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第四話 ゲーセンの神
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「今日も頑張ったー! 私!」
「お前一人で何言ってるんだ?」
私の席の隣で、思いっきり体を伸ばす日菜。
今日の授業は、なぜか肉体労働的な授業ばっかりだった。
一・二時間目は体育。三・四時間目はなぜかボランティア活動だ。ボランティア活動を授業でやるのもちょっとどうかと思うが・・・・・・
「お前、体伸ばすほど辛そうには見えなかったけどな。めっちゃ涼しそうな顔してやってたじゃん」
ちなみに今日、ボランティア活動をしに行った施設は、ウチの学校の附属幼稚園だ。
そして、そんな華奢で小柄な体のどこに筋肉があるのか、200キロある、子供達に配る用のジュースの空き缶の箱を片方づつ二つ肩に担いで軽がると運んでいた。
「お前の前世は江戸時代の米俵持つ人か? いや、それでも60キロか・・・・・・(諸説あり)」
「米俵って?」
「何でお前は今高校にいる?」
「そこに高校があったから」
「・・・・・・」
正直ここまであきれたのは人生初だ。ここまで人をあきれさせる人なんてそうそういないぞ?
「そういえば、明日休みだけどどこか遊びに行かない?」
「やだ。さっさとネトゲに戻らなければいけないのだ」
「いやネトゲなんていつでも出来るでしょ・・・・・・」
「私この前、有名なプロゲーマーのチームから勧誘受けたんだけど」
「ふぁ!?」
何だその声・・・・・・
「え? なんて誘われたの?」
「『良い提案をしよう。お前もウチのプロゲーマーの所属にならないか?』ってメールが来た。どっから目線だよまったく」
「い・・・・・・行っちゃうの・・・・・・?」
「行かないよ。面倒だし。私は私のペースでゲームしたいから。でも分かったでしょ? 私がどれだけゲームの世界で大事にされているかを」
「ぐぬぬ・・・・・・何も言い返せない・・・・・・」
「そういうわけだから、遊ぶのなら他の誰かを誘っとけ。あと私は眠いから寝る」
「そうだ! じゃあ良い所があるよ!」
「わっ、びっくりした・・・・・・」
この間、0・93秒である。
「明日、学校に着てよ。いいところ教えてあげる」
「それ、楽しいのか?」
「うん。実ちゃんのような人なら絶対に楽しめるよ!」
「私みたいな人って、それどういう意味だよ・・・・・・」
「もしくは今日家に泊まっていこうか?」
「やめてくれ。お前の食欲はブラックホール並みだから一瞬で家の食料尽きるわ」
この前、家に来たときラーメン食べさせたらあの後家にあったラーメン全部食い尽くされたよ。おかげで私の食べる分無くなっちゃったよ。
「まぁ、今日はふる○と納税の返礼品来るからいいんだけど・・・・・・」
「食べに行っていい?」
「某テレビアニメのバカップルって呼ぶぞ?」
「すきやき(のしいたけだけ)は食べないから大丈夫だよ」
「しいたけだけ食わせてやる」
「それだけはご勘弁を~!」
ということで私はしぶしぶながら、休日なのに学校に足を運ぶことになってしまったのだった。
翌日
学校に行くと、校門の前に日菜がなぜかRPGのラスボス感漂う感じで堂々と立っていた。
「来たね・・・・・・勇者実! さあ今日はパーティだ!」
「言っとくけど、私とあるファンタジーRPGで、世界一早くゲームをクリアしたものとしてギ○ス世界記録なってるんだけど。そしてなぜパーティなんだよ」
「そりゃあ遊ぶからでしょ? 実ちゃんが大好きなものでね」
「はぁ・・・・・・それはいったいどういう?」
「めんどくさい説明は後回し! さぁ、移動用の乗り物を召喚しよう!」
「その喋り方だと厨二病と勘違いされるから気をつけるようにな。で、何の乗り物なんだ?」
日菜は右手を高く掲げた!
「おぉ! まさか本当に召喚するのか!?」
そして、私たちの目の前に現れたのは・・・・・・!
「・・・・・・タクシーじゃねぇか」
「タクシーの方が早いじゃん」
忘れている方も多いと思うが、天地学園には、学園内移動専用のバスやタクシー、電車や新幹線があるのだ。生徒はそれらの手段を用いてこのだだっ広い学園内を移動するのだ。
「さぁ乗った乗った!」
「お前の自家用車ではない」
日菜に無理やりタクシーに押し込められ、その後日菜もタクシーに乗車する。
「・・・・・・」
「・・・・・・了解しました」
「一言も喋らずに分かったんですか!?」
アイコンタクトをとったのか、またはテレパシーでも送ったのか。相変わらずこいつのコミュ力は半端ない。
まぁ、昔は嫌われてたんだけどな。(第二話 DETAFILE参照)
「で、結局何も聞かずここまで来てしまったわけだが、結局どこに行くのか教えてくれよ。」
「もう少ししたらね~」
「早く教えろよ!」
いい加減しびれを切らした私は、日菜に飛び掛った。(危険ですので決してまねをしないでください)
「・・・・・・」
(このお客さんたち仲いいなぁ・・・・・・)
「着きましたよ。お忘れ物のないようにしてくださいね」
「どうも」
日菜と一緒にタクシーから降りる。すると私の耳にはとてつもない轟音が響いた。
「うるさっ!!」
あわてて耳をふさぐが、とてもじゃないが私の手だけでは防ぎきれない。
「――――――」
「は!? なにいってるか分からん!」
「だから! ここはゲームセンター!」
「ゲームセンター!?」
うん・・・・・・色々ツッコミたいところはあるけど、まずなぜ学校内にゲーセン?
説明しよう! 実は天地学園、このほかにも使っていない敷地内の土地が腐るほどあるのだ!
そしてもうひとつ、この学園、定期試験で一番のクラスには敷地内の土地に好きな施設を建ててもらう権利を与えてもらえるのだ!
「そのシステムいるかなぁ!?」
「だってそうでもしないと、土地がもったいないんだもん」
「だったらもっと有意義に土地使えよ! 何だよゲーセンって! まぁ嬉しいけど!」
「嬉しいんだ・・・・・・」
「ていうかだんだん耳が慣れてきた。日菜はいつもこんな感じなのか?」
「いつもは来ないよ。ゲームセンターって気を抜くと平気で福沢諭吉とお別れしちゃうもん」
それはお前の金銭感覚がおかしいだけだ。
と、言いたくなるのをぐっとこらえる。さすがに私も言わないでおいてあげるぐらいの気配りぐらいは出来る。
「とりあえず行こ! 時間がもったいないよ!」
「おぉ、待て待て!」
日菜に腕を引っ張られ、ゲーセンの中に入った。
「おぉ・・・・・・はじめてきた・・・・・・」
「プロゲーマー顔負けの腕前なのにゲームセンター来たことないんだ・・・・・・」
(元)重度の引きこもりなめるなよ?
「別に、最近はゲーセンのゲームが家でも遊べるようになったからな。わざわざゲーセンに足を運ぶ必要も無くなってきたからな。」
某リズムゲームとか、某釣りゲームとかだな。
「あぁ、確かに」
「でもどうしてもやってみたいゲームがあったんだよな」
「どんなやつ?」
「こっちだ」
「『プリカツ』?」
「あぁ。このアニメは全部見てある。ちゃんとブルーレイも買ってある。だが、このゲームだけはやったことがなかったんだ」
「へぇ。実ちゃんもこういうの好きなんだね」
「アニメの美少女見るだけで、白米五合食えるぞ」
「発言がおじさんっぽいよ!?」
アニメの美少女は神である。もはや私は彼女たち(と、その声優)に貢ぐために生きているといっても過言ではない。
金は腐るほどあったからな。使い道に困ってたけど、推しに貢げるのだったらいくらでも捧げてやらぁ!
「やってみるか」
「がんばれ!」
人生初、ゲーセンのゲームスタート!
『自分のキャラクターを作るよ!』
へぇ。今のゲームは自分でキャラクターを作るのか。
ならば、彼女たちにふさわしい女にならなければいけないな。
「実ちゃんは目がキリってしてるから、この目のほうがいいんじゃない?」
「そうか? そんなに男っぽい目はしてないと思うが・・・・・・」
「で、目の色はこれじゃない?」
「なるほど。こんな目の色もいいな」
そして・・・・・・
『完成! じゃあゲームを始めるよ!』
「おぉ・・・・・・なかなかの出来だ」
髪はロングヘアー、目はキリっと、声は萌え声、そして高身長のキャラクターが出来た。
・・・・・・いろいろあってない部分があると思うが、そこは目を瞑ってくれ。
「かわいいね! 実ちゃんそっくり!」
「そっくりって・・・・・・私そんなにかわいくないだろ」
「え~? 実ちゃんとってもかわいいよ?」
「・・・・・・お前のほうがかわいいよ」
私はボソッとつぶやいた。
「ん? なんか言った?」
「二度は言わない」
「え~! 言ってよ!」
「わぁ~! 体揺らすな!」
「何あの二人、高校生と小学生が遊んでる・・・・・・?」
「姉妹なんじゃないの? あんなにくっつきあって」
そんな生徒の会話にも気付かず、私たちはにぎやかにゲームを続けたのだった。
追伸
全国一位になりました。
「お前一人で何言ってるんだ?」
私の席の隣で、思いっきり体を伸ばす日菜。
今日の授業は、なぜか肉体労働的な授業ばっかりだった。
一・二時間目は体育。三・四時間目はなぜかボランティア活動だ。ボランティア活動を授業でやるのもちょっとどうかと思うが・・・・・・
「お前、体伸ばすほど辛そうには見えなかったけどな。めっちゃ涼しそうな顔してやってたじゃん」
ちなみに今日、ボランティア活動をしに行った施設は、ウチの学校の附属幼稚園だ。
そして、そんな華奢で小柄な体のどこに筋肉があるのか、200キロある、子供達に配る用のジュースの空き缶の箱を片方づつ二つ肩に担いで軽がると運んでいた。
「お前の前世は江戸時代の米俵持つ人か? いや、それでも60キロか・・・・・・(諸説あり)」
「米俵って?」
「何でお前は今高校にいる?」
「そこに高校があったから」
「・・・・・・」
正直ここまであきれたのは人生初だ。ここまで人をあきれさせる人なんてそうそういないぞ?
「そういえば、明日休みだけどどこか遊びに行かない?」
「やだ。さっさとネトゲに戻らなければいけないのだ」
「いやネトゲなんていつでも出来るでしょ・・・・・・」
「私この前、有名なプロゲーマーのチームから勧誘受けたんだけど」
「ふぁ!?」
何だその声・・・・・・
「え? なんて誘われたの?」
「『良い提案をしよう。お前もウチのプロゲーマーの所属にならないか?』ってメールが来た。どっから目線だよまったく」
「い・・・・・・行っちゃうの・・・・・・?」
「行かないよ。面倒だし。私は私のペースでゲームしたいから。でも分かったでしょ? 私がどれだけゲームの世界で大事にされているかを」
「ぐぬぬ・・・・・・何も言い返せない・・・・・・」
「そういうわけだから、遊ぶのなら他の誰かを誘っとけ。あと私は眠いから寝る」
「そうだ! じゃあ良い所があるよ!」
「わっ、びっくりした・・・・・・」
この間、0・93秒である。
「明日、学校に着てよ。いいところ教えてあげる」
「それ、楽しいのか?」
「うん。実ちゃんのような人なら絶対に楽しめるよ!」
「私みたいな人って、それどういう意味だよ・・・・・・」
「もしくは今日家に泊まっていこうか?」
「やめてくれ。お前の食欲はブラックホール並みだから一瞬で家の食料尽きるわ」
この前、家に来たときラーメン食べさせたらあの後家にあったラーメン全部食い尽くされたよ。おかげで私の食べる分無くなっちゃったよ。
「まぁ、今日はふる○と納税の返礼品来るからいいんだけど・・・・・・」
「食べに行っていい?」
「某テレビアニメのバカップルって呼ぶぞ?」
「すきやき(のしいたけだけ)は食べないから大丈夫だよ」
「しいたけだけ食わせてやる」
「それだけはご勘弁を~!」
ということで私はしぶしぶながら、休日なのに学校に足を運ぶことになってしまったのだった。
翌日
学校に行くと、校門の前に日菜がなぜかRPGのラスボス感漂う感じで堂々と立っていた。
「来たね・・・・・・勇者実! さあ今日はパーティだ!」
「言っとくけど、私とあるファンタジーRPGで、世界一早くゲームをクリアしたものとしてギ○ス世界記録なってるんだけど。そしてなぜパーティなんだよ」
「そりゃあ遊ぶからでしょ? 実ちゃんが大好きなものでね」
「はぁ・・・・・・それはいったいどういう?」
「めんどくさい説明は後回し! さぁ、移動用の乗り物を召喚しよう!」
「その喋り方だと厨二病と勘違いされるから気をつけるようにな。で、何の乗り物なんだ?」
日菜は右手を高く掲げた!
「おぉ! まさか本当に召喚するのか!?」
そして、私たちの目の前に現れたのは・・・・・・!
「・・・・・・タクシーじゃねぇか」
「タクシーの方が早いじゃん」
忘れている方も多いと思うが、天地学園には、学園内移動専用のバスやタクシー、電車や新幹線があるのだ。生徒はそれらの手段を用いてこのだだっ広い学園内を移動するのだ。
「さぁ乗った乗った!」
「お前の自家用車ではない」
日菜に無理やりタクシーに押し込められ、その後日菜もタクシーに乗車する。
「・・・・・・」
「・・・・・・了解しました」
「一言も喋らずに分かったんですか!?」
アイコンタクトをとったのか、またはテレパシーでも送ったのか。相変わらずこいつのコミュ力は半端ない。
まぁ、昔は嫌われてたんだけどな。(第二話 DETAFILE参照)
「で、結局何も聞かずここまで来てしまったわけだが、結局どこに行くのか教えてくれよ。」
「もう少ししたらね~」
「早く教えろよ!」
いい加減しびれを切らした私は、日菜に飛び掛った。(危険ですので決してまねをしないでください)
「・・・・・・」
(このお客さんたち仲いいなぁ・・・・・・)
「着きましたよ。お忘れ物のないようにしてくださいね」
「どうも」
日菜と一緒にタクシーから降りる。すると私の耳にはとてつもない轟音が響いた。
「うるさっ!!」
あわてて耳をふさぐが、とてもじゃないが私の手だけでは防ぎきれない。
「――――――」
「は!? なにいってるか分からん!」
「だから! ここはゲームセンター!」
「ゲームセンター!?」
うん・・・・・・色々ツッコミたいところはあるけど、まずなぜ学校内にゲーセン?
説明しよう! 実は天地学園、このほかにも使っていない敷地内の土地が腐るほどあるのだ!
そしてもうひとつ、この学園、定期試験で一番のクラスには敷地内の土地に好きな施設を建ててもらう権利を与えてもらえるのだ!
「そのシステムいるかなぁ!?」
「だってそうでもしないと、土地がもったいないんだもん」
「だったらもっと有意義に土地使えよ! 何だよゲーセンって! まぁ嬉しいけど!」
「嬉しいんだ・・・・・・」
「ていうかだんだん耳が慣れてきた。日菜はいつもこんな感じなのか?」
「いつもは来ないよ。ゲームセンターって気を抜くと平気で福沢諭吉とお別れしちゃうもん」
それはお前の金銭感覚がおかしいだけだ。
と、言いたくなるのをぐっとこらえる。さすがに私も言わないでおいてあげるぐらいの気配りぐらいは出来る。
「とりあえず行こ! 時間がもったいないよ!」
「おぉ、待て待て!」
日菜に腕を引っ張られ、ゲーセンの中に入った。
「おぉ・・・・・・はじめてきた・・・・・・」
「プロゲーマー顔負けの腕前なのにゲームセンター来たことないんだ・・・・・・」
(元)重度の引きこもりなめるなよ?
「別に、最近はゲーセンのゲームが家でも遊べるようになったからな。わざわざゲーセンに足を運ぶ必要も無くなってきたからな。」
某リズムゲームとか、某釣りゲームとかだな。
「あぁ、確かに」
「でもどうしてもやってみたいゲームがあったんだよな」
「どんなやつ?」
「こっちだ」
「『プリカツ』?」
「あぁ。このアニメは全部見てある。ちゃんとブルーレイも買ってある。だが、このゲームだけはやったことがなかったんだ」
「へぇ。実ちゃんもこういうの好きなんだね」
「アニメの美少女見るだけで、白米五合食えるぞ」
「発言がおじさんっぽいよ!?」
アニメの美少女は神である。もはや私は彼女たち(と、その声優)に貢ぐために生きているといっても過言ではない。
金は腐るほどあったからな。使い道に困ってたけど、推しに貢げるのだったらいくらでも捧げてやらぁ!
「やってみるか」
「がんばれ!」
人生初、ゲーセンのゲームスタート!
『自分のキャラクターを作るよ!』
へぇ。今のゲームは自分でキャラクターを作るのか。
ならば、彼女たちにふさわしい女にならなければいけないな。
「実ちゃんは目がキリってしてるから、この目のほうがいいんじゃない?」
「そうか? そんなに男っぽい目はしてないと思うが・・・・・・」
「で、目の色はこれじゃない?」
「なるほど。こんな目の色もいいな」
そして・・・・・・
『完成! じゃあゲームを始めるよ!』
「おぉ・・・・・・なかなかの出来だ」
髪はロングヘアー、目はキリっと、声は萌え声、そして高身長のキャラクターが出来た。
・・・・・・いろいろあってない部分があると思うが、そこは目を瞑ってくれ。
「かわいいね! 実ちゃんそっくり!」
「そっくりって・・・・・・私そんなにかわいくないだろ」
「え~? 実ちゃんとってもかわいいよ?」
「・・・・・・お前のほうがかわいいよ」
私はボソッとつぶやいた。
「ん? なんか言った?」
「二度は言わない」
「え~! 言ってよ!」
「わぁ~! 体揺らすな!」
「何あの二人、高校生と小学生が遊んでる・・・・・・?」
「姉妹なんじゃないの? あんなにくっつきあって」
そんな生徒の会話にも気付かず、私たちはにぎやかにゲームを続けたのだった。
追伸
全国一位になりました。
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