プリンセスクロッサー勇と王王姫纏いて魔王軍に挑む

第567話 つか改造はどした？

「でもヘヴィメタルデーモンお前さあ、集団でやってぼこられたよな？つか改造はどした？」

    壊羅前半はヘヴィメタルデーモンに、最後はシュタイナーに問う。

「ぐはぁぁ！！」

    ヘヴィメタルデーモンは魔法も打撃も受けてないのに凄まじい攻撃を受けたように仰け反った。

「まったくもって、はずかしいぜ……………」

     そしてよろよろと不安定になる。

「しっかりしろ、リーダー！」

「リーダー！」

    不安に仲間たちはヘヴィメタルデーモンを支える。

「今日はまあ、バンド結成日てことで、よろしく頼むぜ！」

     ヘヴィメタルデーモンは威勢を取り直して拳を固めた。

「立ち直りはええな…………」

    壊羅は苦笑いする。

「というわけで、明日からこうご期待、だね」

    シュタイナーが軽くいった。