【完結】転生してどエロく嫁をカスタマイズした結果

そば太郎

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2章

3、ヴァンとウサギのお嬢さん

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⚫️家

ついに決戦の日を迎えた。今日あのウサギのお嬢さんがやってくる


おそらく1人では来ないだろう。父親と後は誰が来るだろうか?兄弟来るか?
お嬢さんや父親までは、世界樹の森に入れたとしても、他はダメだな、、、

その2人が入らないと言うなら、それでもいい
もしそうなら、このお見合いは諦めて貰おう、、、
ヴァンは、森で暮らすことを望んでいるからな
それに世界樹が、許さない、、、ルークの父親を大切に思ってるから、、、その父親に似ているヴァンをまた大切にしてるしな、、、
あのお嬢さんがこちらに住むということなら別だがな、、、

少しでも嫌な顔したら、絶対に追い返す
これはヴァンにも事前に伝えてある
ヴァンも世界樹の森を去る事は嫌だと言ってくれた

ルークも、俺の意見に賛成してくれた
森で育ったあの子には都会は厳しいだろうと。
可愛い子ほど旅にさせろと言うが、
魑魅魍魎がいる貴族の社会には絶対に行かせられない、、、
ただでさえ、あの子は優しいからな
たとえ、お嬢さん達が守っても、あの子はそれよしとはしないだろうし、、、

まっ、それはそうとして、、、

「そろそろ落ち着こうか?ヴァン?ルーク?」

ルークも、ヴァンも、2人して、落ち着きのない、、、
さっきから家の中を行ったり来たり♪

さて、俺はもてなすための料理を作ろうかな?下準備やある程度の料理は、出来てるから!
ルークが、キッチンに来て、テーブルに並べられた色とりどりの料理に目を輝かせた!

ふ!今日は、お客さんが来るからな、滅多に作らないものから、初めての料理もある♪
舌を肥やしてるだろうから、料理で先制攻撃かな??

ふふ、
腹の探り合いや、知略なんかは、俺に任せて♡♡
最終的に決裂するようなら、ふふ、、、どうしてやろうか?ま、そっちの方が手っ取り早いんだが♪

ちなみに、白や、フェン、モモたちは、ここにはいない
里帰りさせている
重要な情報は、渡したくないからな
お嬢さんにも、すぐに話さないつもりだ
情報の制限は、ルークを守るためことに、繋がるからな、、あの国の動向には注意を払っているが、、、

もしヴァンのお嫁さんにになると言うなら、誓約を課してもらう、、、ここで知り得た情報は、漏らさないという
みっちゃんと交わしたあの誓約、、、
やり方は聞いたからな、、、
それも結婚のための条件の1つとしよう

ごめんね、ヴァンこれだけは許してね!

俺は、エルフの王国以外の森の中は全て把握ができる
生き物や獣まで、、、あらゆる生物を、、、
今では、森の外も少し範囲を伸ばしている、、、

そう、外に人影が、、、、
世界樹の森に続く道の向こうに、、、馬車と、10人ほどの馬に乗った騎士だろうか?集団が、、、ついに、来た

思ったより、小さな馬車で華美な装飾はしていないみたい
豪華な場所で来ないのは、好感が持てるな!
ヴァンとルークに来たことを伝えた
ヴァンは、コントの如く、緊張して飛び跳ねた!
うわっ!そんな飛び跳ねて驚くひと、初めて見た!!すごっ!
ルークと顔を見合って、笑って、、、頷いた!

戦闘開始だ!!

実家に寄って、母 さん達にも一応来たことを伝えた
母 さんや父さんには、地方領主の娘に気に入られたことは、事前に話していた
2人も情報収集に協力してくれたから、、、ありがとう!

何かあったらすぐに連絡しなさいと言ってくれた
世界樹からも楽しみと言う感情が伝わってきた、、、
よし、みんな準備万端だ!!!

「じゃあ、迎えに行こう」

まだ距離があるから、3人で、森の外に向かった、、、
ヴァン、、、落ち着きなさい、、、

森の外に着いたら、丁度向こうも数十メートルの距離まで来ていた
御者が、こちらに気がついたようで、速度が落ちていき、目の前で横付けして止まった
周りの騎士たちも馬から降りた

こちらを警戒しているようだなぁ。あの騎士たち、、、
自分たちが仕える領主の一人娘だからな
こちらを警戒して当然なんだが、、、
だが、お嬢さんの方からヴァンに一目惚れしてきたんだかな

それをお前たちは、わかってるのかな?
それにしても、馬車の馬を操作してた御者は、執事の格好をしている、、、年配みたいだが、、、
台から、降りて馬車の扉を開けた
1番初めに降りてくるのは領主である父親、、
ハーメルン卿、、、

その手をとって降りてくるのが、ウサギのお嬢さん、、、
名前は、ティア
久しぶりに見るけど、美しくなったな、、、
前会った時は可愛らしい感じだったが、今は、清楚で守ってあげたくなるタイプになっている、、、
しかし、ただ可愛いだけなら、そんなのは必要は無いかな

さて、どうなることやら、、、

降りてきて、淑女らしく、カーテシーをするが、、、
何も発することもなく、突然
ヴァンに駆け寄ってきて、その手を取り
「お久しぶりですね!ヴァン様!とってもお会いしたかったです!」
と、満面の笑顔で、しかもウサギの耳ピコピコ動かしながら言った!

すかさず、
「お元気でしたか?この日を私《わたくし》は、待ち遠しく待っておりましたわ!」
ニコッと微笑む!
うわっ!すごっ!
純情青年のヴァンには、効果的な対応!!!すごっ!
案の定、、、
真っ赤に染まった、、、顔、、、
うん、年頃の女の子に手を握られる事なかったしね、、、それもこんな美少女と、、、

ルークと微笑ましく見た、、、♪
うちの子、可愛い♡♡って、、、

ま、それとこれとは別だがな

そしてそれからこちらを向いて、
「リオン様とルーク様もお久しぶりでございます。お元気そうで何よりです。」
お父様、お母様と、言われたらどうしようかと思ったが、、、、良かった、、、

淑女らしい一面を見せておいて、この無邪気な対応は、、、親しみが持てて、好感度高い、、、やるな、、、

父親の方がその娘の一連の行動に一瞬ぎょっとしたが、さすが貴族すぐ冷静を保った、、、
周りの騎士たちは、まだざわめいていると言うのに、、、

父親がゴホンと咳をして、前に出てきた
「お久しぶりですね。ルーク殿、リオン殿、こうやってまた会えたことを嬉しく思います。この度はよろしく頼みます」
この父親も貴族らしくないな、、、

平民である俺たちに向かって丁寧な対応する
最初から出会った時から、高待遇だったし

なんでだ?

婚約者も今までいなかったようだし、、、それは調べても分からなかった、、、

簡単な挨拶をしてから、本題に入る
これから先、森に入れるのは、
「お久しぶりです。ハーメルン卿、ティア嬢
遠路はるばるこちらまで来ていただいてありがとうございます。かなり大変ではなかったですか?」
さぁ、どうでる?
お貴族さまの言葉遣いなんて出来ないからな?

これで怒るかどうか、普通の貴族だったら馬鹿にされたと思って怒ってくるよな、、、そんな言葉遣いと、態度に、、、
現に、騎士たち怒ってるしな
笑える、、、主が怒らないのに、その部下である騎士が、怒るとはな、、、

しかし、執事のほうは、すごいな顔色1つかえない、、、冷静に主の動向を伺ってるな、、、
こいつも獣人か?俺にやすやすと気配を悟られないのは、かなりの使い手か?それとも本当に思っていないのか?判断が別れるな、、、

「はっはっはっ、リオン殿大丈夫だ。その言葉遣いで、私たちが押し掛けたんだから。逆に会ってくれただけでもありがたい」
ふーん、俺たちが気を使わないように言葉を崩したか、、、
今のところ、好感度上がりっぱなしだな、、、

「それはありがたい、このまま行かせてもらっても?」
「もちろんだ」
「では。家に案内する前に伝えておきたいことがある。ここはご存知の通り世界中の森だ。これから先は父親とお嬢さんだけ入ってもらう。」

その言葉に、護衛の騎士たちが殺気立つ
さっきから、殺気が隠せてないんだけどな、こいつら
そろそろ穏便なルークも怒ってくるかな?
父親は怒っておらず、落ち着いて理由を尋ねてきた

その理由を説明した
この先に入るためには、世界樹の許可がいるから
許可がなければ誰1人ここから先には入ることはできない
話してみた限り、父親と娘は大丈夫そうだと判断したこと
しかし、護衛の騎士たちはアウト
そして執事は、、、今回は諦めてもらう

こいつは何者かわからないからな
用心に起こしたことに間違いは無い

その理由に父親はふむと考え込んでから、、、
騎士たちを怒った!
俺たちの目の前て、、、かなりの怒気で!逆に俺たちの方がびっくりした、、、
穏やかそうな人が突然怒るのは、、、迫力あるな、、、
しかも、お嬢さんも一緒になって怒っていた、、、
私の旦那様のご両親に失礼な態度を取るなんて!
って、、、

えーと、まだ結婚してないし、結婚するか分からないけど、、、

あ、お嬢さん騎士殴った!うわっ!コテンパンにしていく!え?戦えるの??
うわっ!父親も、遠い目をして、、、
え?これ日常?!!!

ルークやヴァンも驚いて口をパクパク♡♡
かわいい♡♡やっぱり親子だね♪

騎士たちを成敗してから、はっと気がついて恐る恐るヴァンを見る、、、
そして、呆然としているヴァンをみて、、、
「きゃあああああ!!!違うのです!今のは!!!」
と、、、テンパってる、、、ウサギの耳もしょぼん
結構素直な耳?

その先は何も言えなくて、、、
俯いて、ポロリポロリと泣き出した、、、
その姿に、ヴァンは、狼狽えて、オロオロしだす!
いやぁ、男は涙に弱いからね!

俺はルークの涙に弱い♡♡

でも、なんかこのお嬢さんなら、ヴァンのお嫁さんになって欲しいと思った、、、
隣のルークをみると、同じ思いらしく、微笑んでた、、、
いい子だね!

良かったね!ヴァン!応援するよ

その後父親から少ないが、と言われてお土産を頂いた!
領土で取れる新鮮な野菜♡♡
前会った時、料理についてポロリと話していたから、、、まじか!
嬉しい!執事から受け取り、マジックバックに入れても、執事は驚かなかった、、、何者?

ホクホクした後は、
ちゃんとヴァンが、お嬢さんを慰めてから、家に2人を招待した、、、
ちゃんと世界樹も認めてくれた!
第1関門突破かな???

認めたけど、、、まだだね!
お見合い、始まったばっかりだし!
なぜ、ヴァンだったのか、まだ謎だから!
あの出会いで、惚れたと言うのは、、、ちょっとな、、
それに、父親や屋敷の使用人たちの喜びよう、、、
を考えると、、、ね?

ヴァンを好きなのは間違いは無いが、、、その理由が、納得いかない、、、

もう少しその謎を明らかにしないとね!
さて、どうやって白状させようかなぁ♪


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