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第一章

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 悶々としたメリアはM字開脚の体勢のまま、身体をふるふると震わせ、悩ましげな顔で嘆願する。

「ノアぁ、わたくし、からだが疼いて、おかしくなりそうなの……! お願い…、メリアのおまんこ、触って…くださ、いっ!」

 メリアのあられもない姿に、ノアもたまらない表情をした。

「勉強熱心で何よりです。補習始めますか? 始めるならまんこを両手で広げてください」
「こ、これで…いいで、すか?」

 両手で秘部を見せつけるように思い切り広げる。
 秘部の蕾は膨らみ、蜜はベッドのシーツへ垂れて、花びらがぬらぬらとノアを誘う。

 するとノアは顔をゆがめ、頭を手でガシガシ乱す。

「くっそ、どうなってもしらないからな…」

 そうボヤくと、ネクタイを緩めながら、勢いよくベッドへ乗り、メリアを押し倒す。
 メリアの欲に当てられたノアは、もう我慢出来ないとばかりに、唇を乱暴に奪う。

「んぁ、ふ、ぁ」

 メリアの身体での初めてのキスなのに、容赦なく、歯茎や上顎を舐めとられる。舌を弄ばれると、メリアはおずおずとそれに応え、舌を絡める。
 濃厚なキスのあまりの気持ちよさに、脳まで蕩けそうだ。

 ただ、息がノアにかかってしまうのは恥ずかしいと思い、うまく呼吸が出来ずにいると、唇を離される。物足りないとノアを見上げる。

「キスの時はうまく鼻を使って呼吸してくださいね」

 そう囁かれると、耳を甘噛みされる。

「ひゃんっ」
「では、もう一度キスしますよ」

 するとノアの薄い唇が近づいてくる。するとメリアの唇を啄むよう弄ばれる。

 メリアはノアの首に手を回し、言葉もなく本能のままお互いにキスを味わう。

 すると唇を重ねながら、器用に、ノアの手がメリアの膨らみを揉みしだく。
 たまに揶揄うように親指で胸の頂に触れる。

「あぁっ、はっ、きも、ち……!」

 ゴツゴツした長い指に触れられると、男性とエッチなことをしてると改めて実感してくる。

 すると急に揉みしだいていない方の胸に吸い付く。

「きゃ、あ、あぁぁぁああぁぁぁ~!」

 待ち望んでいた、甘く鋭い刺激に、瞬く間もなく達するメリア。

「もう逝ったんですか? 処女なのに淫乱ですね」

 容赦なく逝ったばかりの先端を甘噛みする。

「ひぃんっ、達した、ばかり…! だめぇ…!」
「このピンク色のえろい乳首はとても喜んでるのに、駄目なんですか?」

 達して敏感な胸の頂を、優しく舐めたり、急に甘噛みしたり、吸ったりしていたぶられる。

「ゃ、あぁん、ま、た……逝っちゃ、逝っちゃうぅぅぅ! やあぁぁああんっ」

 勃起した胸の中心は呆気なく逝かされる。はくはくと呼吸を乱すと、ノアの舌はお腹や腰を焦らすよう舐める。
 そして休む間もなくゴツゴツした手が下に伸びる。

「メリアお嬢様は、こちらを触って欲しかったんですよね? お待たせしてすみません」

 上辺だけの謝罪に、惨めな気持ちになるが、身体は歓喜していた。
 男の綺麗な指が、秘部の上から下まで、ツーと触れる。

「ひゃぁあぁん」

 堪らなく声が漏れる。男性の手に触られるかたい感覚にゾクゾクする。女性の手は柔らかいため、同じように刺激されても、全く違う種類の快感だ。

 蕾を摘まれると、もう片方の手の中指を蜜穴に滑り込ませる。

「きゃああぁぁあ、良い、! もっとしてぇっ、」
「蜜穴に入れたのは私が初めてですよね? なんでこんなスムーズに挿入できたんですか?」
「うぅっ、分からな…、ひっ! きもちっ!」

 誰にも触れられてこなかった疼いていた、蜜穴にとうとう指が挿入されて、快感によがり会話にならないメリア。
 蕾と、蜜穴の上壁を同時に撫で回す男の指を、無意識に中がぎゅうぎゅう締め付ける。

「あっ、だ、め、来ちゃうぅうぅぅぅ~! あぁあぁ、あぁんっ」

 あっという間に、果ててしまったメリアの蜜穴に指を1本追加して、速度をあげて、擦り続ける。

「いやぁぁ、逝ってる、のに~! 逝くの、止まら、ないぃぃ、!きもちくて、んあぁ、おかしくなるぅうぅぅ」
「ほんと、エロい女ですねぇ。どうぞ、そのままおかしくなってください」

 ノアは再び蕾を刺激し始めると、叫ぶように悶えるメリアの様子を懸命に見続ける。

「ああぁあぁぁ~! 逝きつづけ、てる、のに、また! あぁ~、いきゅよぉぉ~! だめ、何か漏れる漏れるぅぅ!! ひゃああ、出るぅ、ああぁん、あっ、んぁ、」

 すると、メリアの秘部から、潮が噴射した。
 メリアは、痙攣しながら、そのまま意識を飛ばしてしまう。

 .
 .
 .

 その後ノアは、メリアに舐めてもらおうと思った肉棒を、一人虚しく慰めたらしい……。


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