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第二百四十七話 ヘヴィメタルデーモン登場
しおりを挟む「次にやつらがくるのはセルスティネ、だったわね。あそこ、マシナリティほどじゃないけどあれはあれで闇への攻撃が強いよねぇ」
パンドラドは厄介な敵しかいないとため息をついた。
「ふむ。ここはヘヴィメタルデーモンを使ってはいかがでしょう」
仮面伯爵が提案する。
「あれか…………」
「おいおいマジかよ…………」
黒騎士が仮面の中で顔を歪め壊羅はいかにも嫌な顔をした。
「シュタイナーより嫌なやつて顔ね、それ…………。はあ…………あいつは暫く部屋にこもってでてこない。と、すれば……………そっちを呼ぶのは当然の道理ね」
パンドラドはそんな二人に眉を潜めてため息をついてから注意する。
「というわけで、行ってまいります」
仮面伯爵は例の男の元に向かった。
その部屋ではギターによる重厚な音色が奏でていた。ギュインギュインと派手な音が部屋響く。
「ヒャッハー!今日も俺様は生かすゼェーーー!!」
弾き終わると紫の肌に長い前髪の金髪の魔人は奇声にも等しい雄叫びを上げた。
「終わりましたか。出番ですよ、ヘヴィメタルデーモン殿」
仮面伯爵はそれを聞き終えると彼に声をかける。
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