隅の麗人 Case.2 腐臭の供儀

久浄 要

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主な登場人物

隅の席の三人

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Personal Data
Name :東城 達也(とうじょうたつや)
Age  :32
Profile:都内の大手出版会社S社勤務の事件記者。週刊『実録犯罪』編集部で数々の事件を手がけ、奔走する。
 親友の西園寺和也とは大学時代の同期。犯罪心理学のゼミ生時代に西園寺と知り合い、現在も交流。
 至って穏和で寛容な性格で、自身に尖ったところはなく、突っ込み役にむしろ向いていると自負するほどの典型的な草食系男子。
 自身の手掛けた様々な怪事件や難事件を、いつかワトスン博士のような記録者となって書籍にして刊行したいと考えている。「私」。


Personal Data
Name :西園寺 和也(さいおんじかずや)
Age   :32
Profile:丸の内警察署刑事課強行犯1係に所属する刑事。階級は警部補。叩き上げから国家公務員試験1種をパスした苦労人の若き警察キャリア。通称“カミソリ”とあだ名される敏腕。
 親友の東城達也とは大学時代の同期。犯罪心理学のゼミ生時代に知り合い、事件記者の彼とは情報交換の傍ら、現在も交流は続いている。
 口が悪く皮肉屋。大の肉好き。粗野な口調で性格はぶっきらぼうだが面倒見はいい方で、部下からは慕われている。
 自身の怒りや信念に忠実な男で、身内からは侮蔑と尊敬と敬意を込めて“狂犬”ともあだ名されている。


Personal Data
Name :片桐美波(かたぎりみなみ)
Age     :?
Profile:東城と西園寺の友人。
 秘密主義で年令、職業等今のところ謎。
 身障者と感じさせない身のこなしで、感情の表出や思考の回転速度が恐ろしいほどに速く、大概が相手に奇天烈で痙攣的な印象を与えやすい。
 時代錯誤な上品でお嬢様然とした物腰と言葉遣いをする女。感情の起伏がやたらと激しく、思考や記憶の仕方がひと味違うせいか諺や語彙が時折、滅茶苦茶になるという欠点も。
 彼女の愛用する銀色の杖と車椅子には、どうやら秘密があるようだが…。
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