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7、セクハラだろ!?!
しおりを挟む(現実逃避。こっちの方が、カキカキ進む!皆さん、お気に入り&いいねありがとございます。雄っぱい、雄っぱいを書きたい!)
それから、司の目を掻い潜って、アプローチを受けている。朝、必ず家に寄って俺の顔をみて学校に行くし、週に3回は俺の家に泊まっていく。追い返そうとするけど、その度に司が、今日陽斗の両親仕事なんだって。とかとか。
俺は、陽斗くんの家庭環境を一切知らないから、その言葉を素直に信じてしまい、無理に追い返すことは出来なくなった。安心出来る家が今では安心できない。警戒しているのに、気がつけば背後にいて、背中や時に尻まで触られてしまう!
ハッキリいって、セクハラだろ!!
だが、いくら俺がそう訴えても、儚げ美少年の陽斗くんの言うことを皆信じてしまうだろう。ガチムチ男VS美少年。勝敗は、戦う前から分かっている。
そうした日々を過ごして、分かったことは、日曜日が1番ヤバいということ。なぜなら、朝から司が部活に行く日だからだ。最近は、働き改革とか言っているのに、この学校はスポーツに力を入れており、民間に委託して部活を取り入れている。そのため、日曜でも部活があるのだ。ちなみに、希望者のみだ。
嬉しそうに部活にいく司に向かって、行かないでくれとはいえなかった。
そうこの家には、もう陽斗くんがいるのだ。なんでいるかというと、それは前日から泊まっているからだ。陽斗くん俺の子供だったかな?と思うぐらい家にいるのは、気のせいかな?
直々に陽斗くんのご両親から、挨拶に来られ、びっくりしたのはつい先日だ。菓子折りと現金を渡された。食事代など諸々らしい。受け取れませんと固辞したけど、どうにか、私たちの為だと思ってとかなんとか、結局受け取ってしまった。
そこからは、遠慮がなく、週に3回なのが、今では週5回・・・。
なんで、こうなった?!!
今、陽斗くんは何をしているかというと、パソコンを使って忙しそうにしている。色々とすることがあるらしくって、それなら自分の家に帰ってすればいいのにというと、僕は飛鳥さんが好きだから、傍にいたいんです!と言われてしまう。
しかも司の部屋じゃなくて、リビングのテーブルでするところが、わざとらしい。
陽斗くんに構うことなく、いつもの洗濯と掃除、家事を行う。うううっ、洗濯物の中に、普通陽斗くんの私服や下着も入っている。しかも、結構セクシーなタイプのやつ。布地もいいものを使っているらしく、いつも手洗いだ。
洗面所で他人のパンツをなぜ手洗いをしないといけない!そっと指先で持って、洗剤を入れた洗面器に入れて、揉み洗いする。なんで、俺がこんなことを?!しかも、何?紐パンツってどゆこと?!
あの陽斗くんが、こんなエロい下着を履いているのか?!
うううっ、だだの洗濯でこんなにメンタルを攻撃されるとは思ってもいなかった。しくしく。ようやく、最大のミッションを終えた俺は、さぁ、怒るぞ!と意気込んで、リビングのドアを開けた瞬間、憤怒となった怒りは、霧散させた。
リビングに香る焼きたてのお菓子の匂い。そして、
嬉しそうにソレをセットしている陽斗くんをみたからだ。
陽斗くんが、我が家に泊まりに来ると大概手土産がある。それは購入したものではなく、全て陽斗くんの手作りという。
「あ、飛鳥さん、洗濯お疲れ様です。昨日仕込んでおいたんですよ。焼きたてなんです。さ、食べましょう?」
その言葉に、さっきまでの怒りは、ポイッと捨てて、いそいそと椅子に着く。餌付けでないよな?
こんなの買ったら、何千円もしそうなものを、贅沢に食べれる幸せ♡フォークを持って、うっとりしていたら、ニコニコと嬉しそうに俺を見ている陽斗くんがいて、ジトッと睨みつける。
は、恥ずかしい。いい歳をした大人が、子供みたいに!
「飛鳥さん、大好きです。愛してます。」
・・・・・・っ。その言葉をこれまで何回も何十回も聞いた。あの告白から、隙あらば囁くように伝えてくる。
その度に、ドキッとしてしまうのは、気の所為と思いたい。
だって、俺は司を守らないといけないし。それに、まだ俺はアイツを愛しているのだから。
断ろうと口を開けば、人差し指で唇を塞がれ、
「それは、まだ言わないで。」
と、悲しそうにいう陽斗くんに何も言えなくなる。泣きそうな、そんな顔。だが、そんな表情に俺は何も言えなくなってしまった。
午後ソファに腰掛けて、テレビを見ていた時、ソレは気配もなく近づいてきた。気がついた時には、すぐ近くにいて、距離を取ろうとした時には遅かった。
ツツツ
「ひゃあああ~~~~~っ!」
脇腹を触られ、悲鳴が出る。俺は、脇腹が特に弱い。今までのセクハラで、早々に弱点を知られてしまった俺は、度々そこを触られてしまい、その度に怒るということを繰り返している。
今回も、怒ろうと振り返るとソコにはいなかった。
あ、あれ?何処に?
今までにないパターンに戸惑っていると、パクッと胸に何かが食いついてきた。
ビクゥウーーーーーン!
「あはぁあああ♡」
久しぶりに感じる快感に体が震え、悲鳴が出てしまう。
下を見ると、俺の胸に顔を埋めている犯人がいた。背中に手を回して、チュパチュパチュパと服越しに乳首を吸っている。
「お、お前、何してるんだよぉおおおお~~~~~っ?!」
そう叫び、頭をガシッと掴むと、離せ!とばかりに引き剥がそうとすると、乳首も一緒に引っ張られてしまう。ぎゅうううと唇によって強く挟まれ、乳首に痛みが生じ、それ以上無理に剥がすのを断念するしか無かった。
力が緩んだ瞬間、また乳首に吸い付きを再開され、喘ぐ羽目に。
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