【完結】僕は、メタルスライムに転生しちゃった。2

そば太郎

文字の大きさ
上 下
1 / 20

1、メタルスライムの効果とは?!

しおりを挟む
⬛︎僕の紹介


こんにちわ。初めましての人もいるのかな?
簡単に自己紹介をしよっと。
僕は普通の高校生をしていたんだ。家で国民的人気のRPGゲームをしてたら、何故か突然森の中にいたんだ。

そして気がついた。なんかおかしいって。だって周囲が異様に高い。草木が、巨大で・・・そして僕の身体が特におかしくて・・・

普通歩く時テクテクとかなのに、僕のはズルズル・・・!
恐怖にかられ、僕の顔がみれるような湖を探した。
普通闇雲に探しても、見つけられないのに何故かコッチにあるって・・・湿り気を感じた。

草をかき分けると、目の前に大きな湖があらわれて、急いで覗き込んだんだ。
そこで、目にしたのは、

1匹のメタルスライム。

『メタルスライムがあらわれた』

まさにこれだよね。今思い出しても、笑える~
あの時は、笑えなかったけど。

まさか、プレイヤーが絶対倒してやるって意気込んでるモンスターになるなんてね。

そして、次の危機が・・訪れた。
ま、僥倖だったんだけど。

『冒険者があらわれた!』

ってやつだよねぇ♪
テンプレってやつ?はは。

それが、クラウドとの出逢いだったんだ。
血まみれの冒険者・・・。筋肉ムッキムキな大男・・・とても恐ろしかった。
草に隠れて、産まれたばかりの僕は小さくて、見つからずに済んだ。

男は、血まみれだったから、本当に怖かったよ。誰の血!?僕もそうなるの?!ってね。

全部、返り血を手ぬぐいで落とすと、大木の下で、ご飯を作り始めたから、もう大変!

お腹を空いていた僕の視線の先には、香ばしく焼ける肉。恐怖に駆られてるのに、近づいてしまってた僕のお腹から・・・ぐぅぅうう、きゅるる音が鳴った。

そりゃ、見つかるよね、・・・。目が合ってしまった僕は、

めっちゃブルブルして、逃げるのが得意なメタルスライムなのに、動けなくて、固まってしまった。

でも、そんな僕を攻撃する訳でもなくて、新種のスライムか?って不思議そうにしたんだ。男は、メタルスライムを知らなかった。

僕なんて、絶対逃がしてなるものかって、なるのにね。でも、プルプル震えて涙を流す僕に、笑って肉をくれたんだ。
恐る恐る食べた程よく焼けたお肉は、とても美味しかった。

そんな僕に俺のペットになるか?って。お前はこの森では生き残れないだろ?

うんうん。僕もそう思います!!
そうして、僕はその男の、クラウドのペット兼相棒になった!

そんな衝撃的な日の夜、僕はまたもやピンチを迎える。
相棒となった男の立派に反り返ったチンコが目の前にあったから・・・。

そして、何故か、僕はソレを舐めることになったからもう大変!
まぁ、そのくだりは、前のお話をみてね♡

テヘペロ♡


さ、そんな僕なんだけど、クラウドが、『スラ』って名前つけてくれたから、みんなもそう呼んでね!

ちなみにみんなは、メタルスライムって知ってる?某国民的RPGに出てくるモンスターなんだけど、簡単に説明すると、ご褒美モンスターって感じ?


メタルスライムってね、すんごく素早くて逃げ足が速いんだ。HPも低いけど、全然攻撃が当たらないの!運良くヒットを何回かすれば、テッテレーン!


ご褒美!なんと、経験値が、わんさか手に入って、レベルが上がりやすいんだ♪


そして、そんなレアなモンスターが、この僕ね!
つらたん・・・。


まぁ、この世界にスライムはいるけど、メタルスライムはいなかったから、その価値はクラウド以外分かってないんだけど!
絶対バレたらあかんやつ!みんなも、、、シーだよ?え?なんでクラウドが知っているかって?

そのまえに、クラウドの紹介をするね!


⬛︎クラウド(僕のお嫁さん♡♡)の紹介


某国民的RPGの主人公と同じく名前をしていたから最初は戸惑ったけど、もう大丈夫!

元々は中級冒険者をしている30歳前後のムッキムキな男性!ボディビルダーまではいかないけど、マッスルボディが眩しい。

僕と出会った時は、中級冒険者だったけど、今は、特級冒険者にランクアップ!すごいよねぇ・・・。
あ、ちなみに、冒険者のランクはこんな感じ。

普通の人間のレベルは10前後
中級冒険者のレペルは30~40
上級冒険者は、40~50
特級冒険者は、50~70
超特級冒険者は、70~

超特級は世界でも数人しかいない人類が到達するのが難しいレベル。大概長命種だって。そして、Lvカンストしたひとなんで聞いた事ってギルマスのオジィちゃんが言ってた。

もしかしたら、その初めてカンストするのは、僕のクラウドかもね♡
おおっと。いけない・・・そのことは、まだ秘密♪
あ、くれぐれも誤解しないでね。ちゃんと、クラウドは毎日の鍛錬を欠かさないし、クエストをこなしていっているよ。一生懸命さやそのひたむきさが、とっても素敵なんだぁ♡

そんなクラウドはね、眼光が鋭い三白眼。だから、女、子どもから怖がられるタイプ?本人も気にしてて、ションボリするのが、可愛いの。
でも、僕と出会ってから、少しずつ変化していっている。三白眼はそのまんまなんだけど、柔らかいっていうか、雰囲気が全然違うの!交流してるおばちゃんたちが、言うには、幸せオーラがあって初々しいらしい♡♡

それを聞くと、僕も照れちゃう♡♡そうなんだ、クラウド、体格むっちりなんだけど、雄っぱいは大きいし、お尻もデカくて安産型っていうか、本当にエロい!ま、僕が開発したんだけど♡♡♡

はっ、いけない、話が進まない!

そんな僕らの愛の巣は、街のはずれに家があって豪邸!
亡くなったご両親が、商会を営んでたから、それでだって。
その商会は、信頼できる人に託したらしいけど、たまに手土産持って会いにきてくれるよ。僕にも優しいんだ!

それと、ギルドで僕と使い魔登録したから、堂々と僕もクラウドと一緒に街に出かけられるんだ。定位置は、右肩!そして、僕の右手には、クラウドの印がある。これが使い魔の証。手を出していない時は、右横に現れてるんだ。かっこいいよぉ♪


⬛︎僕の秘密

秘密なんだけど、
僕ね、クラウドをレベルupさせることが出来るんだ。倒されてもないのにね。不思議だよねぇ。

その方法が・・・クラウドの胎内に入って一晩過ごすこと!え?胎内にどうやって入るかって?
/////////
そ、それは・・・前の話をみて!さすがに僕も、恥ずかしい♡♡♡

えっと・・・話を戻すよ!

普通だったらこんなこと気が付かないのに、出会ったその夜のことがなかったら、永遠に知らなかったんだろうな。

もし、知らなかったら、クラウドをお嫁さんには出来てなかったかも。ブルッ
お、恐ろしい・・・

もう僕、クラウドなしでは居られない身体にされてるから!きゃっ、恥ずかしい////////

クラウド大好きっ!・・・クラウドも僕のこと好きでしょ?(筆談)

むふっ、分かってて聞くなって怒られちゃった♡


⬛︎僕たちの子ども

不思議なことにね・・・
ある日、クラウドとの間に子どもが出来た。

いつも寝床にしてる奥に、小さな核が、出来て、それをみた途端、赤ちゃんだって思ったんだよ。スクスクと大きくなって、1ヶ月ちょいかな?
ひねり出される小さなスライム。
最初に産み出されたのが、メタルスライムで、次に産まれたのが、金色のスライムでね。

僕メタルスライムなのに、金色って。でも、思ったんだ、クラウドの髪の色、金色。この2匹のスライムは、僕とクラウドとの子供なんだって!

嬉しかった。愛する人との間に出来る赤ちゃん。2人で喜んだよ。そして、今、クラウドは、妊娠してる。

1回目妊娠  メタルスライムのメメと金色スライムのコガネ。
2回目の妊娠中  4匹 

ぐへへ。4匹だよ?!4匹♡♡一気に賑やかになるねぇ♡この子達は、まだクラウドのお腹にいて、まだ産まれてないんだ。
産まれるのが、とっても楽しみ!お兄ちゃんたちも、待ち遠しいって♡あと数週間で出産ってとこ!

逞しい腹筋が少しふっくらしている♡へばりついて、キスを贈っていたら、しつこすぎて、怒られた・・・ぐすん。


あ、あと、これも伝えとくね。

家の敷地には結界を張っていて、悪い輩は入れないようになってる。許可した人しか入れないようにした。

子供たちが誘拐されたり、倒されると危ないから。

今もメメとコガネが安心して庭で遊んでいる。子育てはのびのびとして育てたいしね!

結界の道具は高かったけど、僕たちには問題ないんだよねぇ♡ね、クラウド?
あ、怒られそう・・・この話はまた今度ね!


⬛︎僕の願望(夢!)

妻であるクラウドに、言葉で愛を伝えたい。もちろんジェスチャーや態度で伝えてるよ!でも、言葉で言いたいんだ。だって人間だったんだから。

愛してるって・・・そんなの無理だろ??スライムなんだからって、そう言われる気がする。

で、でもね、僕、メタルスライムなのに、ギラを使うんだよ?本当はメラなのに・・・。
だ、だからさ、レベルが上がれば・・・違う呪文覚えられないかな??

それに、普通人間とモンスターの間に、子どもとか出来ないよね?普通。分裂や増殖じゃない?スライムは。
なのに、クラウドの色を纏ったコガネがいるし・・・
普通なら考えられないことが起こってるから。


【モシャス】
いわゆる変身呪文であり、目の前にいる誰かしらの能力を(HP以外)そっくりそのままコピーできるというもの


ほ、ほら、コレなら話せるかなって。そして愛してるって伝えたい・・・!!
頑張ってひたすらレベルをあげるのを頑張ろうと思う!
ほら、カンストすれば、何かありそうじゃない?!

ちなみに、今の僕のステータス。

『ステータス』

名前  スラ
種族 はぐれメタルスライム(異世界からの来訪者)
称号  クラウドの愛すべき夫 、性の追求者 
レペル 42→45 up!
スキル ラリホ○、催淫ローション、ギ○ 、ベギラ ○マ、肉体改造(強化)、ス○ルト 、フバー○ 、鑑定 、精液生成 

ちゃんと、クラウドと一緒に戦っているんだよ!それに、パーティ効果?主従契約からなのか、クラウドが倒した経験値が、僕にも与えられるんだ。これが、本当に助かってる!
ほら、上級冒険者だから、倒すモンスターも実入りがいいんだ。クラウドをどんどんレベルアップさせて、高難易度のモンスターを倒すと、僕がレベルアップ♪いいコンビだよねぇ♡♡

早くカンストしたいなぁ。それに、早く精液注ぎ込みたい♡♡♡ほら、赤ちゃんいるから溺れたら危ないと思ってまだ実践してないんだぁ♡♡♡はぁ、思う存分、可愛がりたい♡♡♡

縦割れアナルから、たらぁ♡って白い白濁とした液体が垂れるの良くない?!たまりません♡♡♡


⬛︎クラウドの気持ち

不思議だな・・・この腹の中に、スラの赤ちゃんが、いるなんて。

2回目とはいえ・・・。日数的に、そろそろ産まれると思うが。今度は、どんなスライムが生まれるのか。

父さんと母さんが事故で亡くなってから、いつも1人だった。この強面の顔だから・・・人に声掛けても叫ばれるし、ハンカチを落としたと拾ってあげると、ドロボーって叫ばれる。

そんな俺が・・・ママ。
メメと、コガネ・・・言葉は通じないけど、何となくわかる。ママって言われてるの。

そして、今度は、4匹の赤ちゃんが産まれる。
ふはっ・・・メタルスライムっていう特殊なスライムが、俺の旦那。

まさか、スラとこういう関係になるなんて思ってもみなかったけど・・・俺は幸せだ。

アイツはちょっと変態だけど、アイツといると、心が暖かくなって満たされる。
身体を触られると心臓が高鳴るし、キスをされると、顔が真っ赤に染まってしまう。トキメキ?ってやつを感じる・・・/////////

今もスラが、俺のお腹にへばりついて、チュパチュパ吸い付いて、ニマニマして気持ち悪い・・・。

べりっと剥がすと、へにょってなる旦那の口にそっとキスをした。

赤ちゃんより、今は俺に構ってくれ。そう思いながら・・・その後のことなんて考えもしないで。

俺は幸せだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

クラスのボッチくんな僕が風邪をひいたら急激なモテ期が到来した件について。

とうふ
BL
題名そのままです。 クラスでボッチ陰キャな僕が風邪をひいた。友達もいないから、誰も心配してくれない。静かな部屋で落ち込んでいたが...モテ期の到来!?いつも無視してたクラスの人が、先生が、先輩が、部屋に押しかけてきた!あの、僕風邪なんですけど。

目覚ましに先輩の声を使ってたらバレた話

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
サッカー部の先輩・ハヤトの声が密かに大好きなミノル。 彼を誘い家に泊まってもらった翌朝、目覚ましが鳴った。 ……あ。 音声アラームを先輩の声にしているのがバレた。 しかもボイスレコーダーでこっそり録音していたことも白状することに。 やばい、どうしよう。

親友と同時に死んで異世界転生したけど立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話

gina
BL
親友と同時に死んで異世界転生したけど、 立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話です。 タイトルそのままですみません。

男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。

カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。 今年のメインイベントは受験、 あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。 だがそんな彼は飛行機が苦手だった。 電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?! あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな? 急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。 さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?! 変なレアスキルや神具、 八百万(やおよろず)の神の加護。 レアチート盛りだくさん?! 半ばあたりシリアス 後半ざまぁ。 訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前 お腹がすいた時に食べたい食べ物など 思いついた名前とかをもじり、 なんとか、名前決めてます。     *** お名前使用してもいいよ💕っていう 心優しい方、教えて下さい🥺 悪役には使わないようにします、たぶん。 ちょっとオネェだったり、 アレ…だったりする程度です😁 すでに、使用オッケーしてくださった心優しい 皆様ありがとうございます😘 読んでくださる方や応援してくださる全てに めっちゃ感謝を込めて💕 ありがとうございます💞

オメガなパパとぼくの話

キサラギムツキ
BL
タイトルのままオメガなパパと息子の日常話。

ハンターがマッサージ?で堕とされちゃう話

あずき
BL
【登場人物】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ハンター ライト(17) ???? アル(20) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 後半のキャラ崩壊は許してください;;

俺をハーレムに組み込むな!!!!〜モテモテハーレムの勇者様が平凡ゴリラの俺に惚れているとか冗談だろ?〜

嶋紀之/サークル「黒薔薇。」
BL
無自覚モテモテ勇者×平凡地味顔ゴリラ系男子の、コメディー要素強めなラブコメBLのつもり。 勇者ユウリと共に旅する仲間の一人である青年、アレクには悩みがあった。それは自分を除くパーティーメンバーが勇者にベタ惚れかつ、鈍感な勇者がさっぱりそれに気づいていないことだ。イケメン勇者が女の子にチヤホヤされているさまは、相手がイケメンすぎて嫉妬の対象でこそないものの、モテない男子にとっては目に毒なのである。 しかしある日、アレクはユウリに二人きりで呼び出され、告白されてしまい……!? たまには健全な全年齢向けBLを書いてみたくてできた話です。一応、付き合い出す前の両片思いカップルコメディー仕立て……のつもり。他の仲間たちが勇者に言い寄る描写があります。

家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!

灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。 何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。 仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。 思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。 みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。 ※完結しました!ありがとうございました!

処理中です...