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第635話長い話の後の夜の訓練
しおりを挟む「ねえ、長い話して疲れたから戦わない?」
勇は剣の柄を叩いて示す。
「ふん、いいだろう。貴様の力、直接試させてもらう」
王はニヤリとして剣を取った。
「あの、十三殿!僕に一つ稽古をつけてもらえないでしょうか」
ケイネスも立ち上がり意を決する。
「ほう、勇者の仲間とやれるとは興味深い…………」
十三は興奮しはじめた。
「長い話をしたのに随分と元気だこと。さすがは勇様ですわ!」
春愛は扇を広げて感激する。
「わたしも付き合うわ」
「あたしもいくぜ」
エルハやクリム王女も立ち上がった。
「はあー!」
「ふっ!」
勇の剣が王我のそれに当たる。
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