プリンセスクロッサー勇と王王姫纏いて魔王軍に挑む

第二百十四話 田舎者みたいだからやめなさいよ

   何度か行ったリンネと勇だが王都にまでの行き方など覚えてはおらずそれは駅員に聞いてホームに行く。



    運がいいのか数分でその新幹線が現れた。



「ひかり系か」



    勇は先端の丸いそれを地球で見たものと似た形だと思った。が、色は紫と気品を思わせるものとなっていた。



「あれが新幹線かよ…………」

「なっがーい」



    クリム王女は口開けアステリア王女は声を上げて驚く。



「ふーん…………」

「興味深い」



    エルハとケイネスは静かに関心した。



「いいから行くわよ」

   

    慣れているリンネはそくさと中に入っいった。



「わ、きれーい」

「まるで宮殿だぜこりゃ…………」

 

「機械ていうのは恐ろしいわね」

「どういう技術なんだろうね」



    内装やその色にもアステリア王女達は関心する。



「田舎者みたいだからやめなさいよ、恥ずかしい」



    リンネはその騒ぎぶりに顔を赤くした。



「俺にとっては普通の新幹線なんだけどなあ…………」



    勇も頭の横に人差し指を当てぐりぐり回す。