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7、冒険に行こう?!
しおりを挟むこの前、子供たち(メメとコガネ)を連れてギルドに行き、クラウドの使い魔登録をした。目立たないように、こそっと裏口か入ってあのクラウドの友人であるスタッフにやってもらったから、大丈夫!
可愛いねぇって言われてたし。子供たちは、僕と同じマークがついて嬉しそうにしているし、クラウドと繋がってもっと嬉しそうにピョンビョン跳ねている。
新しく生まれた赤ちゃんたちはまだだよ?危ないからね。
あれから、赤ちゃんたちが生まれて1ヶ月たってスクスクと大きく育っていっている。だから、今度、近場にお散歩に行くことにした。モンスターが出る森なんだけど、僕たちがいるから問題ない~!
メメとコガネがワクワクして楽しそう。初めての外だもんねぇ。クラウドも嬉しそう。
散歩(冒険)にいくことが決まった次の日、
『あれ?どうしたの?』
筆談用のボードに書いて見せる。
「ああ、いや、子供たちにママカッコイイってとこを見せたいからな。鍛えてる。」
庭で、素振りをしてる。毎日、素振りや筋トレはしてるけど、今回は模擬刀に重りを付けてるし、足にも重り。
うわっ、本格的バージョンじゃん。すごっ・・・僕無理だよ。
え?お前もしろって?ポイッ
僕にほおりなげられてのは、適度の大きさの棒。
うわ。燃えてる・・・。
うううっ、スイッチ入ってるや。断れない雰囲気。
「ほら、そこもっと素早く!背筋伸ばして!」
背筋ありません!心の中で叫ぶと、ここを意識って触られた。うひぃ、心の中見られちゃった。
背中部分を意識させられて、素振りをする!
「いいぞ!スラ。ほら、頑張れ。1000回頑張るぞ!」
ひぃいいい!!!
殺生なァァァ!
クラウドは、僕を見ることなく、黙々と素振りを始めた。
どれくらい素振りをしたのか、クラウドをみると、顔や身体から大量の汗が・・・素振りをすると髪から飛び散る汗。太陽の光に反射して・・・。
・・・・・・。
いけないものを見た気がする。
チラッ
汗でしっとりした服がへばりついてる。
チラッ
ボッテリした乳首が透けて、腕を動かす度に、震えて吸いたくなる。
チラッ
「集中!」
怒られた。
その日は素振りを永遠にさせられ、ぐったり・・・。
僕、筋肉ないのにぃ~!しくしく・・・。
そんな疲労困憊の僕とは違って、元気が余りまくってるクラウドは、赤ちゃんたちに母乳をあげている。それを見ながら、いいなぁ、僕も吸いたいなぁって思ったら、ジロっと見られてダメだからなって、釘を刺された。
ぐすん・・・。僕、頑張ったのにぃ~~!
そんな僕に、メメが、ヨシヨシして慰めてくれる。ううっメメ~~!大好きぃ!
え?本を読んで欲しい?うん、うん、読む読む~!
持ってきた本を読んであげる。メメお勉強好きみたいで、文字を早く読みたいんだって。凄いなぁ・・・率先して勉強するのって、褒めるとプルプルして照れてるのがまた可愛い。
コガネが、やってきたから、メメとコガネを抱きしめながら、絵本を読んであげる。
冒険者のお話。こういう英雄譚は、コガネも大好きみたいで、のめり込んで聞いている。僕、ちゃんと文字が読めるんだよねぇ。全然知らない文字なのにね。これって転生特典ってやつなのかな?
赤ちゃんたちがお腹いっぱいになって、すやすや寝始めたようで、クラウドがやってくる。すぐさまお膝にのって甘えるメメとコガネ。ちゃんと、この子達も我慢しているから、この時間は存分に甘やかしている。
『パパ、続きぃ~』
クラウドのお膝から、催促された。それに笑いながら、
本の続きを読む。
ピィピィとしか聞こえてないと思うけど、クラウドは、嬉しそうに僕が読むのを聞いている。
こんな日常が、本当に幸せ♡♡♡
次の日。
もぞもぞ・・・。ふぁぁ!よく寝たぁ。今日は森に散歩(冒険)する日だ。
発光して浮かび上がった膨らみに、恒例のキスをする。ちゅう♡♡
「っひゃああん♡♡♡」
喘ぎ声が聞こえる。本当に可愛い・・・お嫁さん♡
もちろん、今日も僕の寝床で目覚めた。つまりこの膨らみは、前立腺♡♡今日も血色が良くてツヤツヤしている。
むっちり締め付けてくる腸壁を触りながら、下に降りていく。朝ごはんとお弁当作らないとねぇ~♪
チュポン!
クラウドの胎内から飛び出ると、ヒクヒクと開閉するアナル♡♡そっと、ふちにキスをする。
ピョンピョン跳ねて、クラウドにキスをしようとしたら、身体を洗ってこいって拒否られた。ぐすん。
洗面所で洗ってから、戻ると、頬を染めながら、キスをしてくれる。そうして、服の胸元をはだけさせると、最初の母乳を吸う♡♡♡♡
朝一番は、飲ませてくれるんだァ♡♡
チュウチュウ♡♡
反対も、ちゅうちゅう♡♡
あー美味しかったぁ♡あとは、赤ちゃんたちの分だからね。ありがとうとお礼のキスをしてから、朝ごはん作りに行く。
本当に僕って器用だよねぇ。手際よく日本食を作る。お味噌あって良かった・・・。絶対僕以外にも元日本人いるよね!
お弁当のおにぎりと、からあげや卵焼きも作る。定番のおかずたち♡みんな僕のご飯好きだもんねぇ♡♡特にクラウドが♡♡
ちょうど作り終わる頃に、食卓にみんながやってきた。まだ子供たちは眠そうにして、赤ちゃんは既に母乳を貰ったようでカゴの中で、ゆらゆらしている。
キッキンの方にクラウドが、やってきて、美味しそうに覗き込んでくるから、ポイッと口の中に熱々の唐揚げを放り込むと、ほふほふしながら、幸せそうに、満面の笑みを浮かべるクラウドに、キュンキュンした。
ご飯とお味噌汁をつぐと、クラウドがそれをテーブルに運んでくれてる間に、お弁当箱に詰める。
みんな揃って、いただきますをして食べ始めると、ガツガツ美味しそうに食べてくれるクラウドとメメとコガネ♪
『ちゃんと、よく噛むんだよォ』
そう言うと、途端にみんなもぐもぐちゃんと噛んで味わってくれる。毎回のことだから、クラウドも学習してくれるのに、絶対食べ始めは喉を詰まらせるぐらいにかけこむんだから、しょうがないなぁ。
ちゃんと、ごちそうさまをしてから、待ちきれないようでソワソワしている子供たち。歯磨きさせて、ちゃんと忘れ物ないか確認してから出発!
ちゃんと赤ちゃんたちは、クラウドのバックの中にいるよ。今回はそう危険なとこにいかないから、軽装。
僕は定番の肩に、メメとコガネは、仲良く反対の肩に乗っている。嬉しそうにピィピィ鳴いて、可愛い♡♡
街を出て、クラウドが走っていくとすぐに目的の森に着いた。ここが、モンスターが出る森。この奥に綺麗な湖があるんだって~。そこが目的地。
途中出会うモンスターは、クラウドが倒して、子供たちが歓声をあげる。それに、嬉しそうに応えると、更にモンスターを一撃で倒していく。いつもよりキレがよくて、攻撃が派手。
めっちゃ意識してる♡♡本当に、可愛くてしょうがないや♡♡♡
僕が戦わなくてもクラウドと使い魔契約しているから、経験値が流れてくる。ここらへんのモンスターは雑魚ばっかりだから、経験値は少ないけど、メメやコガネたちは初めての経験値。
レベルアップしているようで、時々飛び跳ねたり、ダンスを踊ったりしていて可愛い。あとで、スターテス確認させてもらおうっと。
倒されるモンスターは、ゴブリンや人面犬やら様々。鑑定しても特に有益なスキルはないからスルー。特級冒険者だから、全然危なげもなく進んでいくと、何故か普段居ないはずのオークがいた。
もっと奥にいかないと居ないはずなのに・・・。クラウドも不思議がるけど、問題なく倒す。オークは、興奮して襲ってきたけど、ここも、一撃必殺。ちらっとみると、勃起していた。クラウドの魅力は、モンスターにも有効らしい・・・。そりゃそうだよね。僕、スライムだもん♡♡♡
あ、ピョンピョン。死んだオークに近づいて、鑑定してみる。ほら、オークって、エロゲームや漫画本でよく出てくるじゃない?エロいスキルもってないかなぁ~って。
鑑定すると、精力増強ってあったぁ♡♡♡すっごく嫌だったけど、毛を1本取って食べると、手に入れちゃった♡♡♡
ゲロマズだったけど・・・。すぐさま、マジックバック内からクラウドの母乳を取りだして、口直しをした。ウマウマ~♡♡♡
ちゃんとクラウドから見えないようにしたし、問題なーい!戻ると、勝手に行くなって怒られた。ごめんなさいと、ペチャリと反省する。肩に乗せてもらうと、奥に進む。
それからしばらく歩くと、目的地に到着!なんと、ここはクラウドと初めてあった場所だった。肩の上でぴょんぴょん跳ねて興奮していると、くくくって笑っている。
ぷくうと頬を膨らませると、悪い悪いと言いながら、顔が笑いを堪えているの丸わかり!
ぴょんと地面に降りると、初めてあった場所にズササと移動する。ふふん、これぞメタルスライムの特殊能力だあ~~!高速移動!
一足先に湖をのぞみこむ。ここで初めて僕の姿をみたんだよね。驚いていると、ガサって音がしたんだ。そう今みたいに・・・
あの時は、血まみれの冒険者をみて、震えていたけど、今は、にこやかな顔をして微笑んでくれる。
すぐそばの木の根っこに行くと、懐かしいなって言ってくれた。そうここは、クラウドと初めて接触して、そうして・・・相棒にしてくれたんだ。その時と同じように腰掛けると、メメとコガネが、地面に降りて興味津々ってかんじで辺りを見渡している。
特に危険はなさそうだったから、クラウドが、遠くに行かないように遊んでおいでというと、元気に遊び跳ねて遊びに行く。
バックから、4匹の赤ちゃんたちを取り出しながら、
「懐かしいだろ?みんなとここにきたかったんだ」
嬉しそうに赤ちゃんたちを撫でながら、僕をみてそう言ってくれる。
うんうんと身体を上下に揺らすと、笑ってくれた。あの時と同じ、身体を動かしての意思疎通。ここから全てが始まった。クラウドの相棒になり。そして、恋人になって、今は家族・・・。
人生何があるかわからないって言うけど、本当にそうだよね。赤ちゃんたちが、草と戯れているのをみながら、クラウドに近寄ると、手のひらを差し伸べてくれ、ぴょんと飛び乗る。
顔に近づけてくれるようにお願いをすると、キラキラと金髪を輝かせ、瞳が煌めき、口元を綻ばせている唇にそっとキスをした。
僕は、クラウドと出会えて本当に幸せです。
気がつくと、赤ちゃんやメメ、コガネが、僕たちをみていて、恥ずかしくなったクラウドから地面に落とされてしまった。もう、恥ずかしがり屋さんなんだから!
自分もと騒ぐ、コガネにダメーって言いながら、お弁当を取り出す。
赤ちゃんたちは母乳も好むけど、普通のご飯も食べ始めているんだ。お昼だけね。おいちいって言いながら、ご飯を食べる姿は、癒される~。だって、まだちっちゃいんだもん!
メメやコガネにクラウドが取り分けてやりながら、賑やかに食べる。結構沢山作ってきたけど、こういう外で食べるのっていつもより食欲湧くよねぇ・・・♪
食後は、水遊びをして、わいわいと遊び、そろそろ帰ろうというときには、みんなぐっすり寝ていて、2人で笑う。メメとコガネは、クラウドが抱き抱え、僕が肩から、モンスターを排除していく。
ほら、僕も大概強くなったからね~。そうして、初めての冒険、いや家族でのピクニックはこうして終わった。
ちなみに、あの場所は、僕がクラウドを初めて愛したところ♡いつかまた、アソコで、愛し合いたいなぁ♡
クラウド、今日はここを選んでくれてありがとう。これからも、よろしくね!
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