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しおりを挟む今までの想いが重なり合うように、ベッドで素肌同士が触れる。
唇が腫れてしまいそうなほど、激しいキスに、フェリシアは胸を高鳴らせた。
「あ、ベルンハルトさまっ」
既に衣類は纏っていない。上顎を舐められながら、胸に大きな手が、直接触れる。
反射的に、ぴくんと身体を揺らすと、何故だかベルンハルトが縋るようにこちらを見た。
「昔みたいにベルンと呼んでくれないのか?」
「っあ、ベルンさま」
昔の愛称で呼ぶと満足げに笑う。その表情に、フェリシアは嬉しくなった。
大きな手に揉みしだかれ、胸の形を変えられると、気恥ずかしさと心地良さで、おかしくなりそう。
「ああ、シアの肌に触れられるなんて、夢のようだ」
熱っぽい眼差しに、なんだかお腹の奥に欲望が渦巻いてくるのが分かる。
胸の先端を摘み上げられると、びりりとした刺激が快感を呼び起こす。
「ひゃあんっ」
「気持ちいか?」
初めての快楽に涙を滲ませながら、首を縦に振って頷くと、まるで赤子のように、フェリシアの胸元へ吸い付いた。
「あ、んん……っ」
舌を左右に動かしながら、押し当てられると、蜜口から蜜が垂れてくる感覚がする。
下穿きはとうに脱いでしまっているから、蜜がシーツへと沈んでいく。
もじもじと太ももを擦り合わせると、胸を揉みしだいていた手が下に降りてきた。
「ここが疼くのか……?」
「んんっ、やだ。……あっ」
ベルンハルトは、フェリシアの膝を立てて股の様子が見えるように広げた。
フェリシアの秘められた部分を覗き込むと、花びらの中心は蜜が滴っていた。
「なんて綺麗なんだ」
「や、そんなところっ」
ベルンハルトは感激したように、顔を近づけて蜜を舐めとった。
「ひゃあ、んんっ。それ、だめ……っ」
蜜口から、敏感な蕾まで、丁寧に舌を這わせられる。
足を閉じようにも、あまりの気持ちよさに力が入らなくて。せめて強い快感を逃がすために、腰をそらそうとしても、ベルンハルトの大きな手で押さえられているから、喘ぐことしか出来ない。
「ああっ、これ以上は、だめだめ。何かくる……!」
強制的にくる甘い刺激が、どんどん高まってくる。未知の快楽に身を任せるのは何だか怖くて、涙がぽろっと溢れた。
「まって、ひゃあんっ! ああ、だめっ! あ、あぁん」
じゅるると、敏感な蕾を吸い取られて、高まっていた快感が弾ける。
あまりの衝撃に腰がガクガクと揺れて、背中が弓なりになった。
乱れた呼吸を必死に整える。蜜口の花びらがひくついている。
お腹の奥に何か物足りない感覚がして、ベルンハルトを見つめる。その表情はとてもうっとりとして、色香が滲んでいた。
「シア、上手に達したね」
(これが、達するという感覚……!)
フェリシアは、閨授業で習った内容を思い出して、また赤面する。
でもあることに気が付き、ハッとベルンハルトの身体を眺めた。
「ベルンさま」
「どうした?」
優しげに言葉を返してくれるものだから、つい胸が高鳴る。
「あの、ベルンさまにも気持ちよくなってほしいのですが……」
「…………っ! そんなに可愛い事を言われると、困る」
「え、あの、ベルンさま?」
フェリシアに覆いかぶさるようにして、迫ってくる。
顔の横に、ベルンハルトの肘があたり、おでこにキスを落とされて、またときめく。
股の間に、膝を入れられたと思ったら、擦り上げられた。
「んんっ」
「じゃあさ、シアのここに、指が三本入るようになったら挿れてもいい?」
「んぅ、はいっ」
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