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待ち受ける運命
わたしにできることは一つだけ
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「おやおや、ようやく本物の花嫁様のご登場かい?」
広場の中心にゆっくりと歩み出てきたのは、灰色のローブをひきずった老婆。
彼女は、片方だけ見えている皺の奥に落ち窪んだ目を、さも面白そうに細めた。
「どうじゃ? 十四年ぶりの姉妹の対面の感想は」
「姉妹……」
衝撃的な事実が告げられたが、やはりそうかという思いもあり、カティヤは少女をじっと見つめた。
赤の他人のはずがない。
鏡を見ているかのような彼女の姿を見れば見るほど、そう思う。
「違うわ! 姉妹なんかじゃない! あなたは関係ないの! だから逃げて!」
囚われの少女は、すっかり枯れてしまった声で必死に否定した。
しかしそれが、彼女との血のつながりを確信させた。
もし、彼女と同じ状況に置かれたら、わたしもきっと同じことを叫ぶはずだから。
「さて、カティヤという名前だったかぇ? お前さんには、とっておきの花婿を用意してあげたよ。これから儀式を執り行ってやるから、こっちへ来るのじゃ」
ヴィルヨと、姉妹だという少女を人質にされている以上、あからさまに拒否することはできない。
かといって、応じることもできるはずがない。
カティヤは無言のまま、猫なで声で手招きする老婆を睨んだ。
背後から抱きしめるように拘束するニューリの腕にも、放すまいとする強い意思がこもる。
「物わかりの悪い娘だねぇ。お前さんは拒むことができぬはずじゃ。さぁ、早く来んか!」
杖代わりの枝を振り上げた老婆の口調ががらりと変わった。
「だめだ、カティヤ! 来るんじゃないっ!」
「うるせえ! 黙れ!」
両腕を拘束されながらも必死に声を上げたヴィルヨに、容赦ない制裁が加えられた。
肉を打つ鈍い音が立て続けに響き、こらえきれないうめき声がそれに重なる。
木に縛り付けられている少女の喉元には、今にも刃が触れそうな距離に短刀があてがわれた。
「いやぁぁぁ! もう、やめて! 二人を放して!」
思わず立ち上がろうとしたが、ニューリの腕は緩まなかった。
「だめだ。二人とも君に逃げろと言っている。誰も、君をあいつらに渡したくないんだ」
「じゃあ、どうすればいいのよ! もう、逃げられるはずないじゃない!」
二人を置いて逃げることなどできない。
それに、逃げようとしたところで、背後の森林には密集したヒイシが壁のように立ちふさがっているのだ。
「ええぃ、早くおし!」
じれた老婆が、手にしていた杖を土に強く突き刺した時、上空からとてつもなくおぞましい圧力が降ってきた。
「きゃぁぁっ!」
カティヤとニューリは見えない力に押しつぶされそうになり、互いを庇うように抱き合い身体をすくめた。
一瞬で真っ黒な雲に覆いつくされた天から、いくつもの稲妻が降り注ぐ。
大地が戦慄き、森林が悲鳴を上げた。
目を強く閉じていても感じる、強烈な閃光。
吹き荒れる突風。
耳がつぶれるかと思うほどの雷鳴、轟音。
めきめきと何かが引き裂かれる音がする。
炎の爆ぜる音と、焦げたような煙の臭いが漂う。
「な……にが、起こったの……?」
巨大な手で押しつぶそうとするような上空からの不気味な圧力はそのままだが、恐ろしい突風や雷鳴はぴたりと止まった。
カティヤはニューリの腕の中から、そろそろと辺りを窺った。
空は極夜かと思うほどの漆黒に覆われていた。
しかし、あちらこちらに炎が上がっているせいで、辺りの様子は見える。
老婆の背後に、稲妻によって縦に裂かれた大木の半身が、炎に包まれながら倒れていく。
細かな火の粉と、真っ黒な煙が空に舞い上がる。
「やれやれ、新しく見つけた花婿は、相当気が短いようじゃわい。じゃが、あれ以上の力を持つ花婿はおるまいて」
老婆は肩をすくめつつも、満足そうににやりと笑った。
「これは、まさか……ウッコ?」
カティヤは恐る恐る天を仰いだ。
この国で雷を操る存在といえば、誰でも、天と雷の神であるウッコを想像する。
しかし、上空に不気味に広がる真っ黒な雲の中に感じるのは、強烈な悪意。
地上を押さえつけるように降り注ぐそれに、自然を司る至高神の気高さは微塵も感じられなかった。
「違う。ウッコのはずがない。あれは……ペルケレだ」
同じように空を凝視したニューリが、カティヤの推測を否定した。
「ペルケレ? まさか、悪魔の?」
「そう。ペルケレは太古の昔、雷神だったんだ。だけど、ウッコにその座を追われ、悪魔と呼ばれる存在に成り下がった」
だから、ペルケレはこの場に現れたのだ。
精霊の花嫁が伴侶に与える強大な力が手に入れば、ウッコを凌駕し、天空の支配権を奪い返すことができるはずだ。
いや、世界中のあらゆるものを手中にすることすらできるだろう。
「さぁ、花嫁よ。ここに来るがいい。わしが選んだ最高の花婿と、縁を結んでやろう」
燃え盛る炎を背にした老婆が、大きく手を広げた。
その声に呼応するように、低くたれこめた真っ黒な雷雲の中に、いくすじもの妖しい稲光が走る。
大地を震わせる、低い唸りが響く。
「い……や……」
脅威を見せつけ己の力を誇示する、悪魔そのものが恐ろしい。
分厚い雲の向こうに隠れ、どんな姿をしているのかすら分からない化け物と、結婚するなど考えられなかった。
思わず強くニューリの腕を掴むと、彼は強く抱きしめてくれた。
おかげで、少しは落ち着いたが、これまで何度も自分の危機を救ってくれた彼の腕も、さすがにこの状況はどうすることもできないだろう。
その証拠に、彼はもう、何も言ってくれなかった。
ただ、唇を噛んで漆黒の空を仰ぎ見るだけだ。
「ほぉら、もう時間がないよ。早く決心しないと、あの男は首を落とされ、娘は炎に飲まれてしまうよ」
恐ろしい言葉にはっと顔を上げると、想像を絶する事態に呆然としていた男たちが、慌ててヴィルヨの拘束を強めた。
そして、それまで素手で彼をいたぶっていたカールロが、老婆の言葉を実行しようと、ゆっくりと長剣を引き抜いた。
「いやぁぁぁっ! お兄ちゃんっ!」
炎の色を映す剣身が、残忍に光る。
少し離れた大木に縛り付けられている自分そっくりの娘は、真っ黒な煙に巻かれて、苦しそうに咳き込んでいた。
彼女のすぐ脇の大木の枝に、ちらちらとした炎が見える。
樹脂を多く含む針葉樹の葉は、一気に大炎上する。
すでに、あちこちで大きな火の手が上がっている。
彼女が真っ赤な舌に飲み込まれてしまうのも、時間の問題だった。
「お前がペルケレと結婚すると言いさえすれば、皆を助けてやろう。この火事だって、かわいい花嫁が花婿に頼めば、雨を降らせて消してくれるだろうさ」
そう、わたしにできることは一つだけ。
あの悪魔と結婚する決心さえすれば、今までわたしを大切に育て、結婚しようとまで言ってくれたお兄ちゃんを助けることができる。
敵に捕らえられながらも身を案じてくれた、わたしと本当に血がつながった少女を助けることもできる。
わたしの力になりたいと、今も抱きしめていてくれるニューリも。
徐々に勢いを増す炎に悲鳴を上げる、大好きな森も——。
そのすべてを守ることができるのは、わたしだけ。
広場の中心にゆっくりと歩み出てきたのは、灰色のローブをひきずった老婆。
彼女は、片方だけ見えている皺の奥に落ち窪んだ目を、さも面白そうに細めた。
「どうじゃ? 十四年ぶりの姉妹の対面の感想は」
「姉妹……」
衝撃的な事実が告げられたが、やはりそうかという思いもあり、カティヤは少女をじっと見つめた。
赤の他人のはずがない。
鏡を見ているかのような彼女の姿を見れば見るほど、そう思う。
「違うわ! 姉妹なんかじゃない! あなたは関係ないの! だから逃げて!」
囚われの少女は、すっかり枯れてしまった声で必死に否定した。
しかしそれが、彼女との血のつながりを確信させた。
もし、彼女と同じ状況に置かれたら、わたしもきっと同じことを叫ぶはずだから。
「さて、カティヤという名前だったかぇ? お前さんには、とっておきの花婿を用意してあげたよ。これから儀式を執り行ってやるから、こっちへ来るのじゃ」
ヴィルヨと、姉妹だという少女を人質にされている以上、あからさまに拒否することはできない。
かといって、応じることもできるはずがない。
カティヤは無言のまま、猫なで声で手招きする老婆を睨んだ。
背後から抱きしめるように拘束するニューリの腕にも、放すまいとする強い意思がこもる。
「物わかりの悪い娘だねぇ。お前さんは拒むことができぬはずじゃ。さぁ、早く来んか!」
杖代わりの枝を振り上げた老婆の口調ががらりと変わった。
「だめだ、カティヤ! 来るんじゃないっ!」
「うるせえ! 黙れ!」
両腕を拘束されながらも必死に声を上げたヴィルヨに、容赦ない制裁が加えられた。
肉を打つ鈍い音が立て続けに響き、こらえきれないうめき声がそれに重なる。
木に縛り付けられている少女の喉元には、今にも刃が触れそうな距離に短刀があてがわれた。
「いやぁぁぁ! もう、やめて! 二人を放して!」
思わず立ち上がろうとしたが、ニューリの腕は緩まなかった。
「だめだ。二人とも君に逃げろと言っている。誰も、君をあいつらに渡したくないんだ」
「じゃあ、どうすればいいのよ! もう、逃げられるはずないじゃない!」
二人を置いて逃げることなどできない。
それに、逃げようとしたところで、背後の森林には密集したヒイシが壁のように立ちふさがっているのだ。
「ええぃ、早くおし!」
じれた老婆が、手にしていた杖を土に強く突き刺した時、上空からとてつもなくおぞましい圧力が降ってきた。
「きゃぁぁっ!」
カティヤとニューリは見えない力に押しつぶされそうになり、互いを庇うように抱き合い身体をすくめた。
一瞬で真っ黒な雲に覆いつくされた天から、いくつもの稲妻が降り注ぐ。
大地が戦慄き、森林が悲鳴を上げた。
目を強く閉じていても感じる、強烈な閃光。
吹き荒れる突風。
耳がつぶれるかと思うほどの雷鳴、轟音。
めきめきと何かが引き裂かれる音がする。
炎の爆ぜる音と、焦げたような煙の臭いが漂う。
「な……にが、起こったの……?」
巨大な手で押しつぶそうとするような上空からの不気味な圧力はそのままだが、恐ろしい突風や雷鳴はぴたりと止まった。
カティヤはニューリの腕の中から、そろそろと辺りを窺った。
空は極夜かと思うほどの漆黒に覆われていた。
しかし、あちらこちらに炎が上がっているせいで、辺りの様子は見える。
老婆の背後に、稲妻によって縦に裂かれた大木の半身が、炎に包まれながら倒れていく。
細かな火の粉と、真っ黒な煙が空に舞い上がる。
「やれやれ、新しく見つけた花婿は、相当気が短いようじゃわい。じゃが、あれ以上の力を持つ花婿はおるまいて」
老婆は肩をすくめつつも、満足そうににやりと笑った。
「これは、まさか……ウッコ?」
カティヤは恐る恐る天を仰いだ。
この国で雷を操る存在といえば、誰でも、天と雷の神であるウッコを想像する。
しかし、上空に不気味に広がる真っ黒な雲の中に感じるのは、強烈な悪意。
地上を押さえつけるように降り注ぐそれに、自然を司る至高神の気高さは微塵も感じられなかった。
「違う。ウッコのはずがない。あれは……ペルケレだ」
同じように空を凝視したニューリが、カティヤの推測を否定した。
「ペルケレ? まさか、悪魔の?」
「そう。ペルケレは太古の昔、雷神だったんだ。だけど、ウッコにその座を追われ、悪魔と呼ばれる存在に成り下がった」
だから、ペルケレはこの場に現れたのだ。
精霊の花嫁が伴侶に与える強大な力が手に入れば、ウッコを凌駕し、天空の支配権を奪い返すことができるはずだ。
いや、世界中のあらゆるものを手中にすることすらできるだろう。
「さぁ、花嫁よ。ここに来るがいい。わしが選んだ最高の花婿と、縁を結んでやろう」
燃え盛る炎を背にした老婆が、大きく手を広げた。
その声に呼応するように、低くたれこめた真っ黒な雷雲の中に、いくすじもの妖しい稲光が走る。
大地を震わせる、低い唸りが響く。
「い……や……」
脅威を見せつけ己の力を誇示する、悪魔そのものが恐ろしい。
分厚い雲の向こうに隠れ、どんな姿をしているのかすら分からない化け物と、結婚するなど考えられなかった。
思わず強くニューリの腕を掴むと、彼は強く抱きしめてくれた。
おかげで、少しは落ち着いたが、これまで何度も自分の危機を救ってくれた彼の腕も、さすがにこの状況はどうすることもできないだろう。
その証拠に、彼はもう、何も言ってくれなかった。
ただ、唇を噛んで漆黒の空を仰ぎ見るだけだ。
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恐ろしい言葉にはっと顔を上げると、想像を絶する事態に呆然としていた男たちが、慌ててヴィルヨの拘束を強めた。
そして、それまで素手で彼をいたぶっていたカールロが、老婆の言葉を実行しようと、ゆっくりと長剣を引き抜いた。
「いやぁぁぁっ! お兄ちゃんっ!」
炎の色を映す剣身が、残忍に光る。
少し離れた大木に縛り付けられている自分そっくりの娘は、真っ黒な煙に巻かれて、苦しそうに咳き込んでいた。
彼女のすぐ脇の大木の枝に、ちらちらとした炎が見える。
樹脂を多く含む針葉樹の葉は、一気に大炎上する。
すでに、あちこちで大きな火の手が上がっている。
彼女が真っ赤な舌に飲み込まれてしまうのも、時間の問題だった。
「お前がペルケレと結婚すると言いさえすれば、皆を助けてやろう。この火事だって、かわいい花嫁が花婿に頼めば、雨を降らせて消してくれるだろうさ」
そう、わたしにできることは一つだけ。
あの悪魔と結婚する決心さえすれば、今までわたしを大切に育て、結婚しようとまで言ってくれたお兄ちゃんを助けることができる。
敵に捕らえられながらも身を案じてくれた、わたしと本当に血がつながった少女を助けることもできる。
わたしの力になりたいと、今も抱きしめていてくれるニューリも。
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