ストップ!おっさん化~伯爵夫人はときめきたい~

緋田鞠

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「ブライトン夫人、相変わらず、お美しいですね。貴方の輝きの前では、数多の宝石も色褪せてしまうでしょう」
 夜会でヴィヴィアンに声を掛けたに、周囲の目が向けられる。
「…まぁ、ウェリントン卿、良い晩ですわね」
「えぇ、貴方にお会い出来るなんて、この上なく良い晩です。おいでくださるとご連絡頂けておりましたら、お迎えに上がりましたものを」
 ウェリントン侯爵家の道楽息子こと三男のカミロ・ウェリントン。
 彼は、今でこそ、有名となった劇団ユニコーンを率いているが、演劇だけで食べていけるようになったのは、ここ二年程の事。
 それまでは、実家の脛と後援者の懐のお陰で生きて来た。
 カミロの後援者は、いずれも、夫との間に隙間風が吹いている四十代以降の熟女ばかり。
 殆どの女性は、デートと称して買い物に付き合ったり、相互理解と称してお喋りに付き合ったりすれば満足してくれるが、中には、カミロと深い仲になりたがる女性もいる。
 金の対価があると思えばこそ、『お仕事』だと割り切ってお相手の満足するように振る舞うけれど、少し懐具合に余裕が出て来た今となっては、後援者も選びたい。
 その点、ヴィヴィアンは、カミロの理想通りの後援者だった。
 若く、美しく、金持ちだ。
 色素の薄い容貌から儚げに見えるが、実際の彼女は、ほっそりした首筋にくびれた腰の華奢な体格である一方、震い付きたくなるような豊かな胸を持っている。
 夫との不仲は結婚当初から有名だから、微笑みかけて、甘い言葉を囁いてやれば、直ぐに落ちてくると思ったのに、ヴィヴィアンは、微笑を浮かべただけでカミロの手を躱した。
 狙った獲物は逃がさない色男(自称)としては、虚仮にされた気がして、何としても落としてやる、と、にこやかな笑顔の下で息巻いている。
 特に最近は、正体不明の黒衣の青年貴族が、ヴィヴィアンの周りをうろついている、との噂を聞いたから、猶更の事。
 ヴィヴィアンも、どうせ、愛人を囲うのならば、金を必要としているカミロの手を取ればいいのだ。
「我がウェリントン家の夜会にご参加頂けるとは、光栄です」
「侯爵様には、以前よりご招待頂いておりましたので…」
 一歩、カミロがヴィヴィアンに近づこうとすると、ヴィヴィアンはさり気ない素振りで一歩離れる。
「素敵なドレスですね。美しい貴方に、よくお似合いです。貴方を見つめているだけで、可憐な姫君が登場する新作の構想が、降りて来そうですよ」
 めげずにヴィヴィアンを褒めると、ヴィヴィアンは、にこりと微笑んだ。
「お気づきになりましたか?ウェリントン卿にご紹介頂いた衣装デザイナーにお願いしたのです。舞台衣装だけではなく、夜会用のドレスもこの通り。期待していた以上に素晴らしいものを作って頂きました」
 ヴィヴィアンは、そっとドレスを摘まんで、左右に揺らしてみせた。
 複雑なドレープが美しく揺らめいて、布の表面に陰影をつける。
「流石、劇団ユニコーンですわ。古典の題材も現代風に翻案してわたくし達にも判りやすくなっておりますし、舞台衣装、大道具、小道具に至るまで、全てにウェリントン卿の美意識が感じられて…」
 これは、後援者となるまであと一歩か、とカミロが意気込んだ所で、ヴィヴィアンは背後に向かって、
「皆様も、そう思われるでしょう?」
と声を掛ける。
「えぇ!そうですわ、ブライトン夫人。御機嫌よう、カミロ様!わたくし、先日の舞台を拝見しまして、」
「まぁ、カミロ様!素敵なカメオですわね!」
「きゃぁ!カミロ様!あの、ロード様は、」
 カミロが、劇団ユニコーンファンの女性達に囲まれた隙に、ヴィヴィアンはそっと彼等から離れた。
 カミロは当面、ヴィヴィアンに構う余裕はない筈だ。
「お見事」
「あら」
 カミロとよく似た金髪碧眼、彼よりも上背と肩幅のある男性に、パチパチと拍手と共に出迎えられて、ヴィヴィアンは目を丸くした。
「あぁ、失礼。俺は、ヴィクター・ウェリントン。あそこの放蕩者の次兄です」
「ヴィヴィアン・ブライトンですわ」
 ヴィクターと言えば、武術大会でコンラートと対戦した相手だ。
 三十前後と思われる彼は、何処か観察するような目で、ヴィヴィアンを見ている。
「あの…?」
「手助けをして欲しい、と頼まれたのだが、貴方はお一人で切り抜けられそうだ」
「手助け…と申しますと?」
「コンラートは、所用で少し遅くなるそうでね」
「…」
 ヴィヴィアンは、軽く首を傾げる事で、疑問を投げかけた。
 ヴィクターは、コンラートに頼まれて、ヴィヴィアンをカミロの手から救出しようとした、と言う事なのか。
「ご心配なく。コンラートとは、剣の腕前を競って切磋琢磨した仲。彼が到着するまで、貴方の騎士ナイト役を拝命しても?」
「ナイト、と申されましても…わたくし、皆様のダンスを拝見して、大舞踏会のおさらいをしているだけですのよ?」
「そう言う事にしておこう」
 騎士と言う仕事柄か、圧もある一方で、ヴィクターには高位貴族らしい鷹揚さがある。
「…あいつも懲りないな」
 何とか女性達の包囲網を突破して、こちらに来ようとするカミロに、ヴィクターが呆れたような声を出す。
「ブライトン夫人は、いつ、カミロと面識を?」
「友人に連れられて、劇団ユニコーンの公演を拝見したのです。その折に、お声掛け頂きました」
「なるほど…コンラートは、それを知っていたんだな」
 コンラートに、カミロの話をした事はないが、彼の情報網は侮れない。
 ヴィヴィアンは微笑でもって、返答に代えた。
「コンラートは、他人に深く踏み入らない男です。相手の性別に関係なく、ね。その彼が、特定の人物、それも女性を気に掛けている、と聞いて、何の冗談だろうと思っていた。話半分に聞いていた所で、武術大会での慌てようを見て、事実と知った。どうやら、漸く、人間らしい気持ちを持てたようだ」
「…」
 確かに、あの時のコンラートは、いつになく焦った顔をしていたように思う。
 だが、誰だって、目の前で知り合いが怪我を負う所だったら、焦るのではないだろうか。
 あの日の、ヴィヴィアンのように。
「ウェリントン卿も…」
「ヴィクターでいい。カミロと区別がつかん」
「ヴィクター卿も、知り合いが、いいえ、誰かが観客席から落ちそうになっていたら、同じ事をなさるでしょう?」
「そうだろうな。だが、それを『コンラートがした』事に意味がある」
「それは…どう言う意味でしょうか」
「コンラートは、他人と一線を引いている。先程、貴方に、剣の腕前を競った仲、と話したが、俺と彼の関係は、それ以上でもそれ以下でもない」
「と、仰いますと?」
「彼にとって俺は、『友人』ではない。『知り合い』と区分されているかも判らない。それでも、今回、俺に貴方の護衛を頼んで来たと言う事は、少なくとも、個人として認識し、俺の腕を見込んでくれていると言う事だ」
 ヴィクターはそう言って、首を竦めた。
「ヴィクター卿は、コンラート卿のご友人ではないのですか」
「俺は、一方的に友人だと思っているんだがな」
「コンラート卿のご事情も、深くご存知のようですし…」
「付き合いは長い方だ」
「…それでも、コンラート卿にとって、お知り合いではない…?」
「彼は…置かれた立場のせいで、深い付き合いを避けて来た。だからこそ、貴方の存在は、なんだ」
 ヴィクターの言葉に、ヴィヴィアンは困惑した。
 確かに、ヴィヴィアンはコンラートの協力者だ。
 事情が他に漏れると困るのだし、それも契約条件に入っているから、ヴィヴィアンの身の安全に気を配るのは理解出来る。
 だが、いずれは離れる相手なのだから、『特別』には成りえない。
「ヴィクター兄上!ブライトン夫人を独り占めなさらないでください!」
「カミロ、時間切れだ」
「え、」
「姫君のナイトが到着した」
 漸く女性陣の包囲網を抜けてこちらに来たカミロは、笑いを堪えきれないようなヴィクターの言葉に、ぽかんと口を開けた。
 その隙に、ヴィヴィアンの隣に、しなやかな身のこなしで、そっと並ぶ影がある。
「こんばんは、私の月の女神。今宵も、お美しい」
「良い晩ですわね、コンラート卿」
 コンラートの大きな体が隣に立つと、ホッとする事に、ヴィヴィアンは気がついた。
 夜会のような気を張る場所で、彼の存在を傍に感じると、安心する。
 二人の会話に、謎の黒衣の青年と、目の前のコンラートが、一致したのだろう。
 カミロが、何か言おうと口を開いて、二人の間の親密な空気に、口を閉じた。
 仮にも、演劇の舞台に立つ男だ。
 ヴィヴィアンの笑みが、その他大勢に向ける作り物なのか、一部の親密な者に向ける心からのものなのか位、見分けはつく。
「一曲、お相手願えますか?」
「まぁ、よろしいのですか?今、いらしたばかりなのでしょう?」
「貴方にお会い出来たのです。喜びで、羽が生えたように体が軽くなりました」
「相変わらず、お上手ね」
 くすくすと笑いながら、コンラートの手を取り、ダンスの輪に加わるヴィヴィアンの背中を、カミロは唖然としたまま、目で追った。
「…ヴィクター兄上…あの男は一体…」
「ブライトン夫人の信奉者だ」
「ブライトン夫人は、心を許しているわけではない、との噂でしたが、あれはどう見ても…」
「さぁな。男女の仲は、余人には判らぬものだろう。まぁ、だが、あの男が、夫人にうるさい虫を寄せ付けるとは思えんが。お前も、引き際を見誤るなよ。…潰されるぞ」
 カミロ・ウェリントンは、狙った獲物を生まれて初めて、狩り損ねた。



「遅くなってすまなかった。何も問題はなかったか?」
 今日は、早く帰らないといけない、と、コンラートは言った。
 ダンスの後の情報交換タイムはなし、と言う事だ。
 だからこそ、ダンスの最中、小声で言葉を交わしている。
「ヴィクター卿が、ついていてくれたから。貴方が頼んでくれたのですって?」
「俺の素性を知る者は少ないが、ヴィクターはそのうちの一人だ」
「貴方が友人として認めてくれていない、とお寂しそうだったわよ」
「…あいつ…」
 苦虫を噛み潰したようなコンラートの顔を見て、ヴィヴィアンは笑う。
 コンラートは、懐に入れた人間への情が厚い方だと思う。
 一線を引くのは、ヴィクターの言う通り、彼の事情が許さない為なのだろう。
「カミロ卿の事、知ってたのね」
「君に愛人契約を持ちかけた男の事は、全員把握してるつもりだ」
「あら、凄い。私ですら、覚えていないのに」
「甘いぞ、ヴィヴィアン。男は、頭に血が上ると何を仕出かすか判らない生き物だからな」
「あの方達が欲しいのは、私の資産でしょう?私自身じゃないわ」
「それが、甘いと言ってるんだ」
 呆れたように言うと、コンラートはヴィヴィアンをターンさせた。
 ドレスの裾が軽やかに舞う。
「君は、自分の魅力に無自覚過ぎる。これまでは、社交界に顔を出さなかった為に、君の事を他人の評価のみで判断する者が多かった。だが、こうして夜会に顔を出すようになって、人との繋がりを作り始めた途端、君自身に興味を持ち始めた者は少なくない。社会情勢にも詳しい事が知れれば、一層の事だろう。今だって、あわよくば次のダンスに誘いたいと狙ってる男が、どれだけいるか」
「あら?男性陣は、貴方の恋を応援してくれてるんじゃなかったの?」
「年配者はいけたんだけどな…。ヴィヴィアンと年齢の釣り合う男達は、俺が未だに落とせないのなら、自分にも勝機があるんじゃないか、って考えてるようだ」
「じゃあ、私はどうすべき?」
「…他の男と踊りたいのか?」
「正直言うと、面倒ね」
 顔だけはにこやかなヴィヴィアンの言葉に、コンラートは苦笑を返す。
「ドキドキを探さなくていいのか?」
「う~ん…そうね、今は、貴方で手一杯」
「!」
 コンラートの足取りが乱れ、ヴィヴィアンは、彼の胸にぶつかった。
 一瞬、ヴィヴィアンの腰に添えたコンラートの腕に、力が入る。
「きゃっ。ちょっと、どうしたの?」
「…君のそう言う所が、性質たちが悪い」
 目を逸らし続けるのも、限界がある。
「えぇ?私のせいなの?」
 会話の内容は聞こえないまでも、傍から見ていて、親密としか言いようのない二人の様子に、諦めたような溜息を吐く男達の姿を、ヴィクターは面白そうに、カミロは複雑そうに見ていたのだった。
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