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第二百十話 ねえ見て、ゴーレム軍団が王都に侵攻中だって

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「僕も知ってるよ。リンネの付き添いで何度か来てるからね」



   ケイネスが代わりに説明した。



「そういうことか」



「ちなみにマキシマムバーガーはハーデルト王国にもあるからわたしも知ってるわ」



「マジかよ…………」



   エルハがつけ加えるとクリム王女は目を丸くする。



「いや、わたし知らないけど。どこにあるの?」



    アステリア王女は疑問を出した。



「普通の都会にはないんじゃね?やっぱ王族やら貴族が食べるものじゃないんだよ」

   

    勇は目をそっぽに向け口を尖らせる。



「そういうものなんだ」



    

    勇は周囲の女子高生らしき二人組が目に入る。地球の制服とはデザインが違い派手なものだが制服だということは見て分かる。



「ねえ見て、ゴーレム軍団が王都に侵攻中だって」



    一人の女子高生がもう一人にスマートフォンを見せる。



   が、それもただのスマートフォンではなく画面が端末の上にあるエアディスプレイだ。



    その光景にやはりここは地球とは別の世界だと勇は実感させられた。
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