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第二百五十一話 幼馴染で異世界人の記憶があって…………わたしの大事な人じゃない

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 ベッドでは勇はリンネに小声で不安な面持ちで問う。



「あのさ、俺のことどう思う?」



「どうって、幼馴染で異世界人の記憶があって…………わたしの大事な人じゃない」



   リンネは急に何を言うのかと思ったが表情を変えずに言った。



    まったく変わらない対応に勇は目を丸くし強い安堵をする。



「ありがとう…………」



「なにかあった?」



「調子悪そうだねイサミくん」



    リンネが優しく問うとエルハも続いた。



「まあ、ケイネスにちょっとね……………」



     勇はか細く答える。



「あいつ………………、ちょっと締めてくる」



      リンネは身体を起こしてケイネスの部屋に行こうとした。



「待って!今はいいから!もう寝よ!ね!?」



      勇は慌ててて彼女を抱きしめて止める。



「あんたがそう言うなら…………」



     リンネはそれでいいのかと思ったが納得することにした。



「勇くんは勇くんだよ!前から変わんないよ!」



    アステリア王女も飛び起き絶叫する。



「それは嬉しいけど、あんま騒がないで。クリムちゃん起きちゃうから」



    勇は胸が熱くなったがあくまでアステリア王女を宥めた。

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