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第三百八十二話 楼珱幕府襲撃
しおりを挟む彼の言う通り楼珱幕府の城はデスメタルデーモン率いる部隊に襲撃されていた。
「くそっ、なんてパワーだ。引け、引けー!」
城にも関わらず防衛部隊は撤退を余儀なくされている。
音波による広範囲攻撃は後手に回った時点で防ぎようがなかったのだ。
城の内部に入り矢が隙間から飛んでくる。
「やられるかよ!周囲狙え!」
デスメタルデーモンは指示を出し手下に矢を弾かせた。
パラパラと矢が落ち周囲から隙のない攻撃にも関わらず無敵の防御を誇っている。
「てめえら、ここは任せる」
「はっ」
デスメタルデーモンは矢が止んだのを見ると手下に任せて単騎で突っ込んだ。
「なんだこいつ、一人で来やがった!」
兵はわけがわからなくなる。
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