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第604話美少女の家のリムジンへ

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「いいんですか!?ありがとうございます!!」

    勇は興奮しながら返事した。

    美少女はおろか大人なお姉さん二人も加えて晩餐会である。

(さいっこうじゃねえか!)

    勇は思わず心の中でガッツポーズを取った。

    リムジンに入るとさすがに緊張もする。

(やべえ、とうとう俺もセレブのお客の仲間いりかー)

    横を見ると金髪美少女がこちらを見ている。

    その面持ちはかなり緊張していた。そこで勇ははたと気づく。  

「そういえば、名前まだ聞いてなかったですね…………」

「そう、ですわね。ほんと申し訳ないですわ、おほほ…………」

    美少女も緊張したまま答えた。

「ちょっと愛奢ー、まだ名前言ってなかったのー?!」

    助手席にいる彼女の母親が信じられないという声で言う。
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