プリンセスクロッサー勇と王王姫纏いて魔王軍に挑む

第四百三十一話 仲間に死なれるよりマシだし。タンクやっておいて耐えられた方がみんなに優しいし

「いいよ、仲間に死なれるよりマシだし。タンクやっておいて耐えられた方がみんなに優しいし…………」



「君、なにげに酷いことさせようとしてない？」



     勇のげんなりした顔にケイネスも顔を歪ませた。





     近くの森にて二人は特訓をする。

    

     剣をぶつけたり魔法を放ったりするも勇はどうも納得いかなかった。



「で、一つ気になったんだけど鎧や盾で耐えるのもいいんだけど魔法を工夫するとかない？ほら、ケイネスて頭いいし」



    勇は思案する。



「工夫とは？新しいのは作るとかかい？」



「まああとは使い方、かな？」



    ケイネスの問いに勇は少し思案した。



    頭がいいのは自分なのだからそこら辺は自分で考えるべきではと疑問を持ったのだ。



    騎士学校の首席はケイネスにも関わらずこの状況はいかがなものである。