プリンセスクロッサー勇と王王姫纏いて魔王軍に挑む

兵郎桜花

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第三百二十九話 伊甲賀の里へ

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    街をでて向かうは伊甲賀の里だ、その周囲には森があり様子を確認するために上ではなく中をスピードを抑えて通る。



 「キャー!」



    そこに悲鳴が遠くから聞こえた。



「なにか出た!スピードあげるよ!」



    勇は声をあげて声のした方に向かう。



    いたのはヘヴィメタルデーモンの弟分達だ。



「俺様達に逆らうなよ人間ども!」



    彼らは音ではなく爪や武器で旅人達を攻撃していた。



「あいつら、まだ懲りないし数もいるのかよ!」



    勇は顔を歪めるとアステリア王女と合体し剣を振るう。



     さらにケイネス達も武器をそれぞれ振るった。



「そこのユー、ちょっといいか?」



    ヘヴィメタルデーモンが後から現れケイネスに話しかける。



「な、僕かい?」



    ケイネスは意外そうに目を見開いた。



   なぜ勇ではなくただ強いだけの自分に用なのかと感じる。







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