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第三百六十話 イサミさんて日本人なんですか!? 本文編集
しおりを挟む席に座りメニューを読む。
「みたらしと、あんこ? なによこのよもぎって」
リンネは見慣れない名前に眉を潜めた。
「え、読めるんですか。字違いますけど?」
彼女らのものはこの周辺と言語が違うはずなので疾風は目を丸くする。
「わたし達は特別なのよ。多少は勉強しなくても読めるの。もっとも、普通に生きてればこんな遠くまで来ないのよ」
エルハが簡単に説明した。
「ですよね。て、それって超人みたいですね!」
疾風は遠くまで行かないという言葉に納得するも思わず大声になる。
「知ってるかわかんないけど実は俺の異界の記憶、日本の時のものなんだよね。だからその影響てわけ」
勇が大元を説明した。
「ええ!?イサミさんて日本人なんですか!?じゃあイサミっていうのは勇ましいの勇なんですか!まさに勇者て感じでかっこいいです。忍者はいるんですか!?」
疾風は勇者が同郷の人間と知ると興奮して勇に駆け寄る。
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