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第六十八話
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壊羅はある程度戦場だった場所から離れ十分と認識するとクロスデバイスの通信機能を使いフランデンに話しかける。
「よお、フランデン。調子はどうだ」
「カイラか。明日の昼には王都につく、問題ない。お前が連絡とはまた何かやってくれたか」
移動中のフランデンは対応する。いつも壊羅は先行して戦場を荒らし回るか情報を集めてくれる良き戦友なのだ。
「おもしれえ話ができたんだ。例の勇者様だが、もう二つ変身がでてきたぜ」
なんてことだとフランデンは口の端を歪めた。むしろ不利になっている。
「なにが面白いだ!面倒なことになってるじゃねか!」
「んだよ、倒す楽しみが増えたんだぜ?面白い以外あるのかよ」
壊羅はわけがわからないと困惑する。
「一理ある。だが次しくじればクビだ、殺されるかもしれん。むしろ貴様は俺を不利にしたのではないか」
フランデンは唸りつつ壊羅に抗議した。
「あー、それな。新しい力は神聖魔法と重兵装型だから気にすんな。炎属性はついてないから今連れてる草ゴリラが無駄になることはないぜ」
「ならいい」
フランデンはクビの心配が消えて安心する。
壊羅は次にパンドラドにあらましを伝えた。その口から返ってきたのは驚きだ。
「なんじゃと!それは本当か!」
「驚きました、合体相手は一人じゃないのですね」
仮面伯爵は感情を自白した。
「想定外、のシステムだな。それは王女なのか?」
黒騎士は問う。パンドラドの言葉ならプリンセスクロッサーはプリンセスと合体するとのみ伝わっておりプリンセス達ではない。別のプリンセスと合体するのは思ってもなかった。
「でもないな、多分。気品はあるっちゃあ、あるが微妙に足りねえんだよな。貴族な感じ、あと騎士も混じってる」
壊羅は煮え切らない返事をする。
「王女でもない女と合体、だと!?わけがわからん」
パンドラドは頬を片手で覆い困惑をあらわにする。
「王女は一人とは限らない、女性ならある程度許容範囲内、わけが分かりませんね」
仮面伯爵は腕を横に広げて降参と示した。
「強敵、になるようだな」
黒騎士は戦う時の心構えを持つ。
「よお、フランデン。調子はどうだ」
「カイラか。明日の昼には王都につく、問題ない。お前が連絡とはまた何かやってくれたか」
移動中のフランデンは対応する。いつも壊羅は先行して戦場を荒らし回るか情報を集めてくれる良き戦友なのだ。
「おもしれえ話ができたんだ。例の勇者様だが、もう二つ変身がでてきたぜ」
なんてことだとフランデンは口の端を歪めた。むしろ不利になっている。
「なにが面白いだ!面倒なことになってるじゃねか!」
「んだよ、倒す楽しみが増えたんだぜ?面白い以外あるのかよ」
壊羅はわけがわからないと困惑する。
「一理ある。だが次しくじればクビだ、殺されるかもしれん。むしろ貴様は俺を不利にしたのではないか」
フランデンは唸りつつ壊羅に抗議した。
「あー、それな。新しい力は神聖魔法と重兵装型だから気にすんな。炎属性はついてないから今連れてる草ゴリラが無駄になることはないぜ」
「ならいい」
フランデンはクビの心配が消えて安心する。
壊羅は次にパンドラドにあらましを伝えた。その口から返ってきたのは驚きだ。
「なんじゃと!それは本当か!」
「驚きました、合体相手は一人じゃないのですね」
仮面伯爵は感情を自白した。
「想定外、のシステムだな。それは王女なのか?」
黒騎士は問う。パンドラドの言葉ならプリンセスクロッサーはプリンセスと合体するとのみ伝わっておりプリンセス達ではない。別のプリンセスと合体するのは思ってもなかった。
「でもないな、多分。気品はあるっちゃあ、あるが微妙に足りねえんだよな。貴族な感じ、あと騎士も混じってる」
壊羅は煮え切らない返事をする。
「王女でもない女と合体、だと!?わけがわからん」
パンドラドは頬を片手で覆い困惑をあらわにする。
「王女は一人とは限らない、女性ならある程度許容範囲内、わけが分かりませんね」
仮面伯爵は腕を横に広げて降参と示した。
「強敵、になるようだな」
黒騎士は戦う時の心構えを持つ。
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