【完結】僕は、メタルスライムに転生しちゃった。

そば太郎

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6、僕の住処はココ?!※少し

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、、、、


、、、、、、、


ふぁぁあああっ!すっきりっ!こんなスッキリとした目覚めなんて、いつ以来だろう。
とっても清々しい!深呼吸っ、、、あ、あれ?


ふぁっ!真っ暗っ!な、なになに!?ここどこ?僕どうしたの?!

プチパニック!

手を伸ばすと、ふわんと押し返された!
ひゃっ、、、柔らかいっ!
手を至る所に伸ばして確認すると、手のひらにコリッとしたものが触れた!

「んあっ♡、、、ひぃぐぅううう!」
悲鳴が聞こえた!

ん?この声、、、あ、クラウドだ!
手のひらの膨らみをモミモミ、、、
「ん゙あ゙っ、あああん、あん、んんぁ、ひぃぅ♡」

あ、この膨らみが、原因?
ごめんね、、、サスサス。

「んんんっ!な、なにぃっ、、、ひゃあっ、、んん、だめっぇぇえっ!!」
地面がグワングワン揺れたり、僕の身体をギュウウウと締め付けてきた!
うわっ、、、

ちょっ、落ち着いて!
ギュウッ!
思わず、手のひらの膨らみを握った!

「んぎぃいいいいいい!!!」

ドスンッ
大きな音が聞こえてから、腸壁の締め付けが止まった、、、

え?何が起こったの?クラウド大丈夫?

その音にびっくりしながら、恐る恐る居心地がいいねぐらから出る。ぎゅうううと締まっている出口を広げながら、ジュポン!
あ、あれ?布地に邪魔されてでれないっ!
モガモガッ

モガモガッ

ガチャガチャ音がしたと思ったら、ガシッと掴まれて取り出された!

ぷはぁ!
苦しかった、、、、

目をシパシパさせて、クリアになる視界に飛び込んできたのは、顔を赤く染めたクラウド。青い瞳の細目を潤ませて、色気があって、一瞬ドキッとした。

「うううっ、、、居ないと思ったら、そんなとこに、、、」

睨みつけられた!!
ドキッさっき感じたトキメキではなく、シバかれるっ!っていう恐怖を感じた!

僕、ボコボコにされる?!!
ごめんなさい!プルプルして可愛さをアピールする!キュルルン♡
この瞳をみて!つぶらな瞳、、、、うっすら涙を纏わせる!ほら、一時期子犬のウル顔流行ったじゃない?それをお手本にして、頑張るっ!僕は出来る子なんだ!!

「うっ、、、、か、可愛い、、、クソっ怒れないじゃないかっ!」
項垂れるクラウドを見て、僕は勝利を確信した!
ふっ!僕に勝てると思うなよ?
ドヤ顔♪

そんな僕を無言で見てから、どこかに連れていかれ、あ、洗面所だ。
ジャブジャブと石鹸?で洗われる!モガモガッ
溺れるぅ、、、

ハァハァハァハァ、、、死ぬかと思った。
モコモコのタオルで身体を拭かれ、開放された。

キョロキョロ、、、あれ?ここ何処?
寝る前までは、外だったのに、ここ家の中だ。
不思議そうに辺りを見渡す僕に、

「ここは、俺の家だ。俺一人だから、、、大丈夫。」
へぇ、クラウドのおうちか、、、結構立派!
僕を手のひらに乗せて、案内をしてくれた。
その中で、

「お前、、、起きたら居なかったから、てっきり逃げたかと思った。」
その言葉に、上を見上げると、

「良かった、、、あんなとこに居るとは思わなかったけどな!」
ほんのり頬を染めて笑う。
ドキンッ

ドキドキドキドキ
僕の心臓が、あるかわからないけど、でも音が聞こえる。

やばい、、、こんなガチムチオッサン、、、しかも三白眼の男に。
心を奪われただなんて、、、!
僕、惚れやすかったの?!!
普通に女の子が好きだったのに、、、

ドキドキ

僕は胸を手で押えながら、心に感じた思いに戸惑いを隠せなかった。
きっと気のせいだ、、、だってクラウド、目付きがめちゃくちゃ悪い筋肉むっちりなオッサンなんだもん!僕、高校生だよ?初恋だってまだだけど、こんないかめついオッサンなんて対象外だよ。
うん!

なるべく平常心を保ちながら、家の中を見て回った。庶民の僕からみても立派!クラウドが言うには、親が商売をしていたからだって。でも両親が事故で亡くなってからは、他の人に権利を譲ったってらしい。
悲しそうに、俺じゃあ、潰してしまうからなと話すクラウドを、慰めたくなった。
手の中から肩まで移動すると、顔に抱きついてスリスリした。

「ははっ、慰めてくれてるのか?ありがとよ。」
分かってくれて嬉しい!プルプルすると、くすぐったいって、言いながらもそのままにしてくれた。

「じゃあ、お前がいると分かったら、ギルドで使い魔登録しないとな。」
おおっ!セオリー!

クラウドが準備をしている間は、これでも食べとけって、果物を置いてくれた。なんだ?コレ、、、ツンツン。ジュワッ
あ、コレ桃みたいな味がする。ふぅん、、、見た目は全然違うけど、まぁ、美味しいかな。
1番美味しいのは、クラウドの精液だけど、、、

、、、、


時が止まった。


いかーん!何を考えてるんだ!僕は!?
そんな目でクラウドを見るなんて!
僕が好きなのは、女の子!綺麗な、お姉さんもしくは可愛い女の子!
ゼェハァ、、、、
ブルブル!!
身体を横に振って目の前の桃に集中する!

ガブガブ

全身桃の液体まみれになった。
準備が終えたクラウドが、やって来て、桃の残骸と僕をみてから、盛大に笑った。
面白かったらしい、、、

笑うと、エクボが出来て可愛いな。幼く見えて、、、目を奪われた。

「笑って、悪かったな。ほら、また洗うから。ほれ、乗れ。」
固まってる僕をみて、拗ねたと思ったようで、機嫌を取ってくる。素直に手のひらに乗ると、今度は優しく洗ってくれた。
気持ちがいい、、、ふらふらしちゃう。
そんな僕に満足してから、クラウドと一緒に外に出る。

クラウドのおうちは、郊外にあって周りには民家がなかった。木々が生い茂っていて静かだ。とっても素敵なところ!いいな、隠れ家的な場所!

しばらく歩くと、賑やかになって僕は周りに見つからないようにポケットから、覗き見る。
へぇ、色んな種族いるんだ、、、
獣人?エルフ?すごっ、、、

中世の文明?って感じだけど、本当ファンタジー。
杖を持ってる人や弓使いまで、、、あ、あれモンスター?身体の一部にアクセサリーがついてある。
かっこいいっ!
わぁ、あの人狼?犬?連れてる。シュッとした顔立ち、、、
わぁ、あの人はめちゃくちゃ綺麗!あ、エルフだ。

すごぉ、、、
感動してると、気がついたら室内にいた。
キョロキョロ、、、
うわっ。これぞ、冒険者ギルドって感じ。
クラウドはカウンターに行くと、使い魔登録の手続きを始めた。
それから、スタッフの案内で、庭にいくと、

クラウドから、
「スラ、出てきてくれ」
とお願いされた。

ポケットの横に手を差し伸べてくれたから、ポンッと飛び乗る!いえーい100点満点!スラ選手、完璧です!ヒューヒュー!

両手を伸ばして着地のしたまま一人悦に入る。

そんな僕を、呆れたように見ているクラウドと、笑うスタッフ。

てへ♡

無害をアピールする。

これも戦力なんだよ?何回か攻撃されると僕、やられちゃうんだから!少しでも危険は遠ざけたい。僕はマスコットキャラでいく!ビバ!戦力外!

「すごいですね。初めて見るモンスターです。鑑定しても宜しいですか?」
や、やばい!催淫ローションのこと、バレてしまう!
あわあわあっ
慌ててる僕に、鑑定と呟かれた。

僕の身体が光ると、すぐに消える。お、おそかった、、、ガッテム。手の上で、ベチョとなっていると。

「へぇ、メタルスライムっていう種類らしいですね。うわっ、めちゃくちゃ弱い数値。あ、すみません。クラウドさんこの子、ヒットポイント10しかないので、くれぐれも戦闘には参加させない方が良さそうですよ。」
うんうん!僕、戦闘しなーい!良かった。催淫ローションのこと分からなかったみたい!ホッ
安心していつものフォルムに戻る。


「そ、そんなに低いのか。分かった。こんなに小さいから元々戦闘には、参加させないつもりだったから、大丈夫だ。」

「それなら安心です。じゃあ、身体の一部に所有の証を付けて下さいね。、、、、クラウドさん、この子のどこに付けるのですか?」


、、、、、、。

僕メタルスライム、、、ぷよぷよ。付けるところないよ?


その結果、消えないマークを入れることになった。スタンプのようなもので押されると、手の甲部分にかっこいい紋章が出来た!
手を出していない時は、お腹の横に見えるかんじ!
めちゃくちゃカッコイイ!
いぇーい!

クラウドの手のひらで踊ると、2人が笑っていた。


その後は、冒険者としてのお仕事を済ませてから、街を案内してくれるって。登録が済んだことで、堂々と肩に乗って散策!

うわぁ、、、活気がある街。日本に比べると全然人が居ないけど、地方都市みたいなかんじかな?
王都ってのはもっとすごいらしい。
お城があって、王様と王妃様、王子様とお姫様もいるんだって!うわっ、ゴージャスそう。

色々見て回る。美味しそうな屋台もあって、色々買ってくれて、とっても、嬉しい!


太陽が真上にくるころ、クラウドのお家に帰ってきた。

帰ってきてから、クラウドにお願いて!身体を洗って貰った。ほら、僕綺麗好きだから。
ジェスチャーで、意思疎通を図ってるんだ。意外といける!

大きなテーブルで、クラウドが僕用のお皿を用意してくれてご飯を少しずつ載せてくれた。パクパクッ

うん、香辛料強めだげど、美味しい。クラウドはワイルドにガツガツ食べてるけど、ちょっと目付きが和らいでる。美味しいんだ。ふふっちょっと笑った。

短い付き合いだけど、何となく表情や雰囲気から、感情が分かるかも。可愛いな、、、

はっ!

ガチムチオッサンに対して、可愛いだなんて!
プルプル!身体を激しく震わせて、さっき浮かんだ思考を取り払う。
そんな僕をみて、不思議そうに微笑むクラウドに、また見蕩れてしまうんだけど、、、


ご飯をなんとか食べ終えると、僕を膝の上に乗せながら、身体を撫でてくれる。ううっ、大きな手、、、暖かい。安心する。グテェェと横に伸びると、笑われた。

「いいものだな。誰かが傍に居るっていうのは。」
長いこと1人の生活だったらしく、嬉しそうに色々話してくれた。

「ありがとなスラ。これから宜しくな。相棒っ!」
おう!

拳を作って伸ばすと、クラウドも拳を作りコツンと合わせた。
こうして僕とクラウドは、正式に相棒となった。

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