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第三百八十九話 七代前なのでそうとも限らない
しおりを挟む基本的な成り立ち自体は地球のものと同じと勇は認識する。
「つまり戦うとなると強いということですね」
リンネも認識を口にする。
「いえ、七代前なのでそうとも限らないです。攻撃を受けてるなら今はどうなってるか……………」
長老は先方の行く末を憂いた。
勇達は「ええ…………」と不安に眉を潜め口を歪める。
「それ、もしかして占領済みなんじゃないですか……………?」
最初に口を開いたのはクリム王女だ。
「うむ、ゆえに早く状況を知るため偵察する必要があるのだ」
長老の言葉にアステリア王女はやはり自分が名乗るべきではなかったと感じた。
「ではわたしはちょっと準備があるので失礼します。勇殿、行きましょう」
疾風が立ち上がり勇を誘った。
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