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第八話 今日から私は!
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「休日明けってつらいよ~・・・・・・」
「皆それを乗り越えて、学校とか仕事に行ってんだから少しは頑張れ」
休日明け。私たちはいつもどおりの学校への道を歩いていた。
「もう一年中休日でいいじゃん! そのほうが皆喜ぶよ! ね? 実ちゃん」
「日本のインフラ崩壊するわ」
日本はどうなってしまうのだろうか。
「あれ? 実ちゃん、あの人・・・・・・」
「ん?」
日菜が指差した方向を向くと、女子生徒がいた。
「あの人がどうかしたか?」
「いや、服が・・・・・・」
女子生徒の服をよく見てみると、なぜか長ランだった。ギャルギャルしい見た目に合わず。
「何で長ラン・・・・・・」
「まさかウチの学校の生徒じゃないよね?」
「私に聞くなよ。でも、そんな人が私たちの学校の生徒とは思え――」
校門前
「あの人いるけど・・・・・・」
ウチの学校の生徒やないかーい!
「あ、でも確かによく見ると胸のあたりに校章貼ってある」
「本当だ」
何でそういうところだけまじめにしてるんだ? やるなら本気でやれよ。
「喧嘩にならないように注意しようね」
「あぁ、そうだな。お前なら大丈夫だと思うがな」
「私だってか弱い乙女だよ!」
・・・・・・いろいろツッコみたいけど、まずそれを自分で言うか?
「そ、そうか。早く入らないと遅刻になるから早く入るぞ」
「あ、待ってよ~!」
お昼休み
「今日のお昼ご飯はパンです!」
「誰に向かって話してるんだ?」
前回開いてなかったので、今回は購買に行きパンを買った。
ちなみに私はおにぎりだ。なぜなら美味いからである。それだけだ。以上!
「あ、またいるよあの人・・・・・・」
「ああいう人でも購買に来るんだな・・・・・・」
女子生徒は購買でパンを注文している。
「実ちゃん、追跡してみようか!」
「なぜ追跡・・・・・・ってこれは?」
日菜に何かを手渡された。
「あんぱんと牛乳だよ。これで追跡の準備はばっちりだね! ついでにサングラス!」
「いつの時代の話だよ」
「え? 刑事ドラマ見たらこんな感じでやってたんだけど」
「再放送かな?」
レッツ追跡!
とりあえず、彼女の行動を観察してみることにした。
「ここって、『忍者屋敷』だよね?」
「忍者屋敷に何の用が・・・・・・」
『忍者屋敷』とは、学園の運動施設の一つ。本物の忍者屋敷さながらの運動が出来るのだ!
「ふっ! はっ! てやっ!」
下から飛び出る竹やりを避け、壁から飛んでくる手裏剣をかわし、上から発射される火縄銃の玉を転がって回避する。
※安全に配慮して運営しております。
「すごい・・・・・・私には出来ないよ・・・・・・」
「・・・・・・いやこの残骸を見ろよ」
竹やりを折ったり、手裏剣を曲げたり、火縄銃の玉を拳で粉砕するやつが言うんじゃないよ。
「お、次行くみたいだぞ」
「どこに行くのかな~」
「とりあえず謝罪してから来い」
弁償代払うの私なんだからな? いくらするかな・・・・・・
「次に来たのはアクセサリーショップか・・・・・・」
あんな不良がアクセサリーショップって・・・・・・なんか違和感。(失礼)
でも耳に猫のピアス着けてる。
「私もピアス付けてみようかな」
「やめとけ。かーなーり痛いぞ」
「そんなに!?」
「しばらくは寝れないほどの痛みが続くだろうな」
「ありがとうございましたー」
「お、帰ってったぞ。・・・・・・って量多っ!」
一昔前に流行った、爆買いをする外国人並みの紙袋を持って店を後にしていた。
「次に来たのは・・・・・・」
「学校の屋上じゃねえかよ。結局帰ってきたじゃん。そして午後の授業サボっちまったしよ」
そして広いな。何か海外のガーデニングみたいな感じな屋上じゃん。
「ま、まあ今日はチートデイっていうことで!」
「ダイエットを続けられなかった人みたいな言い訳だな」
「そこにいるのは誰だ?」
「!」
気付かれてしまったらしい。
「三数える間に出ろ。さもなくばこちらから向かう」
「・・・・・・行くしかないな」
「ていうか、あんたらずっとあたしのこと見てただろ」
「気付いてたんだな」
「先輩には敬語を使え」
二人して、不良の前に喧嘩腰で立っている絵面になってしまった。まぁ殴りかかってきたら日菜が何とかしてくれるだろ。
「別にどうでもいいけど。何であたしのことをずっと追いかけてたんだ?」
「なんとなく。日菜も何か言ってやれ――」
「す、すみませんでした!」
「日菜!?」
嘘だろ・・・・・・いつも能天気な日菜がここまでおびえるなんて・・・・・・
「おい、いつものお前らしくないぞ・・・・・・」
「実ちゃん! この人生徒会の方だよ!」
「生徒会? それがどうしたんだよ」
「美霊 紗枝様 『警備委員長』! 何か見たことある顔だな~って思ったら!」
「警備委員長? なんだそれ」
「警備委員は学園・生徒の安全を守り、もしそれが脅かされるのなら、自らの命を懸けて戦う組織なんだよ!」
「安全を守るのは大人の役目だろうが」
「紗枝様は、警備委員の委員長をなさっているお方で、彼女のおかげで何度この学校の安全が守られたことか・・・・・・」
「そんなにすごい人なのか・・・・・・?」
「そうだよ。通称『天地学園の最後の砦』とも呼ばれているんだよ。でも、紗枝様はこんな昼間に一体何をしに行かれたのですか?」
「・・・・・・外出だ」
生徒会の役員ともあろうものが授業サボって外出してんじゃないよ。
「実。お前の活躍は聞いているぞ」
「私?」
「あぁ。うわさによれば、成績一位・運動神経抜群。そして、この前附属幼稚園に侵入した強盗を撃退したそうじゃないか。(第六話参照)どうだ? お前も警備委員の役員にならないか? お前なら大歓迎だぞ」
「えぇ・・・・・・」
それなら日菜のほうが適任な気がするんだがな・・・・・・
「こっちの人とかどうだ? 私よりも強いぞ」
「この女か? 見るからに弱そうな見た目だな。何だ? 飛び級の生徒か?」
こいつにそんな頭はない。
「ま、いつでも来るといい。我々はいつでも歓迎するぞ。ではさらばだ」
屋上の扉が閉まり、二人きりになる。
「あ、あせった~・・・・・・まさか生徒会役員のお方だったとは・・・・・・」
「何、この学園の生徒会ってそんなにすごいの?」
「うん。・・・・・・まあ話すと長くなるからまた今度ね」
「そうか。・・・・・・とりあえず午後の授業どうしようか・・・・・・」
「確実に反省文とか、説教だね・・・・・・」
その後、私たちは教師から説教を受け、十枚分の反省文の提出させられたのだった。
「皆それを乗り越えて、学校とか仕事に行ってんだから少しは頑張れ」
休日明け。私たちはいつもどおりの学校への道を歩いていた。
「もう一年中休日でいいじゃん! そのほうが皆喜ぶよ! ね? 実ちゃん」
「日本のインフラ崩壊するわ」
日本はどうなってしまうのだろうか。
「あれ? 実ちゃん、あの人・・・・・・」
「ん?」
日菜が指差した方向を向くと、女子生徒がいた。
「あの人がどうかしたか?」
「いや、服が・・・・・・」
女子生徒の服をよく見てみると、なぜか長ランだった。ギャルギャルしい見た目に合わず。
「何で長ラン・・・・・・」
「まさかウチの学校の生徒じゃないよね?」
「私に聞くなよ。でも、そんな人が私たちの学校の生徒とは思え――」
校門前
「あの人いるけど・・・・・・」
ウチの学校の生徒やないかーい!
「あ、でも確かによく見ると胸のあたりに校章貼ってある」
「本当だ」
何でそういうところだけまじめにしてるんだ? やるなら本気でやれよ。
「喧嘩にならないように注意しようね」
「あぁ、そうだな。お前なら大丈夫だと思うがな」
「私だってか弱い乙女だよ!」
・・・・・・いろいろツッコみたいけど、まずそれを自分で言うか?
「そ、そうか。早く入らないと遅刻になるから早く入るぞ」
「あ、待ってよ~!」
お昼休み
「今日のお昼ご飯はパンです!」
「誰に向かって話してるんだ?」
前回開いてなかったので、今回は購買に行きパンを買った。
ちなみに私はおにぎりだ。なぜなら美味いからである。それだけだ。以上!
「あ、またいるよあの人・・・・・・」
「ああいう人でも購買に来るんだな・・・・・・」
女子生徒は購買でパンを注文している。
「実ちゃん、追跡してみようか!」
「なぜ追跡・・・・・・ってこれは?」
日菜に何かを手渡された。
「あんぱんと牛乳だよ。これで追跡の準備はばっちりだね! ついでにサングラス!」
「いつの時代の話だよ」
「え? 刑事ドラマ見たらこんな感じでやってたんだけど」
「再放送かな?」
レッツ追跡!
とりあえず、彼女の行動を観察してみることにした。
「ここって、『忍者屋敷』だよね?」
「忍者屋敷に何の用が・・・・・・」
『忍者屋敷』とは、学園の運動施設の一つ。本物の忍者屋敷さながらの運動が出来るのだ!
「ふっ! はっ! てやっ!」
下から飛び出る竹やりを避け、壁から飛んでくる手裏剣をかわし、上から発射される火縄銃の玉を転がって回避する。
※安全に配慮して運営しております。
「すごい・・・・・・私には出来ないよ・・・・・・」
「・・・・・・いやこの残骸を見ろよ」
竹やりを折ったり、手裏剣を曲げたり、火縄銃の玉を拳で粉砕するやつが言うんじゃないよ。
「お、次行くみたいだぞ」
「どこに行くのかな~」
「とりあえず謝罪してから来い」
弁償代払うの私なんだからな? いくらするかな・・・・・・
「次に来たのはアクセサリーショップか・・・・・・」
あんな不良がアクセサリーショップって・・・・・・なんか違和感。(失礼)
でも耳に猫のピアス着けてる。
「私もピアス付けてみようかな」
「やめとけ。かーなーり痛いぞ」
「そんなに!?」
「しばらくは寝れないほどの痛みが続くだろうな」
「ありがとうございましたー」
「お、帰ってったぞ。・・・・・・って量多っ!」
一昔前に流行った、爆買いをする外国人並みの紙袋を持って店を後にしていた。
「次に来たのは・・・・・・」
「学校の屋上じゃねえかよ。結局帰ってきたじゃん。そして午後の授業サボっちまったしよ」
そして広いな。何か海外のガーデニングみたいな感じな屋上じゃん。
「ま、まあ今日はチートデイっていうことで!」
「ダイエットを続けられなかった人みたいな言い訳だな」
「そこにいるのは誰だ?」
「!」
気付かれてしまったらしい。
「三数える間に出ろ。さもなくばこちらから向かう」
「・・・・・・行くしかないな」
「ていうか、あんたらずっとあたしのこと見てただろ」
「気付いてたんだな」
「先輩には敬語を使え」
二人して、不良の前に喧嘩腰で立っている絵面になってしまった。まぁ殴りかかってきたら日菜が何とかしてくれるだろ。
「別にどうでもいいけど。何であたしのことをずっと追いかけてたんだ?」
「なんとなく。日菜も何か言ってやれ――」
「す、すみませんでした!」
「日菜!?」
嘘だろ・・・・・・いつも能天気な日菜がここまでおびえるなんて・・・・・・
「おい、いつものお前らしくないぞ・・・・・・」
「実ちゃん! この人生徒会の方だよ!」
「生徒会? それがどうしたんだよ」
「美霊 紗枝様 『警備委員長』! 何か見たことある顔だな~って思ったら!」
「警備委員長? なんだそれ」
「警備委員は学園・生徒の安全を守り、もしそれが脅かされるのなら、自らの命を懸けて戦う組織なんだよ!」
「安全を守るのは大人の役目だろうが」
「紗枝様は、警備委員の委員長をなさっているお方で、彼女のおかげで何度この学校の安全が守られたことか・・・・・・」
「そんなにすごい人なのか・・・・・・?」
「そうだよ。通称『天地学園の最後の砦』とも呼ばれているんだよ。でも、紗枝様はこんな昼間に一体何をしに行かれたのですか?」
「・・・・・・外出だ」
生徒会の役員ともあろうものが授業サボって外出してんじゃないよ。
「実。お前の活躍は聞いているぞ」
「私?」
「あぁ。うわさによれば、成績一位・運動神経抜群。そして、この前附属幼稚園に侵入した強盗を撃退したそうじゃないか。(第六話参照)どうだ? お前も警備委員の役員にならないか? お前なら大歓迎だぞ」
「えぇ・・・・・・」
それなら日菜のほうが適任な気がするんだがな・・・・・・
「こっちの人とかどうだ? 私よりも強いぞ」
「この女か? 見るからに弱そうな見た目だな。何だ? 飛び級の生徒か?」
こいつにそんな頭はない。
「ま、いつでも来るといい。我々はいつでも歓迎するぞ。ではさらばだ」
屋上の扉が閉まり、二人きりになる。
「あ、あせった~・・・・・・まさか生徒会役員のお方だったとは・・・・・・」
「何、この学園の生徒会ってそんなにすごいの?」
「うん。・・・・・・まあ話すと長くなるからまた今度ね」
「そうか。・・・・・・とりあえず午後の授業どうしようか・・・・・・」
「確実に反省文とか、説教だね・・・・・・」
その後、私たちは教師から説教を受け、十枚分の反省文の提出させられたのだった。
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