【完結】息子の親友が、なぜか俺の乳首を吸っている。

そば太郎

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2、俺と息子

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俺の名前は、須藤 飛鳥あすかだ。今年で、34歳になる。17歳の時にクラスで一緒になったアイツと出会い、すぐに意気投合して親友といえる仲になって、翌年には告白され、お付き合いすることに。

俺は、高校に入ってから、ラグビー部に所属していたから、元々体格はいい方だった。だから、告白された時は、驚いたものだ。だって、アイツ所謂美形ってやつで、よく男女問わず告白されているような奴が、なんで俺?!って感じだったけど、でも告白されてストンと府に落ちた。

2人で遊んでいるとき、お互いの家に泊まりに行ったときのアイツの視線に、ドキドキすることがあったから。だから、アイツの好きだ、付き合ってくれという言葉に、顔を真っ赤にしてコクンと頷くのが、俺にとって精一杯だった。

夕方の公園に、アイツのよっしゃーーーーっ!!という叫び声が響いて、すごく恥ずかしかったのは今思い出しても、頬を染めてしまう。それからは、本当に怒涛の日々で、初めての抱擁、初めてのキス、初めての大人のキス・・・アイツは、初心者な俺にドンドン触れてきて、俺はアップアップになってしまっていた。

付き合って半年後のアイツの誕生日の日には、プレゼントちょうだいって、処女を捧げる羽目になったし。その時、俺が孕み腹って知って、涙を流して喜んでくれた。本当は、ちょっと怖かった。俺が、孕み腹って知ってガッカリするんじゃないかって。だって、孕み腹って言うと、一般的に中性的な人が多いから。俺みたいに、ガチムチな孕み腹は、珍しいと病院の人に言われていた。

初めてのセックスは、もう思い出すのが、恥ずかしいぐらい乱れてしまって、アイツはそんな俺にがっついてくるしで、大変だった。部活をこなしながら、恋愛をするのはちょっとアレだったけど、アイツが俺と付き合っていることを堂々と公表するもんだから、周りからの協力もあって、引退するまでラグビーと恋愛の二足の草鞋を履くことが出来た。

その分、散々冷やかされたし、時々知らない奴から、あの人から離れてよって修羅場も経験したけど。

そして卒業まであと半年後って時に、俺の妊娠が発覚した。もう、あれよあれよという間に、親への挨拶や入籍やら、果てには卒業後の結婚式の日取りも決まってしまってて、マタニティドレスじゃないけど、マタニティタキシード?をきて結婚式に望むことになった時は、驚いたなぁ。

その数ヵ月後には、息子である司を出産した時にやっと、アイツと結婚して夫夫ふうふになったんだと実感したんだ。それをアイツに言うと、俺に恋心を持った時点で俺を手に入れると決めて動いていたらしい。
それを聞いて、呆れてしまったが・・・、嬉しかった。

まぁ、そんな幸せな生活は、結婚して8年後に壊れてしまったんだけど、だけど、俺にはアイツとの間に出来た大切な息子がいるから、頑張れている。

司を育てながらの仕事を考えた時に、家での仕事を選んだ。ちゃんと子供に向き合いたかったから。それに両親の援助もあったし、理解者の姉ちゃんも手伝ってくれていたから、助かった。それに、年に数回だけど、アイツの実家にも挨拶に行っている。司も懐いていて、可愛がってくれているのは、本当にありがたい。再婚しないの?とか勧めてくるのは、勘弁して欲しいが。

アイツは、姉、アイツ、弟の3人兄弟だった。お義姉さんは、結婚し家庭を持っているから、司にとっては従兄弟か、彼らとの交流もいい刺激になっている。弟の晃くんは、独身を謳歌しているらしい。まだ25歳だから、結婚は考えられないのかも。


そして、息子の司は、父親がいない寂しさはあるようだが、気丈に振舞って俺にはそれを見せない。それが、俺にとってちょっと寂しい気持ちにさせる。アイツに似て、カッコイイから男女問わずモテるらしい。

特に今のところは付き合ってる人はいないようで、高校に入った陸上部に精を出している。

素直ないい子に育ってくれて本当によかった。成長するにつれて、アイツにどんどん似てくるから、時々センチメンタルになってしまうけど。

ありがとう、立派に育ってくれて。

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