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第百六話
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エルハは子供達が笛吹き男から離れると声を上げた。
「今!」
「プリンセスクロス!」
勇はデバイスを音声入力しアステリア王女を鎧に変えて纏い走る。
「そこまでだ!ハイデリオス王国の者だ、なにをしていたか話してもらうよ」
勇は剣を向けて笛吹き男に問うた。
「もう見つかりましたか!」
笛吹き男はすぐさま退却すべく跳躍しようとする。
「かのものを縛りたまえ、バインド!」
すかさずエルハは拘束魔法を笛吹き男にかけた。
「よし、流石先輩!さあ、話してもらうぜ。なにをするつも…………うわっ!」
勇が笛吹き男に問うべく近づくと魔弾が飛んできて阻まれる。
「まったく無粋ですよ。イベントは三日後と言ったじゃないですか。ハーメルイトンさん、ここはわたしに任せてどうぞ」
「ありがとうございますー」
攻撃を仕掛けた仮面伯爵が現れて笛吹き男にかかった拘束魔法をあっさり指で解いてしまった。
「逃がさない!」
「ぐえっ!」
エルハはすぐに魔力のムチを出現させハーメルイトンの脚を縛る。さらに引っ張り勇の元に引き寄せた。
「いいポイント!はあっ!」
「あぎゃぎゃー!」
勇は目の前にきたそれを連続で斬る。
「無粋と言ったでしょう!」
仮面伯爵は赤い魔力のムチでハーメルイトンの腕を縛り自分側に引っ張った。
「ああっ!」
エルハ側のムチはあっさり切れてしまう。
「今!」
「プリンセスクロス!」
勇はデバイスを音声入力しアステリア王女を鎧に変えて纏い走る。
「そこまでだ!ハイデリオス王国の者だ、なにをしていたか話してもらうよ」
勇は剣を向けて笛吹き男に問うた。
「もう見つかりましたか!」
笛吹き男はすぐさま退却すべく跳躍しようとする。
「かのものを縛りたまえ、バインド!」
すかさずエルハは拘束魔法を笛吹き男にかけた。
「よし、流石先輩!さあ、話してもらうぜ。なにをするつも…………うわっ!」
勇が笛吹き男に問うべく近づくと魔弾が飛んできて阻まれる。
「まったく無粋ですよ。イベントは三日後と言ったじゃないですか。ハーメルイトンさん、ここはわたしに任せてどうぞ」
「ありがとうございますー」
攻撃を仕掛けた仮面伯爵が現れて笛吹き男にかかった拘束魔法をあっさり指で解いてしまった。
「逃がさない!」
「ぐえっ!」
エルハはすぐに魔力のムチを出現させハーメルイトンの脚を縛る。さらに引っ張り勇の元に引き寄せた。
「いいポイント!はあっ!」
「あぎゃぎゃー!」
勇は目の前にきたそれを連続で斬る。
「無粋と言ったでしょう!」
仮面伯爵は赤い魔力のムチでハーメルイトンの腕を縛り自分側に引っ張った。
「ああっ!」
エルハ側のムチはあっさり切れてしまう。
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