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第二百六十七話 ケイネスは起き上がり景色が異なることに混乱する

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 勇達がでていくと兵はケイネスの肩を叩いた。



「もし、お元気ですか」



「はっ、ここはいったい……………」



     ケイネスは起き上がり景色が異なることに混乱する。



    兵は彼に倒れた事情を説明した。



「なんということだ。僕はみんなに迷惑をかけてしまったようだ」



    ケイネスはあまりに不甲斐ない思いをして凄まじく顔を歪める。



    みんなの力になるどころか迷惑をかけたという自体に拳を固めた。



「あの、みんなは!?」



     兵はさらに説明した。

  

「なんてことだ!」



    それを受けるとケイネスは急いで立ち上がり外に向かう。



「あの、もし……………」



    兵が呼ぶも遅く既に廊下の遠くに行っていた。



     

「ああっもうっ、きっちり外にでてるし!俺が行く!」



    勇は城から出るとすぐ歩き回っている人二人を見つける。



「勇くんはそこの男の人、わたし女の人やってみる!」

「わかった!」



    アステリア王女が指示を出す。

  



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