36 / 43
36、孕み腹の俺【完結】
しおりを挟む
(これで完結!皆様、これは物語ですから!私の妄想なんんで、色々思うことはあると思いますが、すみません!避妊は適切に!)
10月始めに遂に司にカミングアウトした。話があると、部屋に行く。ドキドキする気持ちを抑えながら、陽斗くんと付き合っていることを伝えた。ゆくゆくは結婚したいことも。
突然の告白に、真剣な顔をしていて聞いてくれる。その時、聞かれた。親父のことはもう愛していないのかと。
そんなことはない。今もこれからもずっとアイツのことを愛している!そう伝えると、嬉しそうに微笑んだ。
「その言葉を聞けて良かった。俺は反対しないよ。父さん、幸せになれよ。」
そう言われた。戸惑う俺に既に陽斗くんから、告白されていたことを聞いて驚く。心が熱くなって涙が出てくる。司に受け入れられないんじゃないかってずっと不安だった。
司がそんな俺を抱きしめてくれて、愛されてるなって言ってくれてまた涙が溢れて止まらなかった。
◇◇◇◇◇◇◇◇
次の日、我が家にやってきた陽斗くんを迎えると、司がちょっと走ってくるって言って2人にしてくれた。司に話したって伝えると、キレイな笑顔で微笑まれて、むず痒くなる。
「いつ話していたんだ?」
「1ヶ月前です。ほら日曜に司が、部活休んだでしよ?あの前の日です。」
そ、そんな前に?
「司から飛鳥さんから伝えられるまで、言わないでくれって頼まれて。
飛鳥さんの口から直接聞きたかったみたいです。隠しててすみません。」
「いや、俺本当に怖かったんだ。司に拒否されたらどうしようって、ここ最近は特に不安で、食事も喉が通らなくて。」
ホッとして涙が出てくる。
「よ、良かった、本当に良かった・・・。司に幸せになれって。
陽斗くん、ありがとう。くすっ、俺、アイツが亡くなって引き裂かれそうなぐらい悲しかったんだ。そ、それなのに、またひとを愛せるようになるなんて思っても・・・みなかった。」
必死に言葉を紡ぐのに、嗚咽が邪魔してくる。
陽斗くんが俺を抱きしめてくれた。その温もりが暖かくて陽斗くんが何よりも愛おしい。陽斗くん、俺のために色々と動いてくれていた。俺より19も年下なのに、なんでこんなに心強いんだよ!
涙を流しながら、キスをすると、涙の味がした。
「んんっ、ンンン~~~っ!」
触れるだけのキスが、唇を舐められて舌を差し込まれ、逃げる舌を絡め取られる。思う存分、口内を犯されて酸欠になってしまった。
口を腕で拭い、睨みつけるけど、
「美味しそうだったもので。ご馳走様でした♡」
そう言うと、自分の濡れた唇をそっと指で這わせて妖艶に微笑む陽斗くんにドキッとしてしまう。頬を染める俺を満足そうに抱き締められる。全くって思いながら、俺はその背中に手を回した。
◇◇◇◇◇◇◇◇
その数日後、俺は驚くことになる。司に告白して応援されたことで食欲も戻ると思ったのに、なかなか戻らなかったし、それに生理が遅れている気がする。ただ、生理が再開してそんなに経過してなかったから、不順だろうと思っていた。でも、そのうちご飯を食べているとうっとなることが増えて、遂にこの前吐いてしまった。
その症状は、身に覚えがあったから、次の日孕み腹の専門病院に行くと、おめでとうございます。今、妊娠5週目ですねとエコーを見せてくれながら、説明された。
そうかぁ。ここに赤ちゃんがいるのか。
ううっ、避妊をしていなかった俺が悪い。だって散々中出ししていたから、いざコンドーム付けてすると拒否反応出てしまったんだ。気がつくと、陽斗くんを押し倒して上に乗ってて、腰を振っていた。胎内にはすでに大量の精液が注がれた後だった。
今思い出しても恥ずかしい。初めての騎乗位。陽斗くんは、とってもエロ可愛かったって喜んでいたのが、さらにいたたまれない。
でも嬉しい。ここに陽斗くんの赤ちゃんがいるとか。自然と笑ってしまう。
家に帰ると、陽斗くんが出迎えてくれて顔面蒼白になっている。病院に付いていくっていう陽斗くんを押し止めたのは俺だ。まだ確実ではなかったし、陽斗くんをあの場所に連れていくのはちょっとな。
「お義母さんの言ったとおり、お前に、既成事実つくられた。」
恥ずかしくて素直に言えず、代わりにそう伝える。
陽斗くんは、え?って言うと、ポカンとしていて、なかなか見ない顔だったから、写真で撮った。
しばらくして、顔面蒼白だった顔に赤みがさして、
「既成事実?・・・っ、ま、まさか?!!」
驚愕に染まる陽斗くんに、頷くと、
「ここに陽斗くんの赤ちゃんがいるんだって。今、5週目。」
エコーの写真を渡しながらそう言うと、みるみるうちに、喜色の色に染まって、
「やったぁあああーーーーーーーー!!!じゃ、じゃあ、飛鳥さん僕と結婚してくれるんですね!!」
雄叫びを上げた。
「そりゃ、子供出来たからな。でも絶対、何があっても離婚なんてしないからな。一生責任もって俺と子供を愛せよ。」
俺は、陽斗くんに抱き締められ、
「愛してます。いっぱい孕ませますから覚悟してくださいね!」
って言われ、程々になって答えた。
◇◇◇◇◇◇◇◇
そしてその日のうちに、婚姻届を持ってこられ、サインをさせられた。なぜ俺の家にソレがある?!え?え?っていう間に、役所に出しに行ってしまった。妊婦さんなんだから、家で安静にしていてくださいって言って。
こうして俺は、陽斗くんの伴侶になったようだ。帰ってきた司に報告すると、え?って驚いている。妊娠ってことも驚いているのに、もう入籍したの?って。
俺も驚いている。うん。
1人陽斗くんだけがニコニコしている。この世の幸せが、やってきたって顔をしていた。その顔で満面の笑みは、破壊力が強く頬が熱くなる。
さて、これからすることがいっぱいありすぎて、頭が痛くなるが、生涯の伴侶が出来たから一緒に考えていくか。
陽斗くんが、喜々として買い物にいってくれた。悪阻がある俺が、食べれるものを買ってきてくれるらしい。一応司の時に食べれたものを伝えた。
なかなか帰ってこないなぁって思っていたけど、まさか俺の両親やアイツの両親に根回しをしてきたとは、思わなかった。後日、陽斗くんと結婚と妊娠の報告に行くと、すでにウエルカム状態で、横にいる幸せいっぱいな顔をしている陽斗くんを睨みつける。
「だって、妊娠しているからストレスは良くないでしょ?」
って。
まったく、お前は年齢詐称していないか?そう言いながら、俺はいつの間にか笑っていた。
俺は、須藤 飛鳥から、桜庭 飛鳥になりました。
ちなみに、陽斗くんの両親は、婚姻届を出しに行く陽斗くんを送迎したのは彼らで、俺は涙ながらに、息子をよろしくおねがいしますと祝福済である。
⚠️この物語は、未成年の場合親の同意があれば結婚できる世界です。
(読んでいただきありがとうございました。ブックマークといいねも。あと番外編は、もうひとつの連載を仕上げたら、取り掛かります。結婚式と初夜書きたいなぁ♡って思ってます。では!良いお年を!⬅️早い!)
10月始めに遂に司にカミングアウトした。話があると、部屋に行く。ドキドキする気持ちを抑えながら、陽斗くんと付き合っていることを伝えた。ゆくゆくは結婚したいことも。
突然の告白に、真剣な顔をしていて聞いてくれる。その時、聞かれた。親父のことはもう愛していないのかと。
そんなことはない。今もこれからもずっとアイツのことを愛している!そう伝えると、嬉しそうに微笑んだ。
「その言葉を聞けて良かった。俺は反対しないよ。父さん、幸せになれよ。」
そう言われた。戸惑う俺に既に陽斗くんから、告白されていたことを聞いて驚く。心が熱くなって涙が出てくる。司に受け入れられないんじゃないかってずっと不安だった。
司がそんな俺を抱きしめてくれて、愛されてるなって言ってくれてまた涙が溢れて止まらなかった。
◇◇◇◇◇◇◇◇
次の日、我が家にやってきた陽斗くんを迎えると、司がちょっと走ってくるって言って2人にしてくれた。司に話したって伝えると、キレイな笑顔で微笑まれて、むず痒くなる。
「いつ話していたんだ?」
「1ヶ月前です。ほら日曜に司が、部活休んだでしよ?あの前の日です。」
そ、そんな前に?
「司から飛鳥さんから伝えられるまで、言わないでくれって頼まれて。
飛鳥さんの口から直接聞きたかったみたいです。隠しててすみません。」
「いや、俺本当に怖かったんだ。司に拒否されたらどうしようって、ここ最近は特に不安で、食事も喉が通らなくて。」
ホッとして涙が出てくる。
「よ、良かった、本当に良かった・・・。司に幸せになれって。
陽斗くん、ありがとう。くすっ、俺、アイツが亡くなって引き裂かれそうなぐらい悲しかったんだ。そ、それなのに、またひとを愛せるようになるなんて思っても・・・みなかった。」
必死に言葉を紡ぐのに、嗚咽が邪魔してくる。
陽斗くんが俺を抱きしめてくれた。その温もりが暖かくて陽斗くんが何よりも愛おしい。陽斗くん、俺のために色々と動いてくれていた。俺より19も年下なのに、なんでこんなに心強いんだよ!
涙を流しながら、キスをすると、涙の味がした。
「んんっ、ンンン~~~っ!」
触れるだけのキスが、唇を舐められて舌を差し込まれ、逃げる舌を絡め取られる。思う存分、口内を犯されて酸欠になってしまった。
口を腕で拭い、睨みつけるけど、
「美味しそうだったもので。ご馳走様でした♡」
そう言うと、自分の濡れた唇をそっと指で這わせて妖艶に微笑む陽斗くんにドキッとしてしまう。頬を染める俺を満足そうに抱き締められる。全くって思いながら、俺はその背中に手を回した。
◇◇◇◇◇◇◇◇
その数日後、俺は驚くことになる。司に告白して応援されたことで食欲も戻ると思ったのに、なかなか戻らなかったし、それに生理が遅れている気がする。ただ、生理が再開してそんなに経過してなかったから、不順だろうと思っていた。でも、そのうちご飯を食べているとうっとなることが増えて、遂にこの前吐いてしまった。
その症状は、身に覚えがあったから、次の日孕み腹の専門病院に行くと、おめでとうございます。今、妊娠5週目ですねとエコーを見せてくれながら、説明された。
そうかぁ。ここに赤ちゃんがいるのか。
ううっ、避妊をしていなかった俺が悪い。だって散々中出ししていたから、いざコンドーム付けてすると拒否反応出てしまったんだ。気がつくと、陽斗くんを押し倒して上に乗ってて、腰を振っていた。胎内にはすでに大量の精液が注がれた後だった。
今思い出しても恥ずかしい。初めての騎乗位。陽斗くんは、とってもエロ可愛かったって喜んでいたのが、さらにいたたまれない。
でも嬉しい。ここに陽斗くんの赤ちゃんがいるとか。自然と笑ってしまう。
家に帰ると、陽斗くんが出迎えてくれて顔面蒼白になっている。病院に付いていくっていう陽斗くんを押し止めたのは俺だ。まだ確実ではなかったし、陽斗くんをあの場所に連れていくのはちょっとな。
「お義母さんの言ったとおり、お前に、既成事実つくられた。」
恥ずかしくて素直に言えず、代わりにそう伝える。
陽斗くんは、え?って言うと、ポカンとしていて、なかなか見ない顔だったから、写真で撮った。
しばらくして、顔面蒼白だった顔に赤みがさして、
「既成事実?・・・っ、ま、まさか?!!」
驚愕に染まる陽斗くんに、頷くと、
「ここに陽斗くんの赤ちゃんがいるんだって。今、5週目。」
エコーの写真を渡しながらそう言うと、みるみるうちに、喜色の色に染まって、
「やったぁあああーーーーーーーー!!!じゃ、じゃあ、飛鳥さん僕と結婚してくれるんですね!!」
雄叫びを上げた。
「そりゃ、子供出来たからな。でも絶対、何があっても離婚なんてしないからな。一生責任もって俺と子供を愛せよ。」
俺は、陽斗くんに抱き締められ、
「愛してます。いっぱい孕ませますから覚悟してくださいね!」
って言われ、程々になって答えた。
◇◇◇◇◇◇◇◇
そしてその日のうちに、婚姻届を持ってこられ、サインをさせられた。なぜ俺の家にソレがある?!え?え?っていう間に、役所に出しに行ってしまった。妊婦さんなんだから、家で安静にしていてくださいって言って。
こうして俺は、陽斗くんの伴侶になったようだ。帰ってきた司に報告すると、え?って驚いている。妊娠ってことも驚いているのに、もう入籍したの?って。
俺も驚いている。うん。
1人陽斗くんだけがニコニコしている。この世の幸せが、やってきたって顔をしていた。その顔で満面の笑みは、破壊力が強く頬が熱くなる。
さて、これからすることがいっぱいありすぎて、頭が痛くなるが、生涯の伴侶が出来たから一緒に考えていくか。
陽斗くんが、喜々として買い物にいってくれた。悪阻がある俺が、食べれるものを買ってきてくれるらしい。一応司の時に食べれたものを伝えた。
なかなか帰ってこないなぁって思っていたけど、まさか俺の両親やアイツの両親に根回しをしてきたとは、思わなかった。後日、陽斗くんと結婚と妊娠の報告に行くと、すでにウエルカム状態で、横にいる幸せいっぱいな顔をしている陽斗くんを睨みつける。
「だって、妊娠しているからストレスは良くないでしょ?」
って。
まったく、お前は年齢詐称していないか?そう言いながら、俺はいつの間にか笑っていた。
俺は、須藤 飛鳥から、桜庭 飛鳥になりました。
ちなみに、陽斗くんの両親は、婚姻届を出しに行く陽斗くんを送迎したのは彼らで、俺は涙ながらに、息子をよろしくおねがいしますと祝福済である。
⚠️この物語は、未成年の場合親の同意があれば結婚できる世界です。
(読んでいただきありがとうございました。ブックマークといいねも。あと番外編は、もうひとつの連載を仕上げたら、取り掛かります。結婚式と初夜書きたいなぁ♡って思ってます。では!良いお年を!⬅️早い!)
100
お気に入りに追加
244
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
クラスのボッチくんな僕が風邪をひいたら急激なモテ期が到来した件について。
とうふ
BL
題名そのままです。
クラスでボッチ陰キャな僕が風邪をひいた。友達もいないから、誰も心配してくれない。静かな部屋で落ち込んでいたが...モテ期の到来!?いつも無視してたクラスの人が、先生が、先輩が、部屋に押しかけてきた!あの、僕風邪なんですけど。
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる