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第四百六十一話 家族が死んだというのに奇妙なやつもいる

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「家族が死んだというのに奇妙なやつもいるものだ」



    黒騎士の困惑は増すばかりだ。



「別に恨んじゃいねえですぜ。先に仕掛けたのはこっちです。死んでもそういうのは無しとわかってますよ」



   が、ハードロックデーモンは冷静に戻って言う。



「ふーん、冷徹でもあるわけってことね。状況をわきまえてるようでなにより。そう、ここは戦場。一方的になぶれると思ったらそうとも限らないのよ。現に他に死んだやつもいるわ。人工生命体だけど」



   パンドラドも困惑をとっぱらって言った。



   人工生命体と言ってパンドラドはん?人でなく魔族が作ったのに人口なのかと疑問に思う。



「ふーん、シュタイナーの旦那が作ったやつだっけ」



「最初にやられたやつよ。まあ、本人の前では何も言わないようにね」



    ハードロックデーモンが言うとパンドラドはもの憂げになった。



「ま、ともかく、上手くやらせてもらうぜ」



    ハードロックデーモンは静かに闘志をだが確かに熱いものをみなぎらせる。

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