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第三百二十五話 それ勇くんの記憶じゃない?
しおりを挟む「え、それ勇くんの記憶じゃない?勇くんの出身地も確か日本だったし」
アステリア王女はすぐさま答えた。
「なんで詳しいんだよ。って、お前だけイサミの記憶に詳しいんだっけ」
クリム王女はやや驚くもすぐ理由に気づく。
「それで、同じ名前だから微妙に反応してるのか?」
そして勇に問うた。
「いや、形が違うんだよね。俺の知ってる日本とさあ、列島じゃないし、内陸だしこれ、周り中国とかロシアじゃないんだが……………」
勇は凄まじい違和感に襲われていたことを告白する。
名前も同じ、漢字もある、自分の出身地だけに同じ部分があることで違いがあると違和感が出るのだ。
「ちゅうごく?ロシアぁ?!周りの国は名前違うのね」
リンネはこことは違う周りの国に目を丸くする。
「多分こっちでいうニャウハウとアインガルかな。名前違うだけで割と近いしやっぱそんな変わんないかも」
勇は地図を見て唸った。
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