プリンセスクロッサー勇と王王姫纏いて魔王軍に挑む

第二百三十七話 なにこれ、ロボットつかパトカーロボット！？

   が、すぐに使い方と外のデザインは勇達の頭に入ってきた。



「なにこれ、ロボットつかパトカーロボット！？」



    勇は思わず声を上げる。



「なかなか面白そうじゃない。全員気合いを入れなさい」



    カイルナは両手の指を合わせ互いの手の上で浮かせたり置いたりしてまず自分の気合いを入れた。



「ですよね！？なんか特撮みたいでテンションあがりますー！」



    ドリミーア王女も両腕でガッツポーズを取る。



「あんた達ねえ……………」



    別に特撮もロボットものもあまり興味がないリンネは呆れてしまった。



「なんだあの白い鉄の塊は！ふざけてるのか勇者とやらは！」



     シュタイナーは手をワナワナと震わせ困惑する。



「うるさいわねぇ。聞こえてるのよぉ！」



    カイルナは顔を歪めるとペダルを踏みパトカーを急発進させた。



「ええい、武器はたしかっ……………」

   

    勇はパネルを操作しミサイルポッドを起動して発射する。



     グシャッグシャッ、ゴーレム達は一気にミサイル一発につき一体、大量に破壊していく。



「な、ふざけてるのにおかしいぞあれは！僕の発明以上なのか！？」



    シュタイナーはそのスペックに思わず声を上げた。



「飛べ！ゴーレムたち！」



    だがすぐにゴーレムに指示をだしてパワーで押そうとした。



「やらせないわよ！」



   リンネは車両を変形させ折りたたまれた翼を展開するとブースターを起動する。