年齢4歳のところを6歳くらいにみえる、、、見た目+2歳?ってとこ?分からないけど、、、

ちなみにラピは10歳ね!全然成長しなくて、、、まだ超小型犬サイズ、、、めちゃくちゃ可愛いんだけど、、、鑑定しても健康体って!
むぅ、、、だからなのか、超小型犬サイズだから、まだ赤ちゃんと思って甘やかしてしまう、、、、うぅ、、、

まだ、ルークのミルク飲んでるし、、、
クゥンクゥンと泣くと、、、ルークもあげちゃうし、、、
神獣の10歳って、、人間で言うとどのくらい?
赤ちゃんなの?、、、わからない、、、、聞く相手がいない、、、みっちゃん今度聞いてみよう、、、
うう、でも、そろそろ恐怖教えておかないとな、、、

どこがいいかなぁ?S級ダンジョンでも、かなり高難易のところじゃなきゃ怖がらせられないし、、、
うーん、、、、あ、メリーちゃんに頼もうかな?
メリーちゃんの尻尾や、ライオンの咆哮とか適任じゃないかな?
ルークの強化魔法を掛けて、、、俺の支援魔法も掛ければ、充分でしょ!圧倒的勝者の出来上がり!

早速メリーちゃんに会いに行った!
あれからバタバタしてたから、あと、ラビに紹介も出来てなくて召喚してなかったけど、、、
元気かな?

「」
⚫️メリーちゃんがいる森

久しぶりに見る、メリーちゃんは、ライオンのたてがみが、伸びて、貫禄がすごかった!
尻尾の蛇も牙が、また伸びてて、シャーッ!って感じ!
体格も少し大きくなったかな?

「メリーちゃん、久しぶり!ごめんね、元気だった?」

ガォォ?
『お、リオンじゃん!久しぶり!元気だったぞ、、、お?白はどうした?』
テレパシーで、頭にメリーちゃんの声が響く、、、

「あ、白ね、子どもが産まれて、今子どもたちと修行に行ってるんだ」

ガォォォ!?!
『そうなのか!白が、結婚したのかぁ、、、しかも子どもも、、、めでたいな、、、』
「いや、結婚はしていないんだ、、、うん、、で、メリーちゃん、それで、、頼みたいことがあるんだ、、、白の子どもが1匹かなり虚弱でね、、、俺たちが引き取ったんだ。俺たちの子どもとしてね。」

ガォオ?
『そうなのか、それで?頼みたいこととは?』

「うん、結構2人で頑張ったら、強くなりすぎちゃって!ちょっとここら辺で1回恐怖心を与えたくって、、、俺たちだったら、甘えが出ちゃうから、、、メリーちゃんに頼みたくって、、、嫌な役割なんだけど、、、」

ガオオン
『別にいいぞ?最近ここらへんの奴らは相手にならんならな、、、どのくらい強い?』
「そうだなぁ、、、メリーちゃんが少し手加減するぐらい?」
ガォッ!
『そんなに強いのか?!それは楽しみな、、、しかし俺に上手く恐怖を与えられるかどうか、、、』
「あ。それで、ルークの強化魔法と、俺の支援魔法を、フルでかけさせてもらいたいんだ、、、ちなみに支援フルだと、こんな感じ」
ガオオオオオオ!!?
『す、すごい!体が軽すぎる!』
「今度、ルークも連れてきて、何回か戦闘してから、お願い!」

よし!今度強化と支援魔法かけての戦闘訓練することになった!

後日ラピは、今回はヴァンたちに預けて、ルークと2人、メリーちゃんと戦った、、、
メリーちゃんは、コツをすぐに掴んで、大丈夫って言ってくれた!



⚫️本番!前日

作戦はこうだ、、、メリーちゃんが住む森へピクニックに行き、ルークが攫われて、ラピに助けを求める、、、
ラピとメリーちゃんの一騎打ち!
あ、俺は不在設定ね!

そこでコテンパンにされて、、、うう、想像するだけでな泣く、、、
恐怖を感じて、、、そこから打ち勝って、、、ネタばらし!ってやつ?
めっちゃくちゃ怒られるとおもうけど、、、必要な事だからな、、、
いつか、何かあっても遅いからな、、、
「」

⚫️本番

元気にルークと嬉しそうにピクニックに行った!
「パパも来れたら良かったのに、、、」
う、心が痛い、、、
「ママをよろしくな!」
「うん!任せて!」
う、う、更に心が痛い、、、
ルークも、ダメージ受けてる、、、

⚫️見守り中、、、、

うう、涙号泣、、、
メリーちゃん悪役バリバリ!
たてがみが、立派だから余計に大きく見えるし!
超小型犬しかないラピ、、、
上手く空間を駆けて攻撃するけど、蛇の尻尾が、すかさず対応する!死角はなく対応される!

ルークは、気絶しており(演技)、、、
ラピは、悔しさで、クゥクゥ泣いてるけど、、、
戦っても戦っても勝てない相手、、、森ではあれだけ倒してきたのに、、、勝てない苛立ち!悔しさ!焦り!
全てがよく分かる!
ルークを守るために、頑張るけど理不尽な力の前に、、、手が出せない、、、

そんな時大きくメリーちゃんの咆哮が!
威圧がすごい!
ブルブル震えるラピ、、、

足が震えてて、倒れそうになるラピ!あぅ、、、涙で前が、見えない、、、
「ままぁ、、、ぱぱぁ、、、ううう、ラピ勝てないよぉ、、、どうしてぇ?、、、ままぁ、、、ううぅ、、、ママ助けなきゃ、、、パパと約束、、、!ママ、助ける!」

力強く男らしく、立ち上がって、、、
がぉおおおおおおおおお!!!
って咆哮をあげた!!!!

ぅわぁーーーーん!!!ラピぃーーーーー!!!

泣きながら、、、ラピを抱きしめた!!
もう、達成出来たからぉ、、、目的は達成出来たからぁぁぁぁ!!
涙で号泣ながら、戸惑うラピを抱きしめる、、、
ルークもそばにきて、一緒にラピを抱きしめて、、、
「ごめんね、ごめんね、守ってくれてありがとう、、、ラピ愛してる、、、うぅ、、、」

よく分かってないラピだが、
ルークの姿を見て、安心して、、、
「うわあーーーーーん!!!怖かったよぉぉぉ!!!うわーーーん!うわーーーー!ママ、死んだかと思ったよぉぉぉ、、、っ!!!あーーん!」
しばらくラピと、俺たちの泣き声が、その場に響いた、、、

ラピは泣き疲れて眠ってしまった、、、
ルークが、しっかりと抱きしめて、、、

「メリーちゃん、、、ぐすっ、、、ごめんね、嫌なこと頼んで、、、ありがとう、、、しっかり恐怖を感じて、それに打ち勝った、、、うん、、、これで、無茶はしない、、、ありがと!!」
涙、ぽろぽろ流しながらメリーちゃんにお礼を言った
、、、
ガォォォ!
『問題ない、、、白、いや、リオンとルークの息子は立派だ!男の中の男だな、、、母親を守ろうとするその気概、、、良き心だ、、、』

「ありがとう、、、メリーちゃん、家に来てくれないか?メリーちゃんのこと、紹介したい。ラピにはしっかりと今回のことを説明するつもりだから」
ガォオ?
『いいのか?嫌われる恐れがあるぞ?』
「いいんだ、しっかりと説明をする、、、ラピには知る権利があるからな、、、心配してくれてありがとう」


ラピは、はじめて恐怖心と勇気を知った!

俺とルークは心にダメージを負った、、、ううぅ、、
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