プリンセスクロッサー勇と王王姫纏いて魔王軍に挑む

第606話美人親子の一緒に食事

    勇は自分の不甲斐なさに憂鬱になった。

「はは………」

    その後何も言えず間に困ると苦笑いするしかない。

「うふふ………」

    それに愛奢は思わずそれに微笑んだ。

(ん？俺なにか変なことしたか？)

    勇はなぜ愛奢が笑うのか分からないが聞く勇気がない。


「うわ、マジかー。やっぱ金持ちは違うなー」

     愛奢たちの自宅である豪邸につくと勇は小声で言った。

(うわ、すげえ贅沢だけどほんとに食っていいのか？)

     でてくる食事も豪華で勇も食べながら緊張する。

(テーブルマナーも合ってるのか？)

    それもあり勇は目の前に美人親子三人もいるのにどうも飯が不味いような気がするのだ。