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番外編、衝撃が走ったある日の出来事
しおりを挟む《お知らせ♡10/12に、続編をアップするので、宣伝として、スラの宝物の現場に居合わせた人たちサイドを、書き上げました。
引き続きブックマークして頂けると、幸いです。》
⬛︎ある青年サイド
俺は最近可愛い彼女が出来た。とっても可愛くて、デレデレになってしまうんだ。友人たちからも、冷やかされることも多くて、とっても充実した日を過ごしている。
今日は、彼女とデート。最近、新しいバックが欲しいって言ってたから、選びに行く途中なんだ、
街の中心街には、色々なお店が立ち並ぶ。もっと奥にいくと、貴族街になる。その手前に、俺たちが目指す店があるのだが。
向かっている最中、背が高くて体格がいい男性がいた。ここは、ギルドや冒険者が好むような店はないから、あんな風に筋肉がも立派な男はいないから、目立っている。
出店の匂いに誘われたようで、美味しそうに肉串を頬張っている姿が、男らしいのに、なんか艶めいてエロいと感じるのは俺だけだろうか?思わず、目を奪われたら、ニコッと笑ったんだ//////////
その笑顔を見た途端、ドキンと心臓が撃ち抜かれる!
ぽお~~っとした途端、彼女に張り倒された・・・。地面に倒れながら、みたのは、憤慨して立ち去る彼女の姿。
後日、謝っても許してくれず、破局した。
⬛︎ある出店のおっちゃんサイド
わしゃ、かれこれここで、肉串を焼いて何十年。だか、こんな熱い日はなかなか、売れなくて商売上がったりだ。
今日は無理そうだなと思っていたら、目の前にゴツイにぃちゃんがいた!
かなりの猛者のようで、目付きも相まって、一般人なら、ビビってしまうだろう。だがな、これでもわしは、元冒険者!
「おう、にぃちゃん!買っていくかい?!」
結構大ぶりの肉だが、そこまで油っぽく仕上げていないから、食べやすいと思うぜと更に伝えると、3本買ってくれた!
店先で、にぃちゃんが、一口食べると、満面の笑みで笑ったんだ。強面といっていい感じの顔のにぃちゃんが、美味しいって言いながら。
それが、とても綺麗に見えて、久しぶりにドキドキしちまった。
バクバクとあっという間に平らげて、串を返却しながら、
「美味しかった!ありがとう!」と、ニッと笑う。
笑うと、エクボが出来て、目尻が緩むのが、またイイ!
にぃちゃんが、去っていくと、目の前には大勢の人がいて、1本串をくれ、俺は5本だ、私は3本・・・色んな人が、食べたいって殺到してきて、それからものの1時間もしないうちに完売した。
この客待ちみんな、にぃちゃんに目を奪われたに違いない。
早く家に帰ると、妻と子どもたちに驚かれたが、完売したとつたえると、更に驚かれた。今日はわしにとって生涯忘れられない日となった。
⬛︎男子学生サイド
今日は、久しぶりに街におりてきた。ここは、王都ではないけど、地方都市の中でも大きくて、学園がある。僕はその学園に通う平民。普段寮に入っているから、久しぶりの街は、とても楽しみだ。それに、今日は、友人も一緒だから。
なんと、友人は、街に行ったことがないと言うのだ。いつも、貴族街の高級な店を利用しているらしい。
ブルジョワめっ!って思うが、平民の俺と仲良くなる変わったヤツで、憎めない・・・。しかも、とっても綺麗なんだ。なんで、こんな僕と仲良くしてくれるのかは分からないけど。やっかみを受けることもあるけど、虐めとかはない。よかったぁ~~!
なので、今日は俺が平民代表として、おもてなしをしよう!街の魅力を伝えるぞ~!
そう思って、屋台に行くと、ひとつの店に行列が出来ていた。こんにも多い人がいるとは、ちょっと驚く。友人もいるし、今回は別の店で買って、食べ歩きしながら、気になった屋台で色々買う。彼は、初めて食べるものにキラキラと目を輝かせ、美味しいと食べている。
普段お貴族様は、こんな風に食べ歩きもしないし、かぶりついたりしないだろうけど、今日だけは特別だといって、戸惑う友人を丸め込んだ!あ、ちゃんと、変装させているぞ?
そりゃ、お貴族様をこんな下町に連れてきたと知られたら、俺がどんな罰を受けるか・・・。お、恐ろしい。
少し、人が少ない道に入ってしまったから、大通りを戻ろうとしたら、目の前を大柄の男が通り過ぎた。一瞬、物取りかと焦ったが、体調が悪いみたいで、チラリとこっちを見てから、去っていく。
こ、怖かったぁ・・・。良かった、絡まれなくて。
そう思って、友人をみると、顔を真っ赤に染めて、立ち去る男をみていた。
え?
おーい、どうした?声を掛けても、反応がない。男に、睨まれたのかな?その後、ぼんやりとしている友人を連れて帰るのに苦労をした。
この日から、友人は街に降りたがり、俺はそれに巻き込まれることになるとは、この時、思ってもいなかった。
⬛︎貴族の友人サイド
今日初めて平民街に降りた。貴族街とは違い、賑やかな溢れるところ。初めてのことが多く、驚くことばかりだ。ここに連れてきてくれた彼に感謝しよう。
本当なら、護衛を連れて来ないといけないのだが、私は今平民の格好をしており、怪しまれてもいない。
ふふふ。普段の私を知っている者がいれば、卒倒するだろう。想像すると自然と笑顔になる。
初めて食べた食べ物。料理人が作る食事と比べて質も落ちるが、味付けは独特でとても美味しい。友人と笑い合い、街を案内してくれる。少し一通りから離れてしまい、すぐに引き返そうとした時、その人は現れた。
友人より先に私の方が気が付き、固まってしまう。なぜなら、その男性は、顔を上気させ、目の前で小さく喘いだから。
私は、貴族だから魔力が高い。それに、昔から剣術や魔法を習っていたためか、身体能力もそこそこある。そのため、他の人には聞こえないであろうその人が発する甘い吐息や喘ぎ声が、聞こえてしまった。
胸に向かって喋りかけるその内容も・・・。
そして、胎内に潜ませている大人の道具の振動音も、全て聞こえた/////////
気がつけば、必死に私の肩を揺する友人がいて、驚いた。服を着替えて、寮の自室に戻ると、行儀が悪いが、寝台に倒れ込む。
頭の中は、街で出会ったあの人のことでいっぱいだった。
ドキドキする。
背が高くて、貴族街で警備をする警邏隊より体格が良い。服が、はち切れそうなぐらいの胸があって、下衣で隠れていたけど、大きいお尻をしていた・・・。
そして、何よりも目を惹いたのは、その表情。
瞳を潤ませ、頬を紅潮させるその貌は、どの女性よりも美しく艶めいて見えた。閨の授業で受けたあの未亡人の女性より何倍も、魅力的・・・。
甘い吐息、甘い声、甘い匂い・・・。
あの時、誰かに問いかけていたけど、彼は1人。自分からあのような破廉恥なことをしたのだろうか。後孔を解し、性具を挿入し、そうして街にいき、起動させる・・・。
あ♡手を股間に当てると、完全に勃起をしていた。下着の中を先走りで濡らし、ビクビクも震えている。
私は、部屋にある浴室に駆け込むと、固く勃起した陰茎を握ると、グチュグチュと手を動かし、徐々にスピードを速くしていく。自分では普段処理をしないと言うのに、簡単にのぼりつめてしまう。射精後の倦怠感を感じながら、またあの人に会いたいと思った。
⬛︎大人になった元美少女、現美女サイド
今日はとってもいいものが見られたわ!まさか、こんなところにあの冒険者がやってきたのよ!私の受けランキング、1位に輝いている今旬なガチムチ♡♡
みるみるうちに上位にくい込んで、今では不動の1位!世の中が、ガチムチフィーバーに移行しつつある今、他のガチムチ受けの追随をものともせずに・・・♡♡今日も、色気がむんむんしてるわ!
ああん♡何人かの男たちの視線を集めている♡本人は、分かっていないけど、あら、あの相棒ちゃんはいないのね?
いっつも仲良しのスライム。私は知っている♡
彼が、この屈強の男を、メスにしたんだって!
だって、推しが見つめる瞳がとっても、熱がこもっているのよぉ~~♡他の誰が気づかなくても、私にはお見通し!
その彼がいない・・・。おかしい。絶対におかしい!1人で出歩かせるはずないわ!
後をつけて、観察を続ける。そして、気がついた。私、商会とタッグと組んで、夜の商品開発もしているの♡それを自然な流れで、彼らに渡している。恐らく、それを今、使っているのよ!
だって、クラウド様♡時々喘いでいるわ!声は聞こえないけど、薄く口が開いて艶かしい舌が見えてるもの!
色気が♡♡♡
はぁはぁ甘い息を吐いて、切なそうに顔を歪めるから♡クラウド様に気がついた男の股間なんて、凄いことになってるわよ!ほら、貴族っぽい綺麗な男の子まで、頬を染めているわ♡♡あんなすました顔をして股間はもっこり。すごいわね・・・!
あん♡身体を細かく震わせて立ち止まると、なにか喋っているよう。なんだぁ、良かった。そこにいたのね。そうよね。彼が、クラウド様を1人にさせるなんておかしいと思ったのよ♡♡
ふふ、名前は分からないけど、感謝してね♡♡♡クラウド様を熱い視線で見つめている男たちが近づくのを防ぎ、後をつけようとする一部の輩たちを片付けてあげたわ♡もちろん、路地裏で!
私こう見えて護身術習ってるのよ。ふふふ。
あー楽しい!毎日がとっても楽しくて、今日も執筆活動が捗るわ!ガチムチ受け、もっともっと、流行らせるわよぉ~~~!!
彼女は、生まれ持った才能を遺憾なく発揮し、今では商会の夜の看板商品のアイデアを提供したり、BL漫画というものを作り出した。表立って知るものはいないが、彼女こそ、ガチムチ受けフィーバーの旋風を巻き起こした人物である・・・。
ちゃんちゃん♡♡♡
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