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第四百話 確かに自分はふざけている。勇者にしてはやはりふざけていると勇は思った

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    確かに自分はふざけている。勇者にしてはやはりふざけていると勇は思った。



「んっん、ここは近づいて一斉に交換と行こうか」



    勇はすぐ本題に切り替えた。



    同時に四人で両側から歩き近づき、両足の長さほどの距離になると勇はヘヴィメタルデーモンを押し出す。デスメタルデーモンも同様に春愛を押し出した。   



「ほら、ラスト!」



「いけよ」



    さらにすぐさま春愛の手を取り連れていく。



「こっち」



「すまねえ兄貴、不甲斐な弟で」



    引き取られたヘヴィメタルデーモンはデスメタルデーモンに謝った。



「いい子だ。よく生きてた」



    デスメタルデーモンはそんな彼に安堵した顔を見せる。



「ふぃー」



    人質を奪還したことでクリム王女は息を漏らした。



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